ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

686、カーネギー・ホール

2010年01月24日 | Weblog
57丁目と7Aveの角に音楽の殿堂、カーネギー・ホール(Carnegie Hall)があります。
鉄鋼王アンドリュー・カーネギー によって建てられたコンサートホールで、クラシック、ポピュラー、ジャズなど、ジャンルを超えた音楽の演奏が行われます。
2804席を持つメイン・ホールは5階まで客席があり、初めて中に入った時はその大きさに驚きました。
「ここがあの有名なカーネギー・ホールか」と感慨に浸ったものです。
カーネギー・ホールでコンサートをするということは、アメリカはもちろん全世界の音楽家たちにとって夢で、檜舞台です。
日本人で初めてこの舞台に立ったのはアイ・ジョージ(1963年)です。
私はこのニュースを聞いたとき中学生で、カーネギー・ホールがどんなところか知りませんでしたが「すごいな」と思ったことを覚えています。

かつてはニューヨーク・フィルの本拠地でしたが、リンカーン・センター開設(1962)後はその拠点をリンカーン・センターに移しています。
音響効果の良さは定評があり、リンカーン・センターよりも良いという話をよく聞きました。
1960年には老朽化したことを理由にいったんは取り壊しが決まりましたが、名バイオリニストのアイザック・スターンらの努力によって存続が決定し、86年には大規模な改修が行われました。
1991年には盛大に100周年記念の行事が行われ、カーネギー・ホールが今も音楽家たちにとって夢の舞台で、桧舞台であることにかわりありません。
建物は重厚な作りで歴史を感じます。
演奏会のある日は57丁目の正面入口にリムジンが何台も横付けされますが、私もリムジンを運転していた頃、お客を連れてよく行きました。

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