BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
読んだ本や見た映画、食べた料理、旅先、育児や日常のことなど、趣味をつらつら語ります

檸檬/蜜柑

2008-02-23 23:06:18 | のほほん日記
弘前劇場の公演「檸檬/蜜柑」を見てきた。
あらかじめインターネットで前売り券を申し込んだのだが、
直前で津軽comの招待券が当たった。ラッキー。
受付の方々にも「おめでとうございます」と言われたよ。
弘前劇場は、地元の劇団ながら最近メキメキと活動が注目されつつある劇団なだけに、本日の昼公演のスタジオ☆デネガの中の席は満席状態。追加のパイプいすまで出るほどに。
私が今まで見た中でも一番かもしれない。

今回は舞台セットが豪華で素敵だった。
物語はある城下町にある古本屋「檸檬」。
バーカウンターがあり、中央にはビリヤード台がある。店内は往年のジャズ音楽が流れ、とても素敵な雰囲気。
居心地のよいソファ、古い本、玉を突く音がして、コーヒーの匂いが漂う。
実際こんな本屋があったらぜひ通いたいものだ。
話の中では、大学生や新聞記者、下の階にある八百屋の主人、、など色々な人が集います。
津軽弁での会話はなんだかほっとさせます。
すごく身近に感じられて。
八百屋の奥さんがまた面白いです。思わず笑ってしまった。お客さんたちもたまらずみんな噴出してる!
すっごい長いせりふを見事な津軽弁でベラベラと一気にまくしたてます。彼女が地元の人ではないとしたらすごいよなぁと思う。舞台中央のビリヤード台で登場人物たちが玉突き勝負をするのですが、みんなうまいです。この演技のためにやっぱり練習したんだろうなぁと思いました。
ビリヤードって奥が深いですよね。
見てて、カツンとボールがポケットに入る音が好きです。
最後はちょっとした出来事があるのですが、それよりもクライマックスまでの過程で登場人物それぞれが抱える問題、生き方をほんのちょっと匂わすような台詞が好きです。