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BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

月の子 -MOON CHILD- 全13巻

2008-02-19 23:33:05 | 読書感想文
昨日に引き続き、清水玲子の漫画をご紹介。
「月の子」は輝夜姫の前作であり、私がLaLaを買い始めた当初連載されてた作品。
読み始めたところが最終回だったので、??な感じでしたが、後日コミックスで読んで見て、その面白かったことといったら
人魚達のお話なんですが、相変わらずパラレルですごい設定です。
アンデルセンの人魚姫(セイラ)の子孫、王子様と人魚の間にできた三つ子が主人公。
人魚の長老はこのセイラの子供が地球を破滅させると予言します。
その過ち(濁った血)を正す(地球を救う)ために純粋な人魚の青年と結ばれねばならない。
この三つ子のうち(見た目は男の子)一名が女性化して、残り二名は女性化した一人を守りつつ、もしも亡くなった場合のスペアなんですね。女性化した一名が死んだ場合に残りのうちどちらか女性化するという・・・なんとも残酷で皮肉です。
物語の舞台NY。名所があちらこちらで出てきます。
地球が滅亡する未来の予言にチェルノブイリの事件も絡んできて、相変わらず少女マンガっぽくないです(輝夜姫よりはましか)。
チェルノブイリ・・・私も当時小学生あたりで「ソ連から放射能が降ってくるよ」と騒いでたのをうっすら覚えてます。今の若い子にはわからないかもしれない。忘れちゃいけないことですよね。この漫画を読んだ人がこの事故について知ってくれるといいなぁと思う。

主人公の三つ子(ジミー・ティルト・セツ)ちゃんはとっても可愛
おなじ顔なのに三人それぞれ性格が違ってて、ティルトは勝気、セツは内気、ジミーはのんびり屋・・・かな?
ジミーが他の二人とはぐれ、事故で記憶を失い(?)人間のダンサーであるアートに拾われる。アートと暮らすうちにアートに恋をしてしまい、そこでジミーが女性化してしまう。しかし女性化したジミーはアート(人間)に対して声を出して話すことができなかった。人魚姫そのものです。
一方人魚姫(セイラ)の婚約者の息子であるショナという青年が現れて、もちろん彼は女性化したベンジャミン(ジミーの女性名)に恋をするんですけど。

絵がめっちゃきれいです。輝夜姫も漫画?!というくらいきれいだったんですけど、月の子の場合ファンタジー要素が強いので、絵もロマンチックでやわらかく、かわいらしい。なおかつアートがダンサーなもんで、バレエリーナとかいっぱい出てきて、これは作者の趣味かもしれん、、、と思いました。

キャラクターなんですが、私はセツが一番好きです。控えめでさりげなくショナに嫌味をぶちかますところが大好き(笑)。ふだんおとなしい割りにだいたんな行動をとるとこがいいです。
女性化したジミー=ベンジャミンはとにかくきれいです。一目ぼれするショナの気持ちもわからなくない。
カップルで言えば、主役のアート&ジミーよりも私はショナ&セツが大好きです。ベンジャミンの婚約者だと知りつつ、ショナを好きになってしまうセツのけなげさにはなんだか切なくなりますね。
ショナはけっこう冷たいヤツで、異性人の元彼女とか人魚の彼女も何人か出てくるし、もちろん人間にももてるし、遊び人風情が漂ってて美しいベンジャミンに夢中になるも、結局コイツ顔だけかよって始めは「いけ好かない」感じだったのです。
少年のジミーを愛し、女性化したジミーにとまどうアートの方がまだ好ましいです。
それでもセツと度々接触するうちに、セツの告白もあってか(意外にやるよね、この子)その魅力に惹かれるショナを見るのは面白かったです。しかもベンジャミンと姉妹(兄弟)とは言えセツの外見は男だし。
だからこそ、あの終わりはショックでしたね。
どうして清水漫画はこうもアン・ハッピーエンドなんだろう。
なのに、いいお話なんですよね。。。読み返すと。うん、名作です。
たぶん月の子好きな人は、同じくセツとショナのカップルが好きだと思うんですよ。悲劇を好む日本人の感性にマッチしてるんだからかな。
あと三つ子のもう一人のティルトも影でずっとセツを支えて、彼が一番の悲劇の主人公だと思います。悪役のような存在でしたが(、この人なりにセツを愛し、人魚姫と同じ海の魔女と地球と自分の命の取引をするのですから。
この人こそ、幸せになってほしかったです。

