重厚長大型産業の典型で我が国の経済発展に重要な役割を自動車産業が果たしてきたのは確かです。ただ、この産業やこのメーカーが本当の意味で社会的責任と役割を果たしてきたかは多面的な検証が必要とされます。
ところで、この産業で作り出された完成品(自動車)が期限切れになって、廃棄処分された後の行方はどうなるのでしょうか?
下記朝日新聞記事を読んで、自動車産業の静脈部について考えさせられました。この問題は豊田メタルという会社にだけ責任があるのではなく、天下のトヨタ自動車にもあるのはいうまでもありません。
以下引用
トヨタ系企業排出の金属くず、不法投棄産廃内に 三重
2007年03月13日06時54分
全国最大規模にあたる約160万立方メートルの産業廃棄物が不法投棄されている三重県四日市市大矢知地区の廃棄物最終処分場に、トヨタ自動車の関連会社「豊田メタル」(愛知県半田市)の排出した自動車の金属くずなどが含まれていたことが分かった。三重県は、同社に排出者としての責任があるとして、行政代執行にかかると見込まれる十数億円の処理費用の一部負担を求める方向で検討している。だが同社は「合法的に処理しており、負担には応じられない」と反発している。
以上引用終了
全文は以下参照
http://www.asahi.com/national/update/0312/NGY200703120018.html