咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

2週連続・無敗のクラシック三冠馬

2020-10-26 20:48:45 | スポーツ

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 先週は牝馬三冠レース(桜花賞・オークス・秋華賞)で、デアリングタクトが無敗で三冠を達成した。
 JRA史上初の偉業である。
 そして、昨日はコントレイルが、クラシック三冠レース(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)の最終関門『菊花賞』を制して3頭目の無敗の三冠馬となった。
 
 父・ディープインパクトの仔が、父子揃って無敗の三冠馬になるとは、こちらも歴史的なことである。
 コロナ禍のため、無観客競馬が続いていたが、先般から人数を限定して観客を入れての競馬開催となっている。
 僅かな観客であるが、その人たちは2週続けて競馬界の偉業を目前にすることができた。
 誰もが味わえない感動を得たことであろう。
 興奮度も並みのものではない。
 いいな・・・。(笑)

 競馬界の長い歴史の中で、2週続けての無敗の三冠馬は史上初である。
 新型コロナウイルス感染症の終息が見えない中、思いもよらない歴史的な出来事が連続して起きるとは驚きである。
 競馬ファンには堪えられない感動の2020年である。

 昨日の菊花賞、単勝1.1倍の3番コントレイルは、ゲートが開くとスーッと好スタートを決めた。
 4、5番手からの競馬と思っていたが、中団やや前の7番手からの競馬だった。
 コントレイルとは、初対決となる9番アリストテレスの鞍上・C.ルメール騎手は、終始コントレイルをマークする位置からの競馬だった。
 コントレイルの直後から、影のように追走していた。
 京都3000mのコース形態を知り尽くしている鞍上の好騎乗だと思った。
 
 2週目の3コーナーからの坂の上り、4コーナーに向かう下り、コントレイルの鞍上・福永祐一騎手は、少し動いていつでも前が捉えられる4、5番手あたりに上がってきた。
 4コーナーから直線。
 馬群が横に広がる中、外目からコントレイルが動いて先団を飲み込む脚いろ。
 すると、アリストテレスの鞍上・C.ルメール騎手も動いて、コントレイルを交わすように馬体を併せようと追い出している。
 最後の直線、残り300あたりで、逃げる11番バビットが懸命に粘るが脚いろが悪くなった。
 終始先行策の8番ディープボンドが、先頭に躍り出るかと見る間もなく、外からコントレイル一気にやって来て先頭に躍り出た。
 同時にアリストテレスが馬体を併せて、懸命に交わそうと追っている。
 
 この2頭の叩き合いがゴールまで続いた。
 残り100を切ったあたりで、コントレイルが1馬身突き放すが、アリストテレスの鞍上が懸命に押して盛り返し、ゴール前ではクビ差まで迫ったがそこまでだった。
 3000mを走って、最後まで交わすことのできないところが、コントレイルの強さであろう。
 父子三冠達成、それも共に無敗の勝利の瞬間だった。
 
 最後の直線の叩き合い、『そのまま、そのまま・・・』と懸命に声が出た。
 3着馬に何が来たのか、一瞬分からなかった。
 当日、追加馬券に1着3番コントレイル、2着9番アリストテレス、3着全通りの3連単フォーメーションを各200円投票していたから・・・。
 3着にとんでもない1頭が来ることを願っていた。(笑)

 競馬ファンにとって、この先何十年も見ることのできない至福の2週間だったと思う。
 2020菊花賞、忘れることのできない、記憶にも記録にも残る史上まれなるレースだった。
 素晴らしい。

 余談ながら、競走馬の額にはハートとか、ダイヤなどが目につくが、コントレイルの額には受話器のような白毛が見える。
 あるいは、王冠のリングにも見える。(夫)

参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他




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