BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
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草津良いとこ一度はおいで♪

2007-12-29 21:42:43 | 旅行
いよいよあこがれの草津温泉へ泊まりました。
最寄の「長野原草口」駅からJRバスで30分、山道を登ったとこに突如大地の裂け目のようにこじんまりした温泉街が現れました。
バスターミナルから宿泊先まで歩いて10分ぐらい。
途中草津を象徴する有名な湯畑の前を通りました。
もう町中が湯気でホカホカ。。。かすんで見えるほど、すごいお湯の量です。
それもそのはず、草津は湯量が日本一らしいです。

宿泊先のお宿は「望雲」(http://www.hotelboun.com/)という老舗ホテルです。
その昔『小林一茶』や『十返舎一九』も訪れたという歴史のあるお宿。
改装改築を重ねてるので、中はすごくきれいで風情があります。
さすが俳人ご用達の宿。
夏から予約を早めに取ったおかげで直接オンライン予約で本館ですが安めに取れました。(1万7千円・一名につき)
これだけの老舗だから、けっこう新館や上の階のお部屋になると3万とか5万とか(一名でね)しちゃうんです。
そして今回のオンライン特典で「選べる浴衣」というのがありました。
ここでは常時100種類ほどの浴衣があって、好きな柄とか色を選べるんです。
これは女性に受けるでしょう。
私たちもウキウキして選びました。
今回の旅友Tちんは優しい感じのホワイト(少し黄色がかかってる)にピンクのお花が散りばめられた柄。帯は緑です。私は黄色を選びました。普段黄色の着物なんて着ないから、、、こういうときに着ないとね。帯はエンジ色。
しかし浴衣の着方を知らない私たち。うーん、着付けできないからすんごい適当。でもTちんはちょっと習ってたらしい。
その後早速私はお風呂へ。温泉行くと私は泊まりなら4回は入ります。
なんで脱いだり着たり、、、激しいからあんまりちゃんと浴衣着てもどうせ脱ぐから意味がないのである。
お風呂はこのホテル3つもある。それぞれ露天風呂がついてる。
泊まった日の夜は女性が1つ、男性が2つのお風呂を割り当てられてました。
さて、この日のお風呂「遊山の湯(ゆさんのゆ)」へここは2つの源泉:西の河原、万代鉱の2種類のお湯の内湯があって、広くてとてもきれい。2つのお風呂の内湯を楽しみ、露天風呂も堪能。旅の疲れが取れる。。。ああ、いい気持ち。幸せ。
酸性だからちょっとはじめはお肌がピリピリします。ちょっと口に入ると渋いような変な味!でもお風呂のお湯がぬるめなんですごくやさしくお肌がつるつるになります。
あがったらちゃんと水も用意されてて、いい配慮です。
部屋に戻るとTちんは仲居さんに着付けをしてもらっており、すごく決まっておりました。ちょうどご飯の時間になっていて、すでに料理が運ばれてました。
会席料理。なべはきりたんぽでございます。おつくりや炊き合わせなどもう食べきれませんわ。
食後はちょっと湯畑を回りながら温泉街を探索。Tちんは父上へのお土産の日本酒を物色。湯畑はライトアップされててすごくきれい。しかしものすごい湯気で写真を撮ろうと試みたら湯気がフラッシュに反射・・・なんだか心霊写真のような怖いものが取れました。難しいですね。この時期なんでカップルが多いこと!!湯畑の周りには足湯もあってみんなのんびりしてます。そして草津の湯へ訪れた歴代の著名人の名前がずらりと書かれてました。うーん、さすが有名ね。与謝野鉄幹夫妻に斉藤茂吉とか最近の人ならいいのに、源頼朝とかあげくに日本武尊(やまとたけるのみこと)まで・・・!!どんだけ~だよね。
さすが有名なだけある、あらためて草津の著名ぶりを実感。
と、温泉街で何やら不思議な建物を発見。「関の湯」と書かれてあり左右に扉があり「女」「男」とかかれてある。どうやら公共の共同湯らしい。しかも無料。すばらしい。草津の温泉街にはこういう無料の共同湯がいくつかあって、私は一度ホテルに戻りタオルを持ってこの共同湯に入ることにした。
まずこの関の湯。入り口に定員3名までと書かれてる。
なるほど中に入るとすごく小さい細長い三角形の石でできた内湯だ。しかし5名ぐらいはなんとか入れるんじゃないだろうか。それを3名と書いてるとこがまたいい。
早速入る。お湯がいい!!かけ流しでなみなみと蛇口からお湯が注がれ、誰も居ないので貸切MY風呂である。すばらしい!しかもこの関の湯・・・妙に居心地がよくちょっと長居してしまった。この共同湯の閉店時間は午後10時。まだ30分ぐらい時間があったので、湯畑の前にもあった「白幡の湯」へも行った。ここは関の湯よりも大きく木で作られた内湯が2つ。奥が熱めである。私は手前のぬるめの方にはいった。場所が場所だからか席の湯とはうって変わりものすごい人!!次から次へと来るわ来るわ。さすがに2度目だから長湯せずに直ぐに上がりホテルにもどりました。
しかし帰ってからこの温泉の効果がガタっと体に来ました。酸性のお湯というのは、後から体に来るのでホテルでも上がり湯を勧めてます。しかしこの上がり湯を共同湯ではしなかったのだよね。部屋には布団が敷かれて居て、そこに倒れこみました。体がだるくて重くて固まって動かない。強烈な眠気のようなものがきて目があけられない。Tちんがお風呂に行ってる間にしばしまどろむように目をつぶってました。寝ては居ないんだけど眠りに入りそうなあのまどろみの状態が続きました。けして辛いわけではなく、むしろ疲れが心地よいという不思議な感覚。
それからしばらくしてTちんも戻ってきて、しばしおしゃべりをしてたらだんだんとだるさも抜けてきました。結局12時30分ぐらいまで起きてて寝る前にも軽くまたここのお風呂に行ってしまった。
次の日の朝はご飯の前に、昨日の男湯と入れ替わった2つのうちのひとつのお風呂へ、ご飯の後チェックアウトの前にもうひとつへ2回も入りました。温泉三昧とはまさにこのこと。すっかり堪能です。
草津は朝から大雪でした。昨日とはうって変わり、雪国ですね。
私たちは思い荷物を抱えバスターミナルへ戻りましたが、なんと雪でスリップ事故が発生して交通状態が麻痺してました。予定のバスは乗れず、結局1時間以上待ってやっとバスに乗れました。もうダイヤもめちゃくちゃでしたが、特に急いでたわけでもなく、帰りもローカル線でちんたら帰りました。さすがに高崎からは新幹線あさまです。やはり便利ですね。
今回は泊まったホテルが温泉がいっぱいあるので、かなり慌しかったかも。それでも温泉にたくさん入れてよかったです。いいホテルだったし、人にもぜひ勧めたいとこでした。ただ温泉街の共同湯はほかにもたくさんあって「千代の湯」とか「大滝乃湯」(有料)とか「西の河原大露天風呂」(有料)とか、入れなかったのが心残りかしら(笑)草津名物・湯もみショーも連休中はお休み(冬季休み?)でした・・・
草津のことを色々調べてお世話になったHPです。
http://www.kusatsu-onsen.ne.jp/index.html