ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

3109、Cab

2016年09月02日 | Weblog
ニューヨークのタクシー運転手のほとんどは海外からの移民です。
約42,000人いるニューヨークのタクシー運転手のうち、約82%をアメリカ国外の出身者が占めています。
近年はバングラデシュ、パキスタン、インド、ハイチ、エジプトなどからの移民が多くなっているようです。
タクシー運転手の資格を取るには英語の試験を受けなければなりませんが、海外からの移民にとって英語の筆記試験は難関です。
ニューヨークのロドリゲス市会議員が「タクシー運転手の資格試験から英語の筆記テストを無くす」という法案を提出しようとしています。
背景にはスマートフォンによる配車サービス「Uber(ウーバー)」の台頭があります。
Uberの出現でイエロー・キャブは客数が激減しているようです。
私企業であるUberの運転手には英語の試験は無く、運転手もUberに流れています。
タクシーは運転手もお客も、英語が話せなくても何とかなります。
私が “Taxi & Limousine Committee”でリムジン運転資格を取ったとき、タクシーの資格を取るための人も多く来ていました。
このとき英語の試験があったかどうか覚えていません。
試験を受けたような気もしますが、私が受かったのだから簡単なものだったのでしょう。
30年以上前のことなので。

タクシーのことをCab(キャブ)と言い、ニューヨークのタクシーは黄色で、イエロー・キャブ(Yellow Cab)と呼ばれています。
19世紀の辻馬車Cabriolet(キャブリオレ)からきているようです。