[ポチッとお願いします]
毎週日曜日、競馬やプロ野球を見終えて一喜一憂しながら、夜のNHK大河ドラマを見入っている。
競馬的中と日ハム勝利の日は、気分よくドラマを見ることができる。
その真逆は、ドラマを見るのもどこかうつろな面もあるけど・・・。
さて、藤原兼家(段田安則)が権力の座に上り詰め、すべきことを全てなし終えたあと、他界している。
そのあとをとった長男・道隆(井浦新)が、権力を自らの下に集中させて独善的な政治を司り、身内に甘く他人に厳しい手法で謳歌している。
これまでは、父に従順で父のなす様に文句ひとつ言わないで、一見やさしそうに見えていた。
ところが、いざ権力の座につくとやさしそうだった仮面を脱ぎ捨てて、横暴で独善的なやり方で好き放題にやりはじめた。
人が変わったようになっており、古今東西の権力者の姿を象徴するかのような所業が目立つようになっている。
自分の意見に反するものを遠ざけて、イエスマンで周りを固める手法。
現代社会に通じるものがある。
一方、次男・道兼(玉置玲央)は、汚れ役を担い父に尽くしたけど、父のあとを取れなかったことで自暴自棄になっていたが、三男・道長(柄本佑)が色々と語りかけて立ち直らせる。
今週の第16話「華の影」では、都に疫病が流行っていることがテーマとなっていた。
道長が疫病を抑え込むためにも、民を守るべく手厚い手立てを道隆に進言するも、高貴な我々には罹らない病だからほっておけばよいと云うような返答で、全く意に介しない対応だった。
すると、市中の現状視察やどのような措置をすべきか、視察するために道兼が道長に「そのような汚れ役は己の役目である」と云うような言葉を掛けた。
その言葉を聞いた道長も、現状を確認するため病の民が集められている悲田院に赴くと、そこには疫病に感染したまひろが居た。
ところで、あの傍若無人の道兼が、心を入れ替えたのかえらくいい漢になっており、道隆と真逆の人間に成長している姿が垣間見られる。
一方、感染したまひろを連れ帰った道長は、まひろの館で一晩中看病するものだから、父・藤原為時(岸谷五朗)や乳母のいと(信川清順)らは目が点になっていた。
不思議でたまらなかったのであろう。
翌朝、帰宅した道長を見た嫡妻・倫子(黒木華)は、「殿のお心の中には別のおなごがいる」との第六感を働かせながら、ほくそ笑む・・・。
これからの展開を面白くさせてくれそうでもある。
また、独善的な支配を進める道隆にも、疫病の影が付きまとい遂に病の侵される日も近いであろう。
“驕る者久しからず”の格言も生きてきそうである。
次回以降が楽しみな回であった。(夫)
(悲田院で子供を看病し自らも感染する)
(下記のバナーへのクリックをお願いします。ご協力、ありがとうございます)