咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

毛巣洞だって・・・

2011-06-14 22:38:22 | 日記
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 何と「粉瘤」と思っていたら、珍しい病気の「毛巣洞」とのこと。

 昨年の今頃、お尻にできものができてそれが化膿して腫れ上がり、痛くて遂に専門の外来の科にて治療を受けた。30数年前、痔ろうの手術をしていたもので、てっきりそれと思って不安になりながら診察を受けた。
 
 MRI検査などの結果、痔ろうの処置は完璧に行われており根治しているとのこと。粉瘤とのことで切開をされ1週間程度の通院治療で治っていた。

 ところが、1週間前の日曜日の夜、風呂に入って身体を洗っているとお尻の上の部分が少し痛い・・・。

 またしても1年前の病気なのかと、手で探ってみると“しこり”があってちょっと痛い。翌日になるとさらに痛くなってきた。

 困ったことであるが、いろいろと予定が入っているので、今切開手術はしたくない。

 以前、皮膚科で貰っていた抗生物質の軟膏を塗っていたら腫れが治まってきた。

 家内が「またできたかね」と、言いながら処置してくれた。


 12日、日帰りの阪神競馬観戦ツアーも無事終了したもので、翌13日、ホームドクターから紹介されていた形成外科医院に出向いた。

 診察の順番がきて、院長に症状や昨年の話をしながら診てもらった。

 完治するには切開手術し袋を取り除いて縫合し、1週間後に抜糸で終わりですね・・・との説明。

 その後、手術の順番が来て局部麻酔の注射、これが結構痛いのである。そして、麻酔が効いてきた頃、切開が始まった。

 すると、院長が「これは粉瘤ではなくて、毛巣洞というちょっと珍しい症例ですね。体毛が毛根に入って病巣を作るものです」と、説明される。勿論、うつぶせで患部を治療しながらの話であるが・・・・。

 「若い頃もこの付近が腫れて痛くなったことはありませんか」

 「あります。あります。学生時代から、勤務していた時分にもよくデキものができて化膿して病院に行ったことがあります・・・・しょっちゅう長時間座って麻雀をしていたもので」

 「これは、なかなかしつこいものですから、前回のものが十分に完治していなかったのでしょう。本来は、毛深い人がなりますが、稀にあなたのように毛深くない人でもなることがありますよ」

 「今回は、根治するように処置します」と、院長の説明。

 「毛巣洞」と言う症例の話も初耳であった。

 数針縫われたようであるが、症状も軽く大きさも小さいらしい・・・・それが救いである。

 自宅に帰ってから、昼食後、痛み止めや化膿止めなどの薬を飲んで横になっていたが、夕方から楽になり・・・・このブログを書き留めている。

 当分の間、傷口の処置のためにしばらく通院が続く、来週末には孫に会いに関東方面へ出かける予定・・・・それまでに治るといいな。

 自宅にて、ネットで検索すると、随分と厄介な病気であることが分かった。(夫)


[追 記1]~粉瘤~
 体表の上皮組織すなわち表皮の細胞は基底層で細胞分裂し、表層に押し出されたものは徐々に細胞質内にケラチンを貯留し(=角化)、最後には殆どケラチンのみから成る扁平な死細胞が層板状に積み重なったもの、すなわち角質となり、垢として剥がれる。
 しかし、本来上皮組織が存在しない皮膚内部に表皮と同様の重層扁平上皮が出現すると、周りの結合組織から遠い側=組織の中心部にこの角質を生じる。皮膚表面に開口部(「臍」と呼ばれる)を持つことが多い。ただし、この開口部は固化した老廃物などによってふさがれており、老廃物は体外へ排泄されず、重層扁平上皮が薄く老廃物を取り囲む。よって、手術によって摘出した粉瘤腫は老廃物を納めた袋状を呈する。

[追 記2]~毛巣洞~
 毛巣洞炎、毛巣嚢(もうそうのう)、毛巣嚢胞(もうそうのうほう)、毛巣瘻(もうそうろう)、毛巣病ともいう病気で、英語ではpilonidal disease(毛巣病)、pilonidal cyst(毛巣洞/嚢),pilonidal sinus(毛巣瘻)、hair granuloma などという。
 毛深い体質で若い男性に多く見られ、ジープに長時間乗る米軍兵士などに多く見られることから別名ジープ病(jeep disease)ともいう。しかしながら、稀にだが毛深くもない人にも見られることがある。この病気自体が稀でもあるので、一般にはあまり周知されてはいない。

 ふつうはお尻の仙骨部(尾底骨の正中部分、割れ目の上側)が圧迫されることによって、体毛が毛穴の中に入り込んで皮膚の内部で瘻孔(ろうこう、sinus)を形成し、炎症を起こす感染症である。
 皮膚の表面には嚢腫(袋状の腫瘍)が形成され、瘻管から膿が出ることが多い。腫瘍が形成されている間、本人は日常生活(椅子に座る等)が困難になるほどの痛みを伴う場合もあり、この腫瘍そのものは時間が経つと小さく、または破損し膿や血を出すが、また時間が経つと腫瘍が形成されるといったことを繰り返す場合も多い。

 肛門の上の部分なので、痔瘻と誤診されることがある。外科手術(毛巣洞根治術)は、患部を切開して瘻孔を完全に摘出し、縫合してガーゼで圧迫して、排膿させる。
 術後10日ほどで抜糸すれば2週間ほどで直ることが多いが、雑菌に感染したり、再発することもある。切開・排膿で直らない場合は、消毒しながら肉芽組織が盛り上がるのを促進し、1~2か月で治癒する。
 また再発率が高く、術後1年間で2~3割ほどの高確率で再発する可能性がある。再発後は、腫瘍形成前の比較的早い段階で発見が出来れば、簡単な外科手術で取り除くことが可能な場合もある。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)


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