咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

送電線接続・・・1号機と2号機

2011-03-20 22:32:00 | 報道・ニュース
 福島第一原発では、放射性物質の露出が懸念されているが、19日午後7時頃の東京電力・広報担当者の記者会見で、「福島第一原発1号機から3号機については炉心を冷却するための海水の注入が続いている」として、炉心が冷却された状態であるとの見方を示した。

 東京消防庁による3号機への連続放水の効果が表れたものと考えられ、19日夜半まで引き続き連続して行われたとのこと。

 これにより、放射性物質の露出が抑えられる方向にゆくものと思われる。

 一方、冷却機能が失われた福島第一原発の1、2号機の配電盤兼変圧器に外部からの送電線を引き込んで接続する作業が完了した・・・・らしい。

 20日朝から2号機内部の機器を点検し、その後、緊急炉心冷却装置(ECCS)などの系統につながる大容量のポンプを動かし、原子炉や使用済み核燃料貯蔵プールなどを効果的に冷やす冷却システムが稼働するかを確認するとの報道があった。

 外部電源により冷却機能が回復する第一歩がスタートしたと思われるが、海水に浸された機器類、電源類など本来の機能を取り戻すまでには、まだ多くの困難が残されているだろうが、小さいながらも光明が見えてきたことは大きいことである。


 ところで、菅直人首相は、東北関東大震災という緊急事態を一刻も早く復興するための手段として、与野党を挙げての協力体制を模索しており、最大野党の自民党・谷垣禎一総裁に入閣要請したとのこと。

 ところが、自民党として、政策協議など手順を踏まない首相からの電話での入閣要請はおかしいと拒否したとのこと。

 政策協議もなしの大連立への一歩と捉えられかねないとのようであるが、国民の目からみたら、国家的な危機に直面した素人集団の政府のトップが、うろたえてどのように舵取りをしていいものか困窮しており、ここは思い切って大所高所から首相の要請を受け閣内から与野党一丸となってこの難局を乗り切る姿を見せてもらいたかった。

 この我が国、戦後最大の大惨事による国家的な危機を乗り切った暁には、衆議院を解散し国民に信を問い与野党双方が出直しをはかる方向に閣内から動けばいいのに・・・・・お互いにセクト主義では、この局面の打開への道のりは遠いものと思われる。(夫)


[追 記]
 冷却機能が失われ、深刻な事態となっている福島第一原子力発電所の1号機と2号機に、外部から電気を引く電源ケーブルがつながりました。東京電力では、20日以降、機器の点検を行い、原子炉を冷やす機能の回復に全力を挙げることにしています。しかし、多くの機器が津波で海水につかったため、すぐに冷却機能が回復するかどうかは未知数です。
 福島第一原子力発電所では、非常用の発電機の故障などで原子炉や使用済み燃料を保管するプールの水を冷やす機能が失われ、このままでは放射性物質が大量に漏れ出しかねない深刻な事態が続いています。このため東京電力は、外部から電気を受けて冷却機能を回復させるため、送電線から電源ケーブルを引き込む工事を進めました。その結果、19日夕方までに、1号機と2号機に外部から電気を引く電源ケーブルがつながったということです。20日以降、ポンプやバルブなど原子炉などの冷却に必要な機器の点検を行い、問題がないと確認されれば電気を流すということです。
 経済産業省の原子力安全・保安院によりますと、外部電源の復旧を受けて、まず原子炉などの状態を確認する計測器などを動かし、その後、原子炉の冷却、使用済み燃料プールの冷却の順に機能を回復させるとしています。また、3号機から6号機のあわせて4基についても、20日を目標に外部電源の復旧を目指すとしており、東京電力では、対策の切り札ともいえる、外部からの電気を使った本来の冷却機能の回復に全力を挙げることにしています。しかし、多くの機器が津波で海水につかったため、すぐに冷却機能が回復するかどうかは未知数です。
(出典:NHK公式HP 3/19 抜粋)

 
 参考資料:NHK公式HP、Yahoo!ニュース(読売新聞)他


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