全トヨタ労働組合(ATU)

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豊田市の南北格差 その3

2007年03月03日 16時08分16秒 | Weblog

「新豊田市」は人口は41万人、面積にいたっては930Km2、名古屋市の2。7倍ににもなります。最北端の岐阜県と隣接する旧小原村や旭町、あるいは長野県に隣接する旧稲武町と最南端の豊田市花園町や駒場町との間は60キロから70キロになります。

それはさておいて旧市街地だけに限定すると、最近の開発は旧市街地で言うと北側に偏っています。というよりも、南部のインフラ整備が遅れています。(伊勢湾岸道路は除く)もっとも言い分もあるようで、名鉄三河線もどういうわけかこの時期になってまた需要が増大して、複線化だとか高架などが具体化しようとしています。

とはいっても、全体として南部は医療福祉の点では立ち後れています。特に救急医療体制が欠落しており、南に隣接する知立、安城、刈谷に依存する傾向が大です。救急車に乗って、加茂病院やトヨタ記念病院まで行くことを思うと、隣町でも信頼できるところがあれああばという思いになります。

かつてあの巨大サッカー場のストップのために(住民投票請求)の請願に行ったときに市議会で反対答弁した堤町出身のIという市会議員の反対答弁は記念すべき内容です。彼はこんな事をいいました。「請願者たちは、サッカー場よりも市民病院をというが、現在我が国の市民病院の多くは赤字に陥っており。。。。」
 開いた口がふさがりませんでした。このおっさんは、企業経営の感覚で町づくりを考えており住民の暮らしや福祉はどうでもいいとおもっていたのだなあと思いました。
 
豊田市の現状をお知らせしました。それにしても、南部に運行しているコミュニティバスのふれあいバスも、いつもがらがらです。200円という料金(碧南、刈谷はただ、知立、安城は100円)が高いからではなく、私たちの間にまだ車に依存する姿勢が強いからでしょう。ざんねんなことです。今回は我が町の不均等発展についてふれました。この問題はこれから更に、拡大していくでしょうね。

仲間健    

コメント
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