咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

舞台劇・・・真田丸

2016-06-28 22:14:15 | レビュー

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 好評のNHK大河ドラマ「真田丸」。
 コメディータッチの描き方、舞台劇風な描き方など、三谷脚本独特の雰囲気が受け入れられているのだろう。
 大坂城や聚楽第などの豪華なセット。 
 そこで繰り広げられる会話劇、ほとんど同じ場所で進むからまさに舞台劇を見ているようである。
 時代劇をあまり見ない視聴者を引き付けているのだろうか。
 そのようなこともあり得る人気脚本家の手腕。

 信長、秀吉、家康と戦国時代の終焉を彩った三英傑。
 権謀術数渦巻く戦(いくさ)続きの戦国時代。
 やるか、やられるか。
 信義と裏切は表裏一体。
 誰が味方で、誰が敵か。

 忍びを使った情報合戦。
 情報を制する者が天下を制する。
 武力を持たない者は、次々と葬り去られる。
 そうならないためには、知略を駆使しなければ・・・。
 小豪族から大名へ駆け上がり、明治維新まで家名を継いだ真田一族。

 そんな時代を描く今回の大河ドラマ。
 もう少し、本編の主人公・信繁の父真田昌幸にスポットを当ててもらいたい。
 
 さらに殺陣とか、合戦の様子などがほとんど描かれていない。
 大規模な予算を掛けている大河ドラマ。
 もっと、そのようなシーンがほしい。
 小手先の舞台劇ばかりでは、いささか食傷気味である。
 真田物の話となると、どうしても尊敬する池波正太郎先生の描かれた最高傑作「真田太平記」に目がいってしまう。
 その小説を題材にしたNHKドラマ、「真田太平記」の方が格段に面白いと思っている。
 
 そのドラマのリメイク版を大河ドラマで扱った方が、さらに視聴率アップにつながったであろう。
 とてつもなく面白い原作だった。
 それゆえ、舞台劇化傾向の「真田丸」を見ながら不満に思っている。
 この手法は、年末まで変わらないであろう。
 いささか、残念。(夫)



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コメント (4)
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