816、世界で活躍する2人のアジア人女性

昨日、大宮ソニック・シティ大ホールで行われたコンサートに行ってきました。
韓国出身のスミ・ジョー、日本の西本智実。
2人は世界で活躍するアジアの女性です。
その活躍は以前から耳にし、CDを聞いたりYou Tubeなどで見ていました。
本物を生で聞きたいとづーっと思っていましたが、昨日1度に見る（聴く）ことができました。
「西本智実指揮withリトアニア国立交響楽団」と題した全国21ヶ所で行うツアーで、札幌から始まり6番目の公演でした。
そこに世界の一流ピアニストなどのソリストを招きますが、スミ・ジョーが加わったコンサートも何度か行われます。

帝王カラヤンがその声を「神からの贈り物」と絶賛したスミ・ジョーのコロラトゥーラは最高でした。
世界の大舞台を数多く経験しているので聴衆を一瞬にして自分の世界に引き込んでしまいます。
ピーンと張りつめた空気の中、神聖とも言える声が響き、歌い終わった瞬間割れんばかりの拍手が起こりました。
CDやYou Tubeでは味わえない世界です。
演奏が始まる前のプレ・トークで西本智実がスミ・ジョーの高音のピアニシモ（PP）に注目してほしいと言っていましたが、納得です。
アジア人が声楽で認められるのは体格や発音などかなりハンデがあるが、スミ・ジョーはそれを超える実力があるので世界で活躍できる、とも言っていました。

最近クラッシック音楽で世界的に活躍するアジア人は増えてきましたが、女性はほとんどいません。
2人は世界的で活躍する数少ないアジア人女性で、11月にはロスやニューヨーク（カーネギー・ホール）で一緒にコンサートを行うそうです。（西本智実はヨーロッパで活躍していますが、これがアメリカデビュー）
「687、Sing、Sing、Sing」も参照
1940年創設のリトアニア国立交響楽団は同国最高のオーケストラとしてリトアニアの文化・音楽の発展に寄与し、毎年海外ツアーを行っていて、今回の日本公演には大統領夫人もメーンバーとして同行しています。
＊敬称略
上の写真は今後の予定。

You Tube
スミ・ジョー
西本智実