全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

フィリピン最高裁

2007年10月31日 06時07分33秒 | Weblog
TMPCWA支援する会からの報告です。
不当な判決結果ですが、とりあえず掲載します。

10月19日、フィリピン最高裁は2001年3月のフィリピントヨタ労組員の解雇を認
め、解雇に抗したストライキを違法とする不当な判決を下しました。
                      ↓
http://www.supremecourt.gov.ph/jurisprudence/2007/october2007/158786_158789.htm

トヨタ自動車からハイブリット車プリウスをプレゼントされたアロヨ政権はフィリピント
ヨタ労組と支援する会が呼びかけ、9月に実施した「第2回反トヨタ世界キャンペーン」
の広がりや11月に予定されているILO勧告に対し、フィリピントヨタ労組の闘いを何
としても沈黙させることを狙い、この不当な判決を作り上げたのです。それはこの判決に
関わった裁判官を見れば一目瞭然です。部長裁判官は前労働長官であり、親資本家です。
カルピオ裁判官はアロヨ大統領の顧問弁護士でした。ティンガ裁判官は前市長で、やはり
アロヨ大統領に任命されました。判決文を執筆したヴァレスコ裁判官もアロヨ政権に任命
された元企業弁護士です。
ヴァレスコ裁判官は判決文の最後に「より進歩的で真に実効的な紛争解決方法は、斡旋、
調停および仲裁にあるのであり、これらは緊張を高めずに彼等に救済を提供するのであ
る」とフィリピンの労働法を擁護しているが、アロヨ政権は自国の国民のためではなく、
多国籍企業のために労働法を使っています。
フィリピンの法制度では、最高裁判決に対して判決受領後15日以内に再検討申立を提起
することが出来ます。フィリピントヨタ労組は弁護士と打合わせ行い、上訴する準備に入
りました。ご支援をよろしくお願いいたします。

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<まにら新聞10月29日>

トヨタ争議 最高裁がトヨタの労働者解雇を正当とするなど比トヨタ労組の訴えを一部棄


トヨタ自動車の比現地法人を相手取り、フィリピン・トヨタ労働組合(TMPCWA)が
団体交渉権の認知と、解雇された労組幹部・組合員の職場復帰を求めた労働争議問題で、
最高裁はこのほど、二〇〇一年のストライキを違法と判断し、スト参加者ら二百二十七人
の解雇処分を正当とした控訴裁判決(同年七月)を支持する判決を下した。組合側と会社
側の双方とも同控訴裁判決を不服として上告していたが、今回の最高裁判決は組合側の主
張を一部棄却した。

最高裁は十九日の判決で、「二日間の職場放棄はトヨタの生産部門をまひさせ、会社側に
力づくで組合の団体交渉権を認めさせることを目的としたことは明らか」としてストライ
キを「違法」と判断。さらに「このような違法ストライキに参加することは重大な違法行
為であり、解雇労働者に対する退職金の支給も正当化できない」とも指摘、会社側の主張
をほぼ認めた。

同組合の団体交渉権とストをめぐる組合員解雇については、〇一年三月に当時の労働雇用
長官からいったん組合の団体交渉権を認める裁定が出たものの、控訴裁が同年七月に組合
の団体交渉権を一時差し止める判決を出した。一方、中央労使関係委員会(NLRC)は
同年八月、組合のストを「違法」と認定し、会社側による組合員解雇についても「正当」
との裁定を下した。これに対し最高裁は〇三年九月、同組合の団体交渉権を認める判決を
出し、その後、団体交渉権認知については判決が確定している。


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フィリピントヨタ労組を支援する会
〒237-0063 
神奈川県横須賀市追浜東町3-63-901
TEL / FAX: 046-866-4930
ホームページ: http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/
e-mail : protest-toyota(at)list.jca.apc.org 
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秋の団体交渉始まる

2007年10月30日 22時18分49秒 | Weblog
秋の団体交渉が明日(31日)、トヨタ自動車から始まる。

 メインは、中越沖地震のカレンダー変更による7点の要求です。全体の要求は5項目から成ります。
1.継続審議になっている組合員の人事処遇について。
2.継続審議になっている疾病者への勤務配慮について。
3.組合活動の権利について。
4.中越沖地震によるカレンダー変更の件について。
5.快適な職場環境をつくることについて。
 今年は今回で6回目の団体交渉になります。組合側の交渉員は大分要領が飲み込めて着ましたが、毎回緊張の連続です。まだまだ不慣れなことばかりで、苦労している所です。新しい組合らしい取り組みを心がけています。
 皆さんの応援よろしくお願い致します。どしどし職場の声をお寄せ下さい。

