My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

朗読劇/心と心を繋ぐものは・・・

2006年11月19日 | 観たこと聴いたこと
今日の夜は、お誘いしたおばさんたちとご一緒に朗読劇を鑑賞しました。終了後は
3人の方を車で送り届けて8時半頃に帰宅。kaoは塾に行ってて、いなかった。
あー今日はお茶会のお手伝いもあり、朝から夜まで、疲れました。

今回朗読劇を見るまで知らなかったのですが、お笑いの島田洋七さんという人は本を書いているんですね。何冊も。
多分ご自分の生い立ちをの1ページとして綴ったものと思われる「がばいばあちゃん」、映画化もされているようですね。島田さんのブログによると「がばい」は「すごい」の意味だそうです。
これを朗読劇に仕立てたものです。会場はお寺の本堂でした。

朗読に3人(男1女2)、照明1人(男)、音響1人(男)の5人のグループ(ご夫婦1組あり。)で、これまで数箇所で演じている、アマチュアの方々です。
雰囲気は、丁度、NHKラジオの、「私の本棚」とか、「ラジオ深夜便」(これは、高校受験の頃、娘が好んで聞いていたなぁ・・・。)
のような、それぞれ個々自分の世界で想像力を膨らませるかんじのものです。

なかなかよかったです。
とても上手でしたし。もアナウンサーーの方もいらっしゃるらしい。

原爆症の父を失った小学生の主人公明広が佐賀のおばあちゃんのうちに身を寄せます。母は広島で、生活のため働き、夏休みしか会えない。そんな中、寂しさと貧しさに耐えながら生きる明広。と、あらすじだけでは”かわいそうな”ストーリーなのですが、そのタッチが明るい。このおばあちゃんが楽しい。言うこと全てがユーモアと機知に富む。おばあちゃんには何より知恵がある。涙と笑いの物語でした。

この朗読劇では、ナレーションや登場人物をかわるがわる演じ、それが違和感なく受け入れられます。そのことで場面の変化が生まれ、心情の変化がはっきり解ります。
男性が主におばあちゃんの役を演じましたが、暖かくて、ユーモラスで、茶目っ気があって、しかも知的でとても良い雰囲気でした。
会場は暗く、声のするところにスポットライト。うるさくない効果音。
出演者がすがすがしい。過剰な演出はなく、しっとりとお話が進みます。

文字でも映像でもない、音声による表現は、聞く事によって自分の心までも映し出ます。これが、「語り」の究極だと思います。
映画ではきっと私が感じたことよりもっとまた他の側面がクローズアップされていることでしょう。
それはそれでよいのですが。

高校入学を期に主人公明広は母のいる広島へ戻ることになります。
おばあちゃんとの別れのシーン。孫の幸せを願い、直接寂しいとは言わない、言えないおばあちゃんの気持ちが切ない。それをかなりスローなテンポで気づく明広がいじらしいです。人の気持ちがわかるというのは、そういったテンポなのではないでしょうか。
いろんなかかわりのなかから、パズルのように…最後のピースでわかることがある・・・。



私はこの本を読んでいないし、映画も見てはいませんが、今回の朗読版で十分伝わるものがありました。解りやすい題材でもあるとは思いますが、演じる方の人柄までもが現れてくるものでした。

このような感動の後に、はたと考えることは・・・。
生きていく上での知恵…が必要とは思いつつ、それがない私自身を顧みてしまいます。強くて明るくて、包容力のある生き方…ができたらいいな。でも、それにはまだまだ苦労が足りないです。まず、身近な人になかなか心が伝えられない・・・。知恵がないのね。まだピースが足りない。

ポトーン...(泣)

2006年11月19日 | 携帯から
お茶会のお手伝いでは水屋(準備室)で お薄を頂くことも。あ~、お茶碗洗うタライのなかに、お菓子を落としちゃった...。掬いあげたけれど溶けてて。(未練)新しいのを頂けた。(^_^;)上の黒っぽいのが落ちたお菓子。すぐ下の、茅葺のおうちのかたちのが同じお菓子。地味ね。

お手伝い

2006年11月19日 | 携帯から
炉開き。私の居る教室がお当番なのでお手伝いに。でも遅れてしまう....まだ電車のなかです。(^_^;)携帯からこんにちは。
今日のいでたちは、亡き祖母の着物に母(まだ元気!)のコート、亡き義父の膝掛け..(笑)