ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

2342、辞任

2014年08月13日 | Weblog
いろんな辞任会見がありますが、印象に残っているのはリチャード・ニクソン第37代アメリカ大統領の辞任会見です。
ウォーターゲート事件により1974年8月9日、辞職に追い込まれました。
今年で40年になります。
任期中に辞任した唯一のアメリカ大統領です。

前日の74年8月8日、辞任表明するニクソン大統領(当時)

歴代大統領の中で最も不人気の一人で、悪役のイメージがあります。
ライバル(?)のケネディ大統領とは対照的です。(人相も対照的)
去年はケネディ大統領暗殺から50年目でした。
マスコミでも特集が組まれていましたが、神格化されていました。
私もケネディ大統領を偉大な大統領だと思っていて、アメリカで一番行きたいと思っていたのがダラスでした。
私がアメリカに行った1973年12月は米軍がベトナムから撤退した直後でした。
ベトナム戦争を本格的に始めたのはケネディ政権。
ベトナム戦争からのアメリカ軍の完全撤退を実現したのはニクソン政権。
キューバ危機でソビエト連邦と核戦争寸前までいったのはケネディ政権。
ニクソン大統領は冷戦下にあったソビエト連邦とのデタント(緊張緩和)を実現し、中華人民共和国との国交樹立など平和主義に尽力ました。
ケネディ好きの私としても、政治家としてのニクソン氏はもっと評価されるべきだと思います。
辞任騒動の時もニクソン大統領を擁護する声はありました。