この問題は昨年夏にすでに報道されています。
中日新聞3月9日の記事からの引用です。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20070309/mng_____sya_____007.shtml
国の外国人研修・技能実習制度で来日したベトナム人の20代女性6人が8日、実習先の
愛知県豊田市の自動車内装部品製造会社でパスポートを没収されたり、トイレに行くたび
に罰金を取られたなどとして、同社や、法務省や厚生労働省などが設立し同研修を運営す
る財団法人「国際研修協力機構」(JITCO、本部・東京)などを相手取り、今月中に
も、人権侵害への慰謝料と不足賃金の支払いを求める訴えを名古屋地裁に起こすことを決めた。
弁護団は、トヨタの3次下請けメーカーでつくる実習生の受け入れ機関「豊田技術交流事業協同組合」(豊田市)の責任も追及。大脇雅子弁護士は「請求額は少なく見積もっても3000万円以上」と話している。
弁護団によると、訴えるのはレ・ティ・キム・リェンさん(22)ら6人で、2003年10月から04年10月にかけて来日。それぞれ同協同組合を通じて同社に配属され、3年にわたって車のひじ掛けなどの縫製作業をしてきた。4人は既に帰国している。
以上引用終了
研修生ということで、違法行為をくりかえしていたのはトヨタの3次下請です。しかし、親会社のトヨタ自動車の責任は免れません。
支援する会を立ち上げる準備も進めています。今後も皆さんに情報提供していきます。
全トヨタ労働組合 広報担当 仲間 健
リェンさんらは昨年夏、当時の地域別最低賃金688円を30円下回っていたとして、
豊田労働基準監督署に申告。同労基署は協同組合加盟の22社に対し、計5000万円を
研修生ら200人に支払うよう是正指導したが、今回は手当をあらためて産業別最低賃金
(807円)に照らして計算、不足分を請求するという。