全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

(株)デンソーと春季団体交渉

2017年03月10日 10時47分59秒 | デンソー
デンソー本社

 株式会社デンソーと3月9日(木)刈谷市内にて、第1回春季要求団体交渉を開催しました。双方とも5名出席のもと2017年度賃金引上げ・一時金等の要求を提出しました。
 最初に組合側から、要求書の説明と背景となる理論説明が行われました。具体的には賃金引上げは、定期昇給・ベースアップ・格差是正を柱に24,000円を個人別要求としました。一時金については、年間新基準内賃金の8ヵ月を要求しました。その他の要求として、職能資格の引き上げ、定年後再雇用者の賃金・一時金を一般組合員の交渉結果に連動して引き上げること。期間従業員の日給一律500円引き上げ正規社員との格差を是正すること。さらにパワハラ・セクハラ・モラハラの防止対策について説明を求めました。次回交渉は一週間以内に開催するよう申し入れました。
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トヨタ二次下請け企業労働者の労災認定裁判高裁逆転勝利『確定』しました

2017年03月10日 10時28分50秒 | トヨタ自動車


ご支援ありがとうございました
 トヨタ直系の二次下請け会社(テー・エス・シー)の労働者が過労死したのは労働災害であるとして、認定を求めた判決が名古屋高等裁判所であり、一審での判決を破棄し、半田労基署の不支給決定を取り消し労働災害と認めるよう決定が2月23日出されていましたが、3月9日厚生労働省は最高裁に上告しないことを決定したことで、労働災害として認定が確定しました。

 彼は100時間近い残業と東日本大震災後のトヨタの変則カレンダー(休日の土日から木金への変更)によって生活をズタズタにされ、過労に陥り心臓疾患で急死しました。ところが労災認定を求めた名古屋地裁は「残業は85時間で労災認定基準に達していない」との冷酷な一言で遺族の請求を棄却したため、遺族が名古屋高裁に控訴していました。
今回の判決は、現在国会で検討されている残業時間上限100時間とする政府案を根本的に覆すものです。あってはならない「過労死」を国が容認することになれば、1昨年に制定された「過労死防止等対策法」が絵に描いた餅になりかねません。
 「企業栄えて、民(労働者)滅ぶ」そんな社会は根本的に間違っていると思います。
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