BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
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ニューヨークが教えてくれた幸せなことば

2007-12-04 23:37:12 | 読書感想文
私がちょっと元気がないときにこういう本を読みたくなる。
背帯には「人は人に癒される」と書かれてる。
やっぱり何が一番人生を豊かにさせるかと思うと、「人との出会い」かなぁと思ってしまう。
そんな出会いが身近によく起こるのがニューヨーク。
この作者が本の中でよく地下鉄やバスの中やチケットやトイレの行列などあちらこちらで見知らぬ人とよく話すのだが、これは非常によくあること。
ここで気があってアドレス交換しちゃうのも有り。
気さくでオープンでユーモアたっぷりなニューヨーカー達の優しいことばがいっぱい。
ハワイ出身の彼女が地元の親を心配しつつも帰らない理由・・・私はやっぱりここが好きなのよねぇ。。。わかります、わかります。汚くて猥雑で寂しくて冷たいとこもあるのに、どうにも離れがたい魅力をたたえた街がニューヨーク。
そして忙しいこの街だからこそ、ゆとりをもってほしいという願いが込められたことば、成長する子供の未来に「立ち止まってバラの香りをかぐような人生を」と。
ちょっとした簡単なフレーズとエピソードがいっぱい短く添えられています。
薄くて読みやすくて、ちょっとニューヨークが恋しくなったら読めて気分が味わえちゃう本です。ニューヨーク好きにも英語の勉強がしたい人にもお勧め。

◎ニューヨークが教えてくれた幸せなことば。
岡田光世 中経出版 952円