セツがショナに人魚姫は幸せだって語るシーンがあるんですよね。私はあそこが一番好きです。命をかけれるくらい好きな人に出会えてその命=生を全うする。
そういう面で見ると、アンデルセンの童話もただかわいそうなお話ってだけではなく、別の視点で見れそうです。

チェルノブイリ原発事故について(ウキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85

輝夜姫 全27巻

2008-02-18 22:21:48 | 読書感想文
私が学生時代(高校生)に買ってたLaLaという雑誌に連載されて以来、大好きな漫画です。毎巻コミックスが出るごとに集めてたんですが、あれから十年あまり、最近はめんどくさくて買ってなかったら・・・終わってました。ついこの週末最終巻2巻を無事買って、改めて1巻より読み直してみました。
このお話かなりスケールが大きくて、これは少女漫画か?と思うほど、難しいテーマを扱ってたりするんですよ。(まるで鋼の錬金術師だね)だから、1巻1巻買ってたときは、ちょっと何ヶ月か空くと話が見えなくなってしまったりするのですが、久々に一気に読むと面白かったです。改めてコレを書こうとした作者はすごいなぁと思ってしまった。
もともと作者の清水玲子が大好きで、前作「月の子」も今でもめっちゃ好きです。
月の子がファンタジー系なのに対し、「輝夜姫」は更にダイナミックに、スケールの大きいお話でした。
設定は子供時代に奄美諸島のある島に集められた子供たちがかぐや姫の生贄だったというところから始まり、大人になり実は自分たちは世界の要人達の臓器移植ドナーだったとか、最後にかぐや姫の呪いを解くため、月の石を月へシャトルで飛んで返すというSFは出てくるわ、、、なんでもありでした。
主人公はボーイッシュな女の子=晶なんですが、彼女の美しさに後半はドナー達がお互いライバル関係になるというなんともおいしい話。
晶にいたっては男女関係なく、養母・養父から近親相姦(血がつながってないから性的な関係かな?)をされるわ、一緒に育ったまゆはレズっぽいし、とにかくありとあらゆる人間から愛され(襲われ)まくります。
生贄メンバー(ドナーメンバー?)のミラーとサットンはゲイ的展開があるし、恋愛事情もこの漫画はちょっと少女漫画の枠から超えてます。ま、そういう基準で考えられないほどのお話なんですけど。

でも、ラストはちょっと衝撃。晶がかわいそう。
たしかに人生の最後はミラーに愛されて幸せなんだろうけど、私は由と晶のカップルが大好きだったんで、この二人と碧も一緒に幸せになってほしかった。
中盤あたりから晶が由をどうしようもなく好きでたまらないのが切なくて、碧に嫉妬してるのがわかる気がしました。
いつも由と会う晶は泣いてるしね。
それに比べてミラーは晶が望む欲してる言葉をいつも与えてて、晶が自分で「私は言葉に飢えてたんだ。。。」って気がつくとこが、女だなぁと思いました。
女っていつも言葉に飢えてますよね。
けれど、常に動物的に動く由は晶のその気持ちには気がつかない(っていうか、理解できないかも)。

それでも私は由がやっぱりこのお話の中では一番好き。
人間じゃないからでしょうかね。
かぐや姫と人間の間に生まれた子供で、空を飛ぶことができて、超人的な肉体を持って、自由で何者にも縛られない。
素直でいつも人のいうことを聞く由。
親友の碧が大好きで、碧のことを思うと泣いたり落ち込んだり、言葉も発しなくなってしまう。でも晶もやっぱり好きで本能のまま晶を抱きしめたりしてしまう。
見栄とか、嘘とか、人間の持つ建前やごまかしが一切無くて、とてもシンプルで好きです。
誰も倒せない由のクローンYUIを由が倒す、みんながその美しさに見とれる場面。「由ほど美しい獣を私たちは知らない」という台詞。ゾクゾクしましたね。
でも最後に碧が死んでしまって、由も死んでしまう。
千年も生きたかぐや姫の子供(人間とのハーフ)なのに、同じ天人の倭に殺されるなんて、ええっ!って思ったけど、碧亡き後、生きてる由というのもはっきりいって想像できないので、この結末はやっぱり悲しいけどありなのかなぁと思いました。
なんだかんだいって、由と碧の友情が一番感動しました。初めの頃は恋愛でもないし、なんかなぁ、、、と思ってたんだけど、碧が植物状態になって何も言葉を交わさなくても見詰め合ってるだけでお互いを分かり合える二人の場面を見て、晶ではないけど、割り込むとか二人の中に入るとかそういうレベルのもんじゃないよなぁと思いました。
まゆを救った碧の行動にも感動したし、晶と由との関係、碧と由との関係、そして晶との思いに阻まれて、喘息があるわ、胃がんにもなるし、植物人間にもなるし、一番苦労人はこの人かなぁと思ったりする。
だから碧が死んだ時はほんとに残念でした。まさか死ぬとは思ってなかった。

