全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

AKK 吉田さんの判決を受けて

2014年03月25日 20時37分57秒 | Weblog
国側に「控訴するな」の要請行動を展開
 3月18日に名古屋地裁で判決が言い渡され当日午後に、吉田原告と3団体(裁判を支援する会・西三河労働組合総連合・全トヨタ労働組合)は、厚生労働省愛知労働局を訪ねて、控訴しないように要請行動を行いました。

 翌日19日は、原告とともにアイシン機工吉良工場で出勤する労働者に、裁判の結果をお知らせした号外ビラを配布しました。圧倒的多数の皆さんに快諾いただき、また激励の声などをいただくなど、他人事ではなく、真剣に吉田裁判の行方に関心を持って結果を喜んで下さいました。本当に有難うございました。
 9時過ぎにAKKを訪ね、総務担当者2名の方に、判決に従うように会社から国に要請するよう申し入れを行いました。
 さらに、11時過ぎに岡崎監督署西尾支署長を訪ね、「控訴しないように」要請行動を行いました。原告とご両親からは現在の心境を熱く語り、監督署の現地現物調査が真剣に行われず会社の提出資料だけで判断した事を指摘し抗議をしました。

 26日(水)は東京の厚生労働省に面会を求め、控訴せず判決に従うように要請行動を11名で実施します。何としても4月1日の控訴期限までには確定させなければとの思いで支援する皆さんにFAX攻勢をお願いしているところです。

要請内容抜粋
1.名古屋地方裁判所は平成26年3月18日、原告吉田祐二が行った休業補償給付等不支給処分取消請求に関し、不支給処分を行った岡崎労働基準監督署西尾支署長の決定で右手首にかかる部分を取り消す判決を言い渡した。
2.本件災害について、裁判長は、業務との関連について、
①怪我が発症した時期は仕事について、すぐではないので国側の主張する卓球が原因とは考えられないと判断しています。
②スタッドボルトの仮締め作業で行なう動作で、回内・回外運動の速度および回転角は、相応に速く及び大きなものであり、頻度が高く負荷があったと判断しています。
③さらに、原告が5年間にわたり従事したスタッドボルトの仮締め作業が他の要因に比べて相対的に有力な原因になったと評価することは十分に可能である。と判断しています。
3.名古屋地方裁判所の判決においては、岡崎労働基準監督署西尾支署長が不支給処分の事由とした事実関係の誤りが判示され、原告が行った休業補償給付等の申請に事由があることが明らかとなりました。
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AKK 吉田裁判(労災認定)判決結果

2014年03月18日 21時21分19秒 | Weblog
 判決報告会場にて
 出ました労災認定
 3月18日(火)午前10時20分開廷の名古屋地裁にて、アイシン機工吉田さんの「不支給決定取り消し裁判」(労災認定)が行なわれ、日比野裁判長は「不支給決定取り消し」を命じました。
 2011年8月に提訴して以来、2年7カ月の裁判をたたかい勝利を得ました。ご支援の皆さん本当に有難うございました。
 しかしまだ喜ぶわけにはいきません。国側が控訴することも考えなければなりません。控訴期限は3月31日(月)です。本日は厚生労働省「愛知労働局」に控訴せずに判決に従うよう要請行動をしました。支援者の皆さんにも「控訴するな」のFAXを送るように行動提起をしましたので、宜しくお願いいたします。

午前10時30分から桜花会館に移動して、判決の報告会を行ない5人の弁護団を代表して、勝利の要因について、かいつまんで報告がされました。報告後、司法記者クラブにて記者会見を行いました。

判決主旨(中谷弁護士の報告骨子)
 怪我が発症した時期は仕事についてすぐではないので、国側の主張する卓球が原因とは考えられない。それよりも長い期間、厚手のゴム手袋をはめてスタットボルトを1~2回転させる作業に相当の負荷がかかると認定した。
原告が5年間にわたり従事したスタッドボルトの仮締め作業が他の要因に比べて相対的に有力な原因になったと肯定できるから、業務に起因しているため労働災害と裁判所は認定した。

労働組合の存在は
 当組合が2006年に結成されてから扱った労働事件はこれで4件目ですが、労災認定裁判は初めてです。この勝利で弱者である労働者の立場を守る役割を果たしたことは、大きな意味を持つものです。 
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AKK吉田裁判判決日迫る

