My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

炉の季節に

2006年11月11日 | 或る日或るとき
久しぶりにお茶のお点前をしてきた。
先月までは風炉だったのに・・・。炉の季節が来てしまった。
しばらくお稽古を休んでいるので、基本的なところでミスしてしまった。流派違いの席では誰も何も言わない。(流派のおけいこでは呆れられそうだけど。)

実家の近くにある、お友達J子さんのところで。彼女は表流。私は藪の内流。
そこは、先日個展にお邪魔した陶芸家であるご主人のギャラリーの中にあって、作品を見に来訪するお客さんなどが来たりして、いっとき賑やかになることもある。

今日は彼女の所にホームスティしている、タイのフォンさんという可愛らしい女性とご一緒した。お正客は私の高校の同級生のE子さん。(裏流)
フォンさんもお手前を体験しましょうという事で、点前座(茶釜の前でお茶を点てる位置。流派により、微妙に違う。)フォンさんはとても覚えが良くて、お友達の指導でみるみるさまになっていった。
洋服は私だけで、みな和服姿。フォンさんもお友達に借りた着物に身を包み、よく似合っている。

お点前を英語で指導するのはなかなか難しそう。英語力のあるJ子さんでも苦戦していたが、さすが機転が利く。そのやりとりは面白かった。フォンさんは楽しそう。

しばらくするとフォンさんは足がしびれてしまった。特に、おけいこに熱中するとそれを忘れていて、終わると気づく。外国人だからではない。日本人でもおなじ。
私のほうを見て、はにかんだように笑ったのだけれど、笑顔で”Me too."としか言えなくて。それでも私たち4人でもう仲良しの雰囲気ではあったが・・・。
タイの女性は奥ゆかしいと聞いていたが、やはりそういう雰囲気である。

某英会話学校のCMの女の子を思い出した。ああ、もっと何か言ってあげたいな。
…母国語以外で新しいことを学ぶというのは骨がおれそう。でも達成感も格別だろうと思う。