主要キャラの話はここまでで、ドナーのメンバーもみんな魅力的です。
中でも面白かったのが、ミラーとサットン。
サットンの片思い?でしたが、この二人のやり取りは面白かった・・・!!
けっこう難しいテーマが絡んでる漫画の中で唯一の息抜きみたいでした。
ミラーのイギリス王室の戴冠式の場面はすごかったね。
あの背景といい、すごいアシスタントもがんばったんだろうな、、、みたいな。
ミラーもおいしいキャラでした。
始めはハリウッドスターですごい柄が悪く無口だったのに(顔は良かった)、その次が没落貴族で、実はイギリスの皇太子で最後に英国国王だったし、晶と結婚しちゃうし。後半からますます美しさに磨きがかかって、春蘭ではないけど見とれるよね。
最後に晶のお目付け役「高力士」が好きでした。まさかマギーにあんなふうに殺されるなんて、あんまりだぁ。。。と思ったけど。
清水先生の作品ってどうもハッピーエンドがあんまりないのよね。
まるでアンデルセンの人魚姫のように、悲しくてそして美しいって話が多い。
でもって、「輝夜姫」にいたっては人は殺しまくるし、主要登場人物もだいぶ死んじゃうし、ひでぇ・・・と思ったけど、やっぱり面白くて、すごい話だと思ってしまった。
読み終わった後も引きずってしまい、なかなか「輝夜姫」ワールドから抜け出せません(笑)
絵がきれい。まるで絵画を見てるような漫画です。

VOCALIST3

2008-02-17 23:32:41 | MUSIC
先月コンサートに行ってきたとき、会場で買ってきました。
以来通勤時やプライベートで車の中でいつも聞いてます。
今回は前作の2つよりも(VOCALIST1&2)よりも更に良いのではないかなぁ、、、と思うのですが。
日々徳永さんの澄んだ歌声に癒されてます。
シングルカットされた「恋におちて」が収録されてます。
この歌はめっちゃ好きですよ。歌詞がね。
吐息を白いバラに変えて。。。なんて切なすぎる。
あと2番の英語版が、イイ。
不倫の歌というのはいつも切なくて、けっこう名曲が多いなぁと思います。
やはり「不倫は文化」(By石田純一)なんでしょうか?

あと好きなのは「PRIDE」、「わかれうた」は中島みゆきの歌声が徳永さんになるとこれはこれでまた雰囲気があって好きです。
「元気出して」は落ち込んだとき励まされますねぇ。竹内まりや、島谷ひとみバージョンも大好きな歌ですが。
意外にこのCDで好きになったのは「Time goes by」と「月のしずく」。「Time goes by」はめっちゃ好きだ。

収録曲(オリジナル)
01. 恋におちて-Fall in Love- (小林明子)
02. PRIDE (今井美樹)
03. 桃色吐息 (高橋真梨子)
04. わかれうた (中島みゆき)
05. やさしいキスをして (DREAMS COME TRUE)
06. Time goes by (Every Little Thing)
07. たそがれマイ・ラヴ (大橋純子)
08. 元気を出して (竹内まりや)
09. ENDLESS STORY (REINA starring YUNA ITO)
10. まちぶせ (石川ひとみ)
11. 月のしずく (RUI)
12. 迷い道 (渡辺真知子)
13. CAN YOU CELEBRATE? (安室奈美江)

うちのお雛様

2008-02-16 23:51:16 | のほほん日記
今年もお雛様を飾ってみました。
バレンタインも終わり、2月15日に某ショッピングセンターへ行けば、
もう食品売り場もひな祭りでいっぱい。
それ見てそうか、あと2週間でひな祭り,お雛様をだしてあげよう、、、ということで。
ついつい2月末まで出すのを忘れてて、結局一週間しか飾らなかったなんてことも過去にはあったのだが、せっかく出したのに、1週間なんて寂しすぎるわよね。
実は一時期出すのがめんどくさくて、2,3年飾らなかった時期があったの。
昔は母が飾ってたんだけど、これ組み立てるのがけっこう大変でねぇ。
でも夢に出てきたんだよね。
お雛様が。
別に何かを訴えるとかではないんだけど、
夢の中で自分がお雛様出さなきゃ。。。なんて言うので、そん時は気になちゃって、、、出し始めました。

