咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

意識障害・・・・むっ、む、む

2011-04-22 22:32:22 | 報道・ニュース
 去る18日朝、登校中の小学生の列に反対車線から突っ込んだクレーン車による痛ましい事故が発生、その運転手は会社から工事現場に向かったわずか700メートル位のところでの事故であることが分かった。

 しかも、わずかの間での居眠り運転事故であるとのこと、その事故原因については栃木県警が「事故と持病の因果関係について捜査中」との報道である。

 事故当日、持病(“てんかん”らしい)の薬を飲むことを忘れたとのこと。さらに、この運転手は、3年前にも乗用車で児童を撥ねる同様の事故を起こし、児童に怪我を負わせて執行猶予中であったとの報道もある。

 このように意識障害を伴う持病を持っている場合、運転免許取得の際には届け出た上に検査を受けて、条件をつけて取得可となることもあるらしいが。今回の場合、それを隠して運転免許を取得しており、厳しい判断がなされるものと思われる。

 ただ、飲酒等ではないため、「危険運転致死傷罪」の適用はないのではないかとのこと。

 しかしながら、意識障害を起こす持病を持っていながら、その治療薬の服用を怠るなど自己管理が極めて甘く、しかも以前にも同様な事故をおこしているなど、悪質な行為と言わざるを得ない。

 このクレーン車と言う子供の目から見たら、正に魔物のような怪物が一直線にやって来て、目を覆いたくなるような悲惨な事故となったとのこと。

 しかも、これから長い人生の中でどのような人物になり、どのように大きく成長したであろうか、その幼い6人もの命が一瞬のうちに奪われてしまった・・・治療薬の服用を怠る不注意で。

 親御さんや親族の皆さんにとっては、怒りの持って行き場のない悔しい思いに打ちひしがれていることだろう。そして、この事故の真相が分かるにつれ、怒りは頂点に達するであろう。

 
 空・海・陸の公共交通機関に所属する操縦士、運転手などには、過去の事故事例からさまざまな意識障害などの持病の有無や症状の程度などに関して厳しい対応措置が取られているらしい・・・・・多くの人命をあずかっており、当然のことである。

 一方、一般のドライバーなどに関しては、適切な治療を受けるなどの自己管理の範ちゅうにあり難しいところである。

 例えば、「睡眠時無呼吸症候群」による居眠り運転事故なども多発し、それらの対応策などについても一時、メディアなどにも大きく取り上げられていた。

 あるいは、意識障害と言えるのかどうか分からないが、「認知症」による自動車運転事故も起きており、老人性のものに関しては、一定年齢に達すると運転免許更新時に「認知症」の有無に関する検査が科せられるようになってきた。

 中には、若年性認知症などもあり、これに関しては家族でキチンと対応してもらう以外に方法が見当たらないのでは・・・・・・。


 いずれにしても、今回のクレーン車事故という痛ましい事案を受けて、後追いになるだろうが各関係機関・団体などで意識障害に関する問題を取り上げて対策を検討してほしい。

 一端間違った操作を行うと極めて危険な結果を招く自動車などの運転免許に関して厳しい対応が望まれる。(咲・夫)


[追 記1]~クレーン車事故~
 栃木県鹿沼市で登校中の市立北押原(きたおしはら)小の児童6人がクレーン車にはねられ死亡した事故で、逮捕された運転手の柴田将人容疑者(26)=自動車運転過失致死容疑で19日送検=は、発作を伴う持病があることを隠して運転免許を取得していたことが、捜査関係者への取材でわかった。県警は事故と持病の因果関係について捜査を進めている。
(出典:毎日新聞ニュース 4/21 抜粋)

[追 記2]~意識障害~
 物事を正しく理解することや、周囲の刺激に対する適切な反応が損なわれている状態である。 意識の構成には「清明度」、「広がり」、「質的」の三つの要素が存在するが、このうち一般的に意識障害というと「清明度」の低下についてを指す。
 「広がり」の低下(意識の狭窄)は催眠、昏睡、半昏睡、昏迷、失神であり、「質的」の変化(意識変容)はせん妄やもうろう等を指す。
(出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)


にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ナカヤマナイト・・・・皐月賞へ | トップ | 今週の追っかけ馬(4月23日・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

報道・ニュース」カテゴリの最新記事