全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

2007年の終わりに

2007年12月31日 16時44分27秒 | Weblog
2007年12月31日。今年も残すところ数時間、あとわずかになりました。本当にいろいろなことがありました。全トヨタ労働組合(ATU)にとってもいろいろありました。
 内野過労死事件の労災確定、デンソーKさんの訴訟、フィリピントヨタ労組との共同・激励、そして5つ目の企業でのATUの公然化などなどです。
 ATU組合員もこの1年で裾野を終身に大きく増えました。この教訓を生かして来年はもっと多くの仲間を隊列に迎え入れたいものです。
 来年の初め、1月20日(日)の第3回定期大会の日程に合わせて、ATUサポートの会も発足予定だと聞いています。私たちの組織が今以上に大きくなることを予感させます。この1年の皆さんのご理解・ご協力・ご支援に感謝するとともに、新しい年2008年もまた引き続いてのご支援などお願いする次第です。
 久しぶりの寒い年越しになるようですが、よいお年を迎えてください。

 
全トヨタ労働組合(ATU)広報担当   仲間 健
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「TMCのベトナム人実習生6人の裁判闘争を支える会」より

2007年12月29日 09時04分34秒 | Weblog
「TMCのベトナム人実習生6人の裁判闘争を支える会」からのお知らせです。

今年3月の提訴から、八ヶ月が過ぎました。皆様のご支援のおかげで、提訴から第一回口頭弁論に持ち込むことができ、又、日本にただ一人残っていたリエンさんへの多くの支援もできました。厚くお礼申し上げます。
 12月に提出された「原告準備書面」では、豊田技術交流事業組合と(財)国際研修協力機構(JITCO)の共同不法行為の理論が更に展開されています。
 「豊田技術交流事業組合は、TMCに対して指導・監督の立場(その根拠:平成2年法務省告示第246号第八号ロ)にあり、旅券取り上げ・強制貯金・健康保険証取り上げについて、共同不法行為が成立する。
 又、JITCOは、国より委任(毎年法務省より相当額の補助金がある)を受けて、組織的構造的に外国人研修生・実習生の受入に直接関与している機関である。日本に滞在している研修生・実習生が日本の法令による現実的な保護が受け入れられるよう、法令違反を未然に防止し、受け入れ機関や受け入れ企業にたいし、注意・助言・指導・支援を行う義務がある。それらは、抽象的一般的義務ではなく、具体的権限の行使を国(厚生労働省・法務省・産業経済省・外務省・国土交通省)から委託されているのである。である故、JITCOがこの義務を行使していれば、TMCや豊田技術交流事業組合の人権侵害の不法行為も未然に防止し得た。」
 7月の第一回口頭弁論・11月のリエンさんの本人尋問・5回の弁論準備手続きが開かれ、そのつど状況はお知らせしてきましたが、12月になって、新たに「和解」の話が出てきました。原告側弁護団は早期解決に向け、「和解」に臨もうとはしています。ただ、具体的な損害賠償額の提示等の和解条件はまだ出ていません。次回弁論準備期日は、来年の1月22日(火)です。

今年も後残すところ、一週間となりました。外国人研修生・実習生制度を問う、この裁判も年をこそうとしています。来年もよろしくお願い致します。では、皆様よいお年をお迎え下さい。

***********************************
名古屋労災職業病研究会事務局内
 「TMCのベトナム人実習生6人の裁判闘争を支える会」
〒466-0815
名古屋市昭和区山手通5-33-1
杉浦医院4F
Tel/Fax : 052-837-7420
E-mail : roushokuken@oregano.ocn.ne.jp
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自動車輸出が19年ぶり600万台超へ

2007年12月28日 15時28分12秒 | Weblog

自動車工業会のHPからの紹介です。
http://www.jama.or.jp/

 日本自動車工業会が27日まとめた11月の自動車輸出実績は、前年同月比8.1%増の60万422台と28カ月連続のプラスでした。これにより、1- 11月の輸出累計は前年同期比9.2%増の591万4420台となり、2007年通年で19年ぶりに600万台を超えることが確実になりました。
 11月の内訳を車種別に見ると、乗用車が前年同月比8.3%増の53万2096台と、2カ月連続で単月としての過去最高を更新。トラックは2.7%増、バスも26.0%増と好調でした。
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TMPCWAを支援する会から071226

2007年12月27日 23時37分22秒 | Weblog
TMPCWA フィリピントヨタ労組を支援する会からの情報です。

12月26日東京高裁控訴は私たちの提出した口頭弁論再開申し出を
まったく無視し、控訴棄却の判決を言い渡した。判決理由は「労働委員
会が国外の労使関係を対象とする救済を行うことはできないものという
べきである」としている。私たちの提出した、トヨタ自動車がいかに不当
にフィリピントヨタ労組潰しを行ったかについては一言もふれていない。

