My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

音叉で調律はもう珍しい?

2006年12月09日 | 観たこと聴いたこと
「ピアノの音が地球上の何から創られているいるかというとね、
鉱物と動物と植物から、なんですよ。」
調律師さんは快活にそう言った。

年配の音の方で、無口な技術屋さんかと思いきや、それは全く違って饒舌な人である。
結構興味深いたくさんのことをお聞きしたような気がするが、
覚えているのはこんな事くらい。(笑)
そのほかはきっと、とんでもないときに、思い出すのだろう。(笑)

ピアノの高音部の、硬い音が心地よく聴こえてきた。
何故だかしだいに嬉しくなってくる。
調弦しているときを思い起こす。
ぼんやりとコーヒーをのんでいたはずが、
気がつくと私は、いろいろ質問したりし、写真を撮らせてほしいとお願いし、「こういう場面に巡り合えてよかった~」などとしきりに感嘆。

曰く
「ピアノは飾り物じゃないから…毎日弾いてやらなければぼやけた音になるんですよ。」
ピアノもそうなのか・・・。
「フェルトを締めてやることで、音がクリアになるんです。」
「ハンマーについているのがそれですねー?」
「そう。フェルトは放って置くと、ふやけてきます。調律のときにそれを締めるんです。でもいつも弾いていると、フェルトを締める効果がある。」
「なるほど!トントン、とピアノ線を叩いた振動で、締まるんですね?」(お茶の缶をトントンして、堆積は減り堆積は減り密度は高まる、を連想する私。的外れかな?)
「そして弾く事により、ピアノの中に風を送る。それがとてもいいことなの。だからどんどん弾いてあげなきゃ。」
んん、バイオリンとおんなじ感じ。楽器は・・・弾かなくちゃ。

一通り調律が済み、やにわに調律師さんが弾き始める。いい響き~。
そして素晴らしい演奏。
何の曲ですかとたずねたら、
「あら、知らないの?知床旅情だよ♪」
(@_@;)
すんごい豪華アレンジ。コンチェルトみたい・・・。

後からj子さんに聞いて知ったのだが、機械を使わず音叉で調律するという数少ないお方であるらしい。有名なピアニストに呼ばれて調律することもおおいとか。なぜかここに?(いや失礼、J子さん)

ピアノをされている方には珍しくも無いかもしれない調律の様子、私は興味深々だった。
鉱物、植物、動物~♪らんらん。
「いやぁ~すきだなぁ~アナタのような人。」って、私気に入られてしまった。(*^_^*)
コメント (12)
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凍てつく朝に

2006年12月09日 | 或る日或るとき
マイナス4℃になったので、少し暖かくなった気分。
今朝娘と、その友達Mちゃんをを某市のスポーツセンターまで送リ届けた時は、マイナス10℃でした。今日はバレーボール男子の新人戦全道大会。2人はマネージャーです。7時50分出発。
そして路面凍結、今シーズン初日。怖かった!
疲れました。滑って滑って、ドリフト気味になりながら運転。
急にに眠気がしてきたので、送り届けたその足で家までの通り道にある、開店間際の喫茶店によりました。
ここには、私と息子と娘の絵の先生のお宅が。。1階が奥さんのJ子さん経営の喫茶店で2階が絵の教室です。
入ると、9時半では準備中の様子。お客さんはまだ誰もいなくて、ピアノの調律師さんが。

コーヒーを飲みながらずっと調律している音を聴いていました。
なんだかおちつきました。



コメント (2)
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