2014年03月16日 20時44分52秒 | Weblog
 

判決、18日(火)午前10時20分 名古屋地裁1103号 
 アイシン機工で労働災害にあったにもかかわらず、岡崎労働監督署西尾支署が労災として認めなかったために、「不支給取り消し」を名古屋地裁に提訴していた裁判がいよいよ18日(火)に判決が下されます。傍聴支援よろしくお願いいたします。
 トヨタグループ企業では、トヨタ自動車の内野さん過労死裁判に次ぐものです。本人の頑張りはもとより、全トヨタ労働組合も全力を挙げて取り組んできました。

 判決が明日に控えた今日(17日)、朝7時から、原告も参加してAKK吉良工場の門前で当組合の機関紙を配布しました。これまでも吉田裁判の取り組みを機関紙に載せて、労働者の皆さんに報告をしてきました。AKK吉田1人の問題ではなく、働くみんなの問題でもあり、誰しも安全で安心して働きたい要望は強いものがあります。
 彼は、一生懸命に働いた結果として怪我をしてしまいました。泣き寝入りをするのではなく、救済の道を選択しました。賢明だったと思います。なぜならば症状がなかなか治らなかったからです。仕事でなったことは間違いないからこそ、救済を求めて懸命に頑張ってきました。
 労災と認められれば、職場に戻れる可能性が強くなるだけに、何としても勝ち取りたいものです。
 
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今度はゴミ箱設置パートⅡ

2014年03月07日 19時43分34秒 | トヨタ自動車
  
 本日は(7日)トヨタ自動車堤工場門前で当組合の機関紙を配布しました。撒き始めて10分もしたら警備する守衛が4人も現れて、上記写真のように監視を始めました。抗議をしたら立ち退きましたが、出入り口に今度は、緊急にゴミ箱を設置し受け取った従業員に捨てさせる手段です。
 見ざる、聞かざる、言わざるを押し付けるやり方は、まるでどこかの宗教集団です。
 トヨタ自動車では、会社外から持ち込んだ弁当等のゴミは社内で捨てることは出来ません。持ち帰りが躾として指示されています。(社内のゴミ減量のため)したがって社内の特定のところにしかゴミ箱は設置されていなのです。もちろん工場の出入り口にはゴミ箱はありません。
 ここまでやるか豊田章男社長さん、派遣の守衛さんが良心を痛めています。大体従業員である前に1人の人間として存在しており、日本国憲法で人権が保障されているのです。世間の常識がトヨタでは非常識と言うのなら、トヨタ自動車自らが社会の公器を否定することです。
 国民の皆さん、トヨタユーザーの皆さん、トヨタ企業集団が、ちっぽけな当組合を握りつぶすために血眼になっています。なぜ!
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恐るべしトヨタ自動車

2014年03月04日 15時19分25秒 | トヨタ自動車
トヨタ自動車本社建屋

トヨタは、労働組合敵視をやめろ!
 外需依存から内需拡大の経済環境に変えていけるのかが課題となっている今春闘ですが、自動車産業のベースアップ実現に社会は注目をしています。
 当労働組合は、機関紙23号を発行して、今春闘の特集で「すべての労働者の賃金引き上げを!」実現すべき呼び掛けています。
 今朝も(4日)トヨタ自動車本社のテクニカルセンター前で機関紙配布活動をしました。普段はまったく警備をしていないのに、この日ばかりは何人もの守衛がいて、ムダを排除するトヨタらしからぬ配備でした。
 しかも、会社の労務担当者10人ほどが、数か所に分かれて私達の動向を監視する人、出社する従業員に「ビラを受け取らないように」と声かけ組合活動を妨害したり、機関紙を受け取る状況を監視しているのです。抗議をすると会社の敷地内に逃げていきしばらくするとまた出てきます。
 しかも、配布終わっても、当組合員を尾行して車のナンバーをメモするなど、トヨタの行為は、権力を振りかざして圧力をかける犯罪行為です。
 トヨタ自動車は、労働者の内面までも干渉し、人権を踏みにじる卑劣な企業です。私達は労働組合でもあり、車ユーザーでもあります。豊田章男社長はおごりを改め襟を正すべきです。
コメント (13)
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