コメント (1)
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TMPCWAを支援する会から

2007年10月30日 05時49分15秒 | Weblog
フィリピントヨタ労組を支援する会 からです。


本日、午前10時より東京高裁824号法廷において、「不当労働行為救済命令取消請求
控訴事件」の第一回弁論が東京高裁第12民事部の柳田幸三裁判長、白石史子裁判官、
村上正敏裁判官により開かれました。
わたしたちは国際人権法研究者の戸塚悦朗氏(龍谷大学教授)を証人申請しましたが、被
告側弁護人は「日本の労働法になじまない内容であり証人は必要ない」と主張し、3人の
裁判官は合議の上、証人申請を却下しました。そして、柳田幸三裁判長は「弁論をこれで
結審」し、「次回12月26日(水)午後1時15分から判決を言い渡す」と述べ閉廷さ
れてしまいました。
2001年3月のフィリピントヨタ社によるフィリピントヨタ労組員への解雇攻撃とスト
ライキの突入、4月、フィリピン労働雇用省長官によるスト停止と職場復帰命令。その間
在フィリピン日本商工会議所などによるフィリピン政府に対する企業撤退の圧力等々、日
本企業とフィリピン政府が一体となり、フィリピントヨタ労組へ不当な攻撃を加えたこと
は明白です。そうした日本の多国籍企業の海外における法律違反、労働基本権、人権侵害
に対し東京高裁は明確な司法判断をするべきであり、証人申請をいとも簡単に却下するこ
とは許されない。

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フィリピントヨタ労組を支援する会
〒237-0063 
神奈川県横須賀市追浜東町3-63-901
TEL / FAX: 046-866-4930
ホームページ: http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/
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4社が世界生産で過去最高

2007年10月29日 20時22分03秒 | Weblog
国内の自動車8社の上期実績が、国内4社が世界生産で過去最高を記録しました。
各社の内訳は以下の通りです。
 トヨタの世界生産実績は、前年比3.3%増の71万9763台。国内生産は同1.2%増の36万0071台、輸出が同7.2%減の21万7900台。

 ホンダの世界生産実績は、前年比2.9%増の32万8241台。国内生産は同5.9%減の11万2039台、輸出が同22.3%増の5万8567台。

 スズキの世界生産実績は、前年比13.3%増の22万8161台。国内生産は同2.2%増の10万6305台、輸出が同42.4%増の3万7558台。

 日産自動車の世界生産実績は、前年比15.5%増の31万7024台。国内生産は同2.9%増の11万3381台、輸出が同14.6%増の6万3817台。

 三菱自動車の世界生産実績は、前年比16.4%増の12万4145台。国内生産は同20.9%増の7万5934台、輸出が同45.9%増の5万6448台。

 マツダの世界生産実績は、前年比3.6%増の11万2078台。国内生産は同5.8%増の8万9803台、輸出が同11.2%増の7万1297台。

 富士重工業の世界生産実績は、前年比12.6%減の4万9393台。国内生産は同14.9%減の3万9835台、輸出が同17.8%増の2万8119台。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071029-00000914-reu-bus_all
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4社が世界生産で過去最高

2007年10月29日 20時17分24秒 | Weblog
国内の自動車8社の上期実績で、4社の完成車メーカーが世界生産で過去最高を記録しました。
8社の内訳は以下の通りです。

 トヨタの世界生産実績は、前年比3.3%増の71万9763台。国内生産は同1.2%増の36万0071台、輸出が同7.2%減の21万7900台。

 ホンダの世界生産実績は、前年比2.9%増の32万8241台。国内生産は同5.9%減の11万2039台、輸出が同22.3%増の5万8567台。

 スズキの世界生産実績は、前年比13.3%増の22万8161台。国内生産は同2.2%増の10万6305台、輸出が同42.4%増の3万7558台。

 日産自動車の世界生産実績は、前年比15.5%増の31万7024台。国内生産は同2.9%増の11万3381台、輸出が同14.6%増の6万3817台。

 三菱自動車の世界生産実績は、前年比16.4%増の12万4145台。国内生産は同20.9%増の7万5934台、輸出が同45.9%増の5万6448台。

 マツダの世界生産実績は、前年比3.6%増の11万2078台。国内生産は同5.8%増の8万9803台、輸出が同11.2%増の7万1297台。

 富士重工業の世界生産実績は、前年比12.6%減の4万9393台。国内生産は同14.9%減の3万9835台、輸出が同17.8%増の2万8119台。

以上です。
まだ年末まで時間があります。年間の結果がどうなるかはこれからの関心事です。

詳細は以下のアドレスに

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071029-00000914-reu-bus_all
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工場閉鎖発言

2007年10月28日 18時05分49秒 | Weblog
工場閉鎖発言 これは脅しでしょうか?それとも単なるはったりなのか、あるいは企業戦略な発言のか?グローバルな活動をするトヨタの幹部が軽々しく工場閉鎖を口に出すことは慎むべきです。

以下 共同通信配信記事です。

共同通信社
27日20時13分
 【シドニー27日共同】27日付のオーストラリア紙によると、トヨタ自動車の浦西徳一副社長が26日、東京モーターショーで、オーストラリアの輸入関税が引き下げられた場合、メルボルン郊外のトヨタ工場の閉鎖も辞さないと発言した。

全文は、
http://news.fresheye.com/article/fenwnews2/1100003/20071027201318_ky_te2007102701000600/index.html