数年前から自分で何とかがんばって組み立ててます。
うちのは祖母から母が受けついた7段お雛様でございます。
葛籠に入れられてるとこが時代を感じさせられます。
私は見本の紙とにらめ合いっこしながら組み立てるので、
完成に1.5~2時間ぐらいかかります。
コレでも慣れてきたなぁと思う。
悲しいことにしばらくほおっておいた時代があるので、
お人形さんがカビにやられてたり、
首がもげてたり、頭に寝癖がつきまくってたり、
雪洞やその他色々な付属品がかなり壊れてます。
いつもいつもごめんなさいって思います。
きっと夢はお雛様のSOSだったのかも。
今となっては反省してます。
去年から人形用の防虫剤、防カビ剤入れてます。
それでも一度痛んでしまったのは取り返しがつかないのだけど、
せめてホントの桃のお花とお酒と雛あられを今度買ってきて、
お供えしてあげようと思います。

ディープでふしぎなハワイのおはなし

2008-02-15 23:13:01 | 読書感想文
前々から読みたかった本です。
実は住んでみたい土地というとまっさきに浮かぶのがハワイだったりします。
留学とかではなく、定住という意味で。
長い人生の中である期間だけハワイに住んでみたい。

私とハワイの出会いは学生時代です。
卒業旅行でオアフ島へ行きました。
あの時は、とにかく日本人がみんな行くというハワイへ行ってみたかった。
そして、初めて見るハワイはほんとに美しかった。
美しい海とからっとさわやかな風、青い空を見るとどうして日本人がここへたくさん来るのか、ハワイに住みたがるのか、わかる気がした。
私はそこで初めて体験ダイビングをしたのだが、
水の透明度がとにかく高く、まるで別の世界に居るかのようだった。
初めて泳ぐ南の島の海の記憶がハワイで良かったと思う。
海だけではなく、広いパイナップル畑、ノースショアのサーファー、ダイアモンドヘッドなどハワイは緑も風もすべてがきれいだった。
でも、あの頃はハワイはなんでアメリカなのか、ハワイ人の存在でさえ知らなかったと思う。

しかしこの本に書かれてる内容は、旅行者である私たちがハワイと聞いて思い出す、オアフ島やワイキキビーチやアメリカンティストなど一つもなく、
あるのはハワイという国のこと。
そう、ハワイは国なのだ。国だったというべきかな。
何千年も前にタヒチから海を渡ってきた人たちが、もっと前から居た先住民とともに作り上げた歴史があり、風土があり、土着の民族が居た。
そんなハワイのディープな内容が詰まってます。
歴史、宗教、言葉、音楽、踊り、伝説などなど。
最後にハワイ語がついてるのがうれしいですね。
ハワイは日本語が通じる、英語でしょ、、、などと思わず、ハワイの言葉を覚えて、次にハワイへ行きたいものです。
作者はあのカメハメハ大王の血を受け継ぐ方です。
祖先から口語で伝えられたハワイのことをこの本にしてくれて、ほんとにありがとうという感じです。
私も実はハワイ、しかもハワイ島に住んでみたいのです。
ハワイの風土やマナを感じる心、フラの精神など以前から色んな雑誌や本で見かけてて、ハワイのことが気になってました。
この本を読んで、やっぱりハワイの島々へ行きたくなりました。
特に神話のお話が好きです。ぞっとする話や怖くなるお話もありますが、どれもホントのことだろうなと思います。