私たちが口頭弁論再開申し出で明らかにしたようにトヨタ自動車を中心
とするフィリピン進出の日系企業がアロヨ政権に対し、資本撤退の脅し
をかけ、フィリピントヨタ労組の闘いを阻止したのであり、日本の多国籍
企業が自分たちの利益のためにフィリピントヨタ労組をはじめとするフィ
リピン民衆の闘いを潰しているのです。私たちはフィリピントヨタ労組の
闘いに支援、連帯し続けることにより、反グローバリゼーションの闘い
の最前線にいたったようです。

私たちは最高裁に上告し闘います。ご支援よろしくお願いします。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
フィリピントヨタ労組を支援する会
ホームページ: http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/
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本日、トヨタデンソーパワハラ裁判

2007年12月25日 10時32分38秒 | Weblog
暮れも押し迫ってきました。
内野過労死裁判は勝利判決が確定しました。引き続きトヨタとデンソーを相手に闘っている、トヨタデンソーうつ裁判へのご支援もよろしくお願いします。
本日
12月25日(火)午後3時より
名古屋地裁4階402号室にて


大企業トヨタの傲慢な姿を内外に明らかにし、企業の社会的な責任を明らかにさせるためにも意義深い裁判です。多くの人が参加されることを訴えます。


トヨタ・デンソー過労うつ病裁判を支援する会への入会も訴えます。
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自動編纂ホームページ

2007年12月22日 08時45分49秒 | Weblog
トヨタ自動車のこれからの企業戦略の中で興味深い開発です。トヨタ自動車は12月20日、個人の好みや要求に合わせてコンテンツを専用ページに自動編集するホームページ「etoyota.net」を開発、一部運用を始めたと発表しました。これは学習機能を持つ独自開発の検索エンジンを使用することにより、利用頻度が高いほど各自のニーズにより適したページが作成できることです。2008年3月には本格稼働する予定だそうです。
詳細は以下のトヨタのサイトをのぞいてください。

http://www.toyota.co.jp/jp/news/07/Dec/nt07_1208.html
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自動車総連’08賃上げは

2007年12月21日 15時04分08秒 | Weblog
 日本の春闘相場に影響のある自動車総連は、執行委員会を開き08春季交渉に向けた賃上げ要求を提案するようです。

●要求基準を「1,000円以上の賃金改善分」に/自動車総連要求案

   自動車総連は18日に08春季交渉に向けた賃上げ要求として、「格差・体
  系是正に向け、1,000円以上の賃金改善分を設定することを基準とする」
  ことを含む執行部案を確認した。各組合は同案を検討したうえで、1月16
  日に開く中央委員会で正式決定する。要求基準に数値を盛り込むのは02年
  に「ベア分は1,000円を基準」として以来6年ぶり。07春闘では「賃金改
  善分を設定する」という内容だった。
http://www.jil.go.jp/kokunai/mm/kumiai/20071219a.htm

 自動車総連は「格差是正」を掲げるものの、現実には正規社員しか組織していないのだから、企業間・組合間の格差是正になると思われる。私達が問題にしなければならないのは、トヨタで言えば、ひとつに「トヨタはひとつ」(経営幹部)と言いながら、現実はトヨタ自動車の賃金を100としたら裾野に行けば3割にも満たない賃金である。この現実をどう打開していくのかでしょうか。もうひとつは、3割以上の非正規労働者の処遇をどう改めていくかが問われています。
 当労働組合は、この二点を視野に議論を重ね格差是正に取組む姿勢です。
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TMPCWAを支援する会から

2007年12月19日 08時40分26秒 | Weblog
TPPCWA(フィリピントヨタ労組)を支援する会からのメッセージです。

12月16日、フィリピントヨタ労組は全組合員集会を開催しました。
エド委員長から支援する会へ全組合員集会の報告とお礼が届きました。

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フィリピントヨタ労組を支援する会
ホームページ: 
http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/
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親愛なる支援する会の皆さんへ

 全組合員集会は、ジョリビーというファーストフード・レストランの部屋で1時から5
時半まで、TMPCWA組合員の家族を含めざっと128名が出席して開催されました。
集会は最高裁判決に集中しました。私達は、どうしてこんな判決が出されたのか、裁判闘
争を進めるために我々はどうすべきなのかについて、組合員と家族に深く説明しました。
フィリピンにおける労働者の歴史的闘争を記録した映像(「プロレタリアート」)を上映
しました。こうして労働者と家族は、労働者の敵がフィリピン政府と司法制度をどのよう
に操縦することが出来るようになっているのか、そして最も重要なこととして労働者が資
本と地主のあらゆる攻撃をいかにして克服してきたのかを、理解することが出来ました。