おごりととられても仕方ない発言です。
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機関紙5号宣伝

2007年10月27日 22時32分46秒 | 機関紙
今日は7月の中越沖地震の影響でトヨタの振替え出勤日であった。トヨタの言い分はカレンダー変更であるので休日出勤にあたらない。だから手当ては支給しないとのことである。操業停止した稼働日は労働者が要求して休日になったわけではない。そこのけそこのけトヨタが通る式の横暴な振る舞いではないか?
全トヨタ労働組合は本日、振替え出勤日を『休日出勤扱いとして手当てを支給せよ』と要求したビラをトヨタの工場門前で配布した。
『へえ~手当て支給いいね~』と興味を持ちながら受け取っていく労働者もいました。
しばらくしてから守衛さんが二人近づいてきました。
あなた方はどういう人たちで、何をしているのか?
ここは会社の私有地である。許可を取っているのか?
(私有地といっても公共の道路の地下道なので、一般の人も通るような地下道)
私有地から出るように云われました。
そして以下の質問がありました。
  1.何時から配っているのか
  2.何枚配ったのか
  3.何時まで配るのか
  4.誰の指示でやっているのか
  5.あなたは誰か
  6.従わないなら処分も検討する
こうしてみるとこの二人の守衛さんは意地悪そうにみえますが決してそうではありません。人のよさそうな20代~40代の守衛さんで、あなた方がいる間仕事だから戻るわけにはいかないと言っていました。
携帯で連絡をとりながら言われたとおりやっていたようで、宣伝を終了し親切に帰るまで跡をついて見送りまでしてくれました。
人の良い守衛さんを仕事だと言い聞かせ、手足のように電話で指示してやらせる会社の思惑はなんでしょうね。
ここにもトヨタがまかり通る式の構図が見えますね。
宣伝終了後、振り返るとめずらしく虹が出ていました。思わずみとれてしまいました。
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TMPCWAを支援する会から

2007年10月27日 18時28分10秒 | Weblog
支援する会からです。

各位

日頃のフィリピントヨタ労組へのご支援大変ありがとうございます。
 2001年3月フィリピントヨタ社により不当に解雇されたフィリピントヨタ労組の
233名の組合員は、フィリピン現地と日本でねばり強く闘いを続けて来ました。フィリピ
ントヨタ労組は2004年9月に全造船機械労働組合に加盟し、トヨタ自動車を不当労働
行為で神奈川県労働委員会に訴えました。ところが、神奈川県労働委員会はこれを却下
し、さらに再審を申し立てた中央労働委員会も却下しました。
 わたしたちは「中労委救済申立却下取り消し訴訟」をおこし、司法の判断を仰ぎました
が、東京地裁は8月に「日本国憲法が保障している労働者の団結権、団体行動権は日本国
内の労働者を対象としたものである。したがって、日本の法律では海外で行われたこの団
結権、団体行動権の侵害を裁くことはできない。また、その侵害行為が日本での親会社の
指示、承認によって行われたものであっても、日本の労働組合法はその行為を裁くことは
できない」との不当な判決をくだしました。
 来る29日(月)に東京高裁で控訴審の弁論が始まります。多くの方々の傍聴をよろし
くお願いします。

@@@@@@@@@ 記 @@@@@@@@@@@

トヨタ不当労働行為行政訴訟 東京高裁第一回弁論
10月29日(月)午前10:00から 824号法廷 
http://www.labornetjp.org/labornet/EventItem/1190564543525oidon


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フィリピントヨタ労組を支援する会
〒237-0063 
神奈川県横須賀市追浜東町3-63-901
TEL / FAX: 046-866-4930
ホームページ:http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/
e-mail : protest-toyota(at)list.jca.apc.org 
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オールトヨタの仲間第5号

2007年10月25日 19時24分29秒 | 機関紙
オールトヨタの仲間第5号が完成して、各地で配布しています。
今回は、中越沖地震での年休強要問題、「トヨタ・デンソー過労うつ病裁判を支援する会」の設立、フィリピントヨタ労組支援、労働相談の報告、紹介、各職場の声などが掲載されています。
 これを一気に今月中に撒ききろうとしています。工場門前、駅頭、トヨタ系労働者居住地域などなどです。皆さんの中にも協力していただける方がみえれば、ご連絡をお願いします。
全トヨタ労働組合 
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またリコール

2007年10月24日 22時07分06秒 | Weblog
トヨタ自動車は10月17日、『ヴィッツ』や『シエンタ』など4車種の燃料ポンプに不具合があるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出ました。対象車輌は03年9月から05年2月までに生産された12万0406台になります。
 技術的には電動式燃料ポンプの内部モーターの隣接するコイル線が干渉しているため、コイル線の被覆が損傷して短絡し、燃料ポンプが作動しなくなってエンジンが停止、再始動できなくなる恐れがあるというものです。
 まあリコールの数が多いのか、それとも「誠実」で企業の社会的責任を果たしているからだという意見も聞きました。ただそれでもなお、世界の企業としては技術水準も又高いレベルをめざさないことにはいわれるわけです。
 詳細はトヨタ自動車のサイトを訪問してください。
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