全トヨタ労働組合(ATU)

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AKK 吉田さん 第9回裁判行われました

2013年02月19日 10時09分26秒 | Weblog
裁判所前 報告する吉田原告

労働災害認定裁判
 2月19日(火)名古屋地方裁判所にて、アイシン機工社員の吉田さんの労働災害認定裁判と地位保全裁判が開かれました。
 多くの傍聴者が駆けつける中、午後1時10分に裁判長が入廷すると傍聴者が全員起立をして会釈をして開廷します。
 最初に労働災害認定裁判の公判が開かれ、原告側の弁護士5人と被告側国の弁護士3人が対面に座ります。原告の吉田さんは弁護士と一緒の席に着きます。
 裁判長から双方の準備書面提出の確認をします。今回は、国側が出した労災には当たらないと言う医師の反論書に対して、会社提出の作業ビデオに基ずいて原告側が医師の意見をもとに反論書(原告準備書面)を作り提出をいたしました。
 あと何回かは双方で準備書面の提出を繰り返して、出尽くしたところで審議となる予定です。

地位保全裁判
 引き続き同じ裁判長のもとで従業員としての地位を確認する裁判が行われました。原告側は同じ弁護団ですが、この裁判はアイシン機工株式会社【被告)を相手にたたかっている裁判で被告側の弁護士は一人です。今回も被告側は何の反論書も出ませんでした。
 被告会社は吉田さんを休職満了にして退職させていますから、原告として、労働災害認定裁判で争っている現段階では、AKKの従業員であることを確認するものとして裁判所に救済をもとめて裁判を行っています。
 もちろん労働災害として認められれば従業員としての地位は認めなければなりませんから、安心して治療も受けることができますし、職場復帰も可能となります。吉田さんは負傷のまま退職に追い込まれ現在に至りますが、健康回復をして職場に戻ることを願って日々たたかっています。
 裁判終了後、裁判所前にて報告集会が開かれ、弁護士からポイントが報告されました。今後ともご支援よろしくお願いいたします。

次回の裁判日程
4月23日(火) 午後1時10分から名古屋地方裁判所