 パマンティック-KMU(PAMANTIK-KMU)のロメオ・レガズピ議長とルス
・バクロ書記長が出席してくれて、TMPCWAの組合員と家族に連帯の挨拶を述べまし
た。ジュン・トレス君が日本の支援する会の連帯メッセージを読み上げました。全組合員
集会で我々は、12月21日に最高裁で年内最後の行動を打ち上げることを決定しまし
た。これはトヨタ、日産、ネスレに対する大きな行動になるでしょう。組合員と家族たち
は大変喜んでいましたし、子供たちも大いに楽しみました。工場内外の組合員と家族たち
が、引き続き闘い続けることを約束し合いました。TMPCWAはすべての組合員と家族
に光栄ある良きクリスマスを祈りました。

支援する会から連帯メッセージを送ってくれたことにあらためて厚くお礼を言います。 


エド・クベロ

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職場に生かそう!内野さんの判決

2007年12月17日 14時18分38秒 | Weblog
変えよう!安全・安心で快適な職場環境に


 トヨタ自動車で働いていた内野さんの労災認定が認められましたことは、既に当ブログでも触れました。
 この画期的な判決に反響が大きいことです。そこで、労働組合や疑問に思う労働者が自職場で、この判決をいかに生かしていくか検討する必要があると思います。原告もおっしゃっているように、よかったよかったで終わらないことだと思います。

判決文で小集団活動等の業務扱いに触れている箇所について、以下に抜粋しました
ので参考にして見てはいかがでしょうか。議論しましょう。

内野裁判の判決に見る課題

裁判所の判断(抜粋)
創意工夫提案及びQCサークル活動は、本件事業主の事業活動に直接役立つ性質のものであり、また、交通安全活動もその運営上の利点があるものとして、いずれも本件事業主が育成・支援するものと推認され、これに関わる作業は、労災認定の業務起因性を判断する際には、使用者の支配下における業務であると判断するのが相当である。
 
EX会(職制会)の活動については、これも本件事業主の事業活動に資する面があり、役員の紹介などといった一定の限度でその活動を支援していること、その組織が会社組織と複合する関係にあることなどを考慮すると、懇親会等の行事への参加自体は別としても、役員として、その実施・運営に必要な準備を会社内で行う行為については上記と同様に業務であると判断するのが相当である。

夜間・交代制勤務による労働は、人間の約24時間の生理的な昼夜リズムに逆行する労働態様であることから、慢性疲労を起こしやすく、様々な健康障害の発症に関連することがよく知られており、特に、近年の研究により、心血管疾患の高い危険因子であることが解明されつつあることに照らせば、健一の業務が、深夜勤務を含む2交代勤務制である本件勤務形態の下でされていたことは、慢性疲労につながるものとして、業務の過重性の要因として考慮するのが相当である。

死亡前2ヶ月前から6ヶ月前における労働時間数やいわゆるトヨタ生産方式の詳細について判断するまでもなく、したがって、これに対する被告の主張についても判断を要せず、健一は、量的及び質的にも過重な業務に従事して疲労を蓄積させた上、本件災害直前において極度に強い精神的ストレスを受けたものと認められ、健一が従事した業務は、心室細動などの致死性不整脈を成因とする心臓突然死を含む心停止発症の原因となるものであったということができる。
コメント (1)
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コメント投稿のお願い

2007年12月17日 08時42分36秒 | Weblog
トヨタ自動車堤工場の内野健一さんの労災(過労死)申請をめぐる裁判で名古屋地裁が立派な判決を出したことを契機に、当ブログの訪問者や投稿者が激増しています。大変ありがたいことです。最近はコメント投稿も増えており、これも私たちを勇気づけます。
 こうした皆さんの対応に対して、私たちの現段階の力量からすれば身に余るもので、それに対して十分な対応ができていないことを申し訳なく思います。しかし、これに懲りずにブログへの訪問、コメント投稿も引き続きお願いでします。
 以前お叱りを受けたのですが、コメント投稿は許可制になっています。実はある時期、議論がエスカレートしたこともあり、それに対応しきれなくなって許可制に移行した経過があります。議論はストレートにした方がいいのでしょうが、それならばネット上ではなく、なまの討論の場も追求したいと思います。
 とりあえずお願いまでです。

全トヨタ労働組合(ATU)
 広報担当  仲間 健
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