○ディープでふしぎなハワイのおはなし タマラ・ピイラニ・エルドリッジ
 ゴマブックス

バレンタインプレゼント

2008-02-14 23:11:45 | のほほん日記
私はあんまり仕事のことはブログには書かないのですが、
今週は私の直属上司Zさんがタイへ家族旅行へ行ってるため、
その上の上司のFさんが事務所に仕事に来てます。
Fさんは会社の別の施設の所長なので、普段は施設に居る方です。
何度もいうが、私はFさんが好きだ。
穏やかな性格で真白な白髪とお髭がとても上品に見える。
私の中でR社のショーンコネリーと呼んでる。
アイリッシュ系というのがまたいいのかなぁ。
しかしFさんと一緒に仕事すると100%英語である。
Zさんが日本語堪能でいつも日本語オンリーなため、
いざ英語100%な状況になるとかなりしんどい。
おまけに今日はFさんがここで仕事してるせいか、
施設の他の駐在員さんが来たりR社の下請けのI社の人も来たりして、ますます英語付け。
ある意味うらやましがられるほどの、いい環境なのだが、やっぱり言葉のジレンマがあって疲れる。
私の英語も半分くらいしか通じないので、お互い「ちゃんと伝わってる?」みたいな半信半疑で仕事を進めていく。
やっぱり通じないとへこみます。
でもどうもふだん英語を向上しようって気にはならないのよね。現状維持できればそれでいいやって思ってます。とにかく今持ってる能力を落とさないように、辞書片手に英語の指示のメールを訳するので精一杯です。

ところで、今日はバレンタインです。
日本のバレンタインは女性が男性にチョコレートをあげる日なんだって、Fさんに教えてあげたらびっくりしてた。
アメリカではバレンタインはどちらかというと恋人達の日。夫婦でもいい。大切な人に花を贈ります。
もちろん仲が良い友達にプレゼントを贈ったって良いし。
だからアメリカの花屋さんはバレンタインは一年で一番大忙し。
まるで日本の母の日みたいです。
たいていは男性が女性に花を贈るのが普通みたいですけど、あとプレゼントとか。Fさんは以前奥さんのJさんに花を贈ろうと花屋に配達を電話で頼んだそうだ。しかし帰って見れば奥様はご不満な様子。
なぜなら電話で花の配達を頼むなんて簡単すぎるからだ。
You have to do something!!
(あなたはなにかするべきよ=行動で示しなさい)
ということだ。
電話ではなく、直接店に行き、花を選び、それを妻に手渡しする。
さすがアメリカ女性は強い。。。と思いました。
だからでしょうか、日本の女性からチョコレート!!を渡すというのは非常にユニークと受け取ったみたいで、事務所に用事があってきた駐在員Vさんにもこのことを教えてました。プエルトリコ系のVさんも日本のバレンタインにはびっくり。
男は何するべきだ?と聞いて来たので、3月にホワイトデーというのがあると教えると2人も不思議そうだ。
ついでに日本のバレンタインは、お菓子業界の策略だと教えるとますます「面白い」と言ってました。

そして今日私もプレゼントをFさんの奥様Jさんから頂きました。
クリスマスといいもらってばっかりだなぁと思いつつ、素直にうれしいです。
しかも、とっても素敵なペアのマグカップ。
表紙の鳥はCardinal=カージナル、日本名ショウジョウコウカンチョウです。
たしかこの鳥は日本には生息してないですよね。
アメリカでは人気で、野球の球団名(カージナルズ)にもなってます。
とさか頭がとってもかわいい。
私のお気に入りになりそう。
Zさんが留守の間はしっかりFさんと仕事をがんばらなきゃ、、、と思います。

シルク

2008-02-13 14:16:11 | 映画・TV・観劇
日本とカナダとイタリア合作の映画。
舞台はフランスの田舎町と日本の東北地方のある村。
養蚕の卵を求めて、ヨーロッパから見たはるかなる日本が描かれてます。
これは日本人が見ても新鮮だと思う。
映画の中の日本の持つ神秘さや美しさにはっとさせられる。
これを見るとさぞかし日本という国は遠かったであろう。
江戸時代末期のまだ鎖国状態の国、ユーラシア大陸の端っにある島国に過ぎませんからね。
だからこの主人公や奥さん、関係者達も送り出すときは今生の別れのような気持ちだったと思う。
フランスから馬車でウィーンへ、そこから鉄道でキエフ、そしてキャラバンでユーラシア大陸を横断、日本海を渡り山形へ。
具体的な場所は出てこないけど、酒田や最上川、信濃山などの地名が出てきます。
日本の村を見て、たしかに山形や秋田あたりの山奥の温泉地を思い出させる風景でした。冬って言うところがまたらしいです。
主人公が魅せられる少女を演じた女優さん、あどけない顔なのに、すごく妖しくて色っぽい。あんな幼い妻が役所広治の妻だとは、なんかびっくり。
それと対照的に主人公の妻役のキーラナイトレイのキリっとした演技が良かった。パイレーツ・オブ・カリビアンのおてんばイメージが強いんだけど、この人にはどこか気品があるよね。劇中で出てくる庭がすごく美しくて見とれちゃった。ユリに藤にほんとにきれい。あんなお庭がほしい。
またフランス在住のマダム役で中谷美紀が出てきたときはびっくり。ドレスが似合ってました。マダムが読む手紙の内容、それは妻が夫に宛てた内容ですが、目の前にいるだんなが自分の知らぬ異国の地に見せられ、そこの誰かも知らぬ女性に恋をしている。そばにいれば口には出さずともわかってしまうものです。それをわかってて何も言わず、そばにいてなおかつこんな広い心でこんな内容の手紙がかけるとは、深い愛を持った女性だなぁと思いました。とにかく緑が映像がきれいです。

