ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

2298、生誕120周年

2014年06月30日 | Weblog
今年は「チューリップ」や「うみ」などの童謡を作曲した井上武士(1894~1974年)の生誕120年になります。
群馬県前橋市出身の音楽家で前橋市では様々な行事が行われています。
4月からJR前橋駅の発車メロディーに「チューリップ」が流されています。(駅前には歌碑がある)

昨日29日は「生誕120周年記念音楽祭」が前橋市のコンサートホールで行われました。
市内の小学校・中学校などの吹奏楽や合唱、プロの声楽家、大学のマンドリン、アマチュアの合唱団などが出演しました。
私の知り合いも何人か出場したので聞きに行きました。
合唱団は井上武士の姪が中心になって昭和29年に発足しました。
現在90歳近くになりますが、昨日も指揮しました。
“うみ”の作詞者は沼田市出身の林柳波です。
沼田市は前橋より北の山の中にあります。
「うみは ひろいな おおきいな」の歌は海なし県の2人だったから誕生した、と言われています。
“チューリップ”は
「さいた さいた チューリップのはなが ならんだ ならんだ
あか しろ きいろ どのはな みても きれいだな」
の歌詞が知られています。
作詞者は近藤宮子です。
このブログを読んでいる人も上の歌詞は知っていると思います。
しかし、“チューリップ”には2番、3番もあります。
2番
ゆれる ゆれる チューリップのはなが かぜにゆれて
にこにこ わらう どのはな みても かわいいな
3番
かぜに ゆれる チューリップのはなに とぶよ とぶよ
ちょうちょが とぶよ ちょうちょと はなと あそんでる

2番、3番は井上武士の作詞です。
井上武士は多くの歌を作曲していますが、校歌も多く作成ています。
昨日の演奏会でも何校かが校歌を歌いました。
*敬称略

演奏会の表紙(左)、“うみ”・“チューリップ”の歌詞(右)