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正月4日に放送された“時代劇専門チャンネル”のオリジナル時代劇「老盗流転」。
その後、何度か再放送もあったが、一昨日やっと見ることができた。
午前中のパソコンのトラブルも何とか完結し、腰を落ち着けてじっくりと・・・。
今回の鬼平外伝「老盗流転」、その原作は池波正太郎著「江戸の暗黒街」の一篇「殺」が原作とのこと。
若いとき、盗賊・桑飼の弥右衛門一味の黒塚の駒吉(高橋光臣・橋爪功)と水鶏(くいな)の松蔵(加治将樹・國村隼)は、仲間の裏切りから頭目の弥右衛門を殺害。
仲間から追われる身になって上方に逃げた。
二人は、盗賊一味の金を持ち出して、二度と会わないこと、会っても話かけないよう約定し別れた。
あれから35年の時を経て、偶然にも二人が出会ったから、話もややこしくなる。
駒吉(橋爪功)は、井筒屋徳兵衛と名前を替えて小間物屋の主(あるじ)に収まっていた。
歳の離れた女房・おもん(若村麻由美)と暮らしている。
あるとき、思いもよらず松蔵(國村隼)と駒吉が出会ってしまった・・。
二度と会わない、例え会っても口を利かない赤の他人同士と決めていた二人。
ところが、そこは35年ぶりの懐かしさのためか、酒を酌み交わすこととなった。
お互いの今の立場を斟酌しないこととしているが、酒を飲みながら話し合う中で、松蔵が思わぬことを・・・。
「小間物屋の井筒屋をご存じか、その徳兵衛を殺してくれと頼まれている」と。
何食わぬ顔で、駒吉は、井筒屋は知っているが、詳しくは知らないような話をしている。
この二人の役者(橋爪功・國村隼)さん、35年ぶりに出会ったところの役柄を演じている。
思わぬ話の展開になっているが、そこらあたりの演技には見るべきものがある。
ベテランの役者さんらの他を圧倒するような演技。
二人の表情、目の演技も何ともいえないね。
物語の中にグイグイと引きこまれた。
どこかで、この筋立てを知っていると思いつつ妙な雰囲気で見入った。
分かった。
原作の「殺」をしっかりと読んでいた。
「江戸の暗黒街」は、購入し既に読んでいる作品群。
ところが、この短編集についてすべて覚えていない。
すっかり、忘れており、改めて、読み返した。
一方、ドラマの方は、両ベテラン俳優さんに妖艶な雰囲気の若村麻由美さんが加わって、実にいい雰囲気がでていた。
なお、斬られ役一筋の福本清三さんが、昔の仲間・立場の久六として出演。
もっとも、駒吉と松蔵を裏切って、額を斬られた年老いた盗賊としての役柄を好演・・・さすがだね。
池波小説が原作であるから、最後まで楽しく見ることができた。
満足、まんぞく。(夫)
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