コルシア書店の仲間たち

2008-02-12 16:24:30 | 読書感想文
イタリアというと女性に人気の観光地で、
イメージはパスタにジェラードにグッチに華かやなブランド達。
でもこの本の中に出てくるイタリアはそんな華やかさはなく、
どこか地味で、貴族でさえ質素な印象を受けてしまいました。
ミラノにあるキリスト教のとある思想を受け継ぐコルシア書店。
そこの仲間として迎えられた作者の目からみた、1960-1970年代のイタリアの人々。
ここに出てくる人たちはどれも寂しくて少し孤独で、だけどそんな人たちと作者のやり取りはほんとにあったかく感じられました。
素朴で素敵な仲間たちの話は、美しく切ない映画みたいだ。
こういう風に見ず知らずの国に住む人々の人生を垣間見えるエッセイがすごく好きです。
文章もきれいで、また彼女の別な本を読んでみたくなりました。
ここに出てくる保養地であるイタリアの田舎に行ってみたいですね。

○コルシア書店の仲間たち 文春文庫 須賀敦子

スウィーニー・トッド  フリート街の悪魔の理髪師

2008-02-11 16:54:15 | 映画・TV・観劇
ジョニーデップの最新作の映画を見てきた。
それもミュージカル
ジョニーデップが歌うなんて意外だけど、彼もともと俳優ではなくミュージシャン志望だったわね。
これはNYのブロードウェイのミュージカルで、
私が留学中に公開されてたので知ってます。
当時ちょっとホラーっぽい内容だと思ってたけど、(実際見に行きませんでした)
映画で見るとホラーというより、かなりグロテスク。
血・血・血!!
Bloodyだと聞いてましたが、映画を見てもう気持ち悪いので、殺戮シーンはためらわす手で目を覆ってました。ご飯食べられなくなりますよ。
まぁ、あのティム・バートンが監督だからここまでグロイ映画になるのかも。
脇役の女優さん(監督の奥さんだったとは知らなかった)や、あのハリポタのスネイプ役でおなじみのアラン・リックマンがすばらしかった。髪形と服装を違っただけでああも別人に見せるとは、びっくりです。そしてまたハリポタでロンの買ってたねずみ役で出てきてたキャラの役者さんティモシーさんもいい味出してた。
あと始めにジョニーのカミソリの餌食になるイタリア人理髪師がけっこう好きでした。
最後に亡くなってたとばかり思ってた愛妻に会えるのですが、結末が悲しい。あそこのシーンはやられた・・・と思いました。
ジョニーデップの歌声はまぁまぁかな。あんまりミュージカル向きじゃないかも。しかし変てこな役がほんとに似合うよなぁ。

おじいちゃんの1周忌

2008-02-10 01:06:29 | のほほん日記
今日はおじいちゃんの1周忌の法事があり、
父の実家にて、久々親戚一同が集まりました。
懐かしい顔がいっぱい。
それにしても祖父が亡くなって一年が経ってしまったなんて、なんだか信じられないです。
親戚付き合いは昔はめんどくさいなぁと思ってたんですが、
最近は親戚の人たちが集まった場で一緒におしゃべりするのが楽しくなってきました。
今日も2000万円出して宇宙旅行へ行きたいか、行きたくないかで2つに別れ、、、盛り上がりました。
ちなみに私は行きたいほう。
法事の後、みんないっぱい飲んで食べてしゃべって、とってもにぎやかで、おじいちゃんの良い供養になりました。
うちのじいちゃんもきっと喜んでると思う。

さて、北海道に住む伯母さんからお土産にROYCE'のポテトチップチョコレートを頂きました。初めて食べる味です。
ぜったいはまるから!!
という伯母さんの言葉に半信半疑だったのですが、
食べてみると、
たしかに、うーん、不思議な味。
しょっぱいんだけど、チョコの甘さが後から来てなんともいえない癖になるうまさが。。。チョコレートの柿ピーのようなものか。
これ冬期限定らしいです。