全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

トヨタ自動車への損害賠償請求裁判が行われました

2021年04月27日 11時17分36秒 | トヨタ自動車

損害賠償請求裁判が行われました。

トヨタ社員の過労自死労災認定裁判と平行してトヨタ自動車に損害賠償を求めている裁判が4月21日、13時15分から名古屋地裁で行われました。裁判では原告側から求めていた被災者Kさんの業務に関係する書類の提出要請へのトヨタ自動車側からの回答がありました。要求している5点の内、2020年ビジョンに関する議論の議事録は提出拒否、3点については(未だに)検討中、1点については裁判官にのみ公開、というものでした。そして次回までに結論を出すとともに、平行して、準備書面を提出するという回答でした。事後の報告集会では原告側弁護団から、次回のトヨタ自動車の回答を待って、裁判所に文書退出命令を要請するとともに、出されたものに踏まえての書面の提出を準備するとの意思表示がありました。

と同時に報告集会では、現在、名古屋高裁で争われている過労自死認定裁判では大きな前進があったことが弁護団から報告されました。Kさんの過重業務の一つであった「2020年ビジョン」の作成業務と同様の業務をやっていた人が見つかり、既に事情聴取を済ませ陳述書も提出している、証人尋問も考えているとのことです。この労災認定裁判では、新しいパワハラ労災認定基準に照らせば、パワハラだけでも労災は認められるべきであり、新しい証拠提出によってさらに認定に向けて前進しているとの報告がありました。

次回の労災認定裁判・控訴審は5月25日10時30分から、損害賠償裁判は6月30日13時15分からです。

傍聴・ご支援宜しくお願いいたします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする