全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

デンソー加藤社長は責任を取るべきです

2012年02月29日 19時58分42秒 | Weblog


労災を起こして、責任がないと開き直る世界のデンソー

 2月28日には、愛知県下のユニオン共同行動の一環として刈谷駅で早朝ビラ配布、マイク情宣を行いました。目的は、デンソー(本社愛知県刈谷市、社長加藤宜明)で働いて労働災害にあった高比良さん(労災認定確定)がデンソーに謝罪と損害賠償を求めていることを知っていただくことです。行動にはユニオンの仲間を含め13名が参加しました。
 これまでにデンソーと直接交渉を進めてきましたが、デンソーは最初から弁護士をつけて「労災は会社に責任がないから要求には応じられない」と無責任な態度を取り続けてきました。その後、全トヨタ労組の組合員となり、デンソーと二回の団体交渉を開催し、三つの要求で交渉をしてきました。[1.謝罪をすること。2.再発防止策を求めること。3.損害賠償をすること。]
 高比良さんは、約一年間治療のため仕事に就けず生活を棒に振りました。健康回復への不安を持ちながら、精神的にも苦痛を感じたといいます。
 三つの要求を求めてたたかう高比良さんの支援と、デンソーに対する抗議行動を引き続き行っていきます。皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。

雇用破壊が進んでいる現実

2012年02月24日 18時02分13秒 | Weblog
物づくりが雇用を破壊している!

最新のニュースから

●非正規割合35.7%に、前年同期比36万人増加/労働力調査・詳細集計 10~12月期平均

 総務省が20日公表した労働力調査詳細集計によると、2011年10~12月平均の役員を除く雇用者は5,134万人で、このうち正規の職員・従業員は3,300万人と前年同期に比べ54万人減少、非正規は1,834万人と同36万人増えた。非正規の割合は35.7%となり、同0.8ポイント上昇した。10~12月期から東北3県を含ませての詳細集計の公表となった。
http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/4hanki/dt/index.htm

●元期間従業員の請求棄却/ホンダ「雇い止め」訴訟

 ホンダの栃木製作所真岡工場(栃木県真岡市)で約11年間、期間従業員として働き、減産を理由に不当に雇い止めとされたとして、宇都宮市の男性がホンダに雇用の継続確認や損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は17日、請求を棄却した。(共同通信)
http://www.jil.go.jp/kokunai/mm/hanrei/20120222.htm

AKK 吉田さん 第3回裁判行われました

2012年02月23日 21時57分57秒 | Weblog
 労災保険は誰のためにあるのか?
 
 2月21日(火)午後1時10分から名古屋地方裁判所にて、AKK(アイシン機工・社長角谷孝二)従業員で吉田さんの第3回労災認定裁判が行われました。
 大勢の傍聴者が詰めかけ関心の高さがうかがわれます。裁判長が原告側から出された陳述書等を確認し次回の日程を確認して10分程度で終わりました。
 この裁判は、岡崎労働基準監督署西尾支署が下した「不支給」決定を取り消すよう求める裁判です。仕事との因果関係が問われているわけですが、国は仕事の加重性は認めているものの同種作業者と比べて「特段作業量が多いわけではない」あるいは「他の人はけがをしていないのに、あなただけがけがをするのはおかしい」などと、平均基準説でとらえているのが特徴です。この説は、10人の選手が100M競争を競って全員一位でなければならない論理です。人には能力も体力も違いがあることを認めない考えが間違っていることは、これまでの裁判事例でも幾つとなく認められてきたことです。厚生労働省は基準の見直しをすべきです。

次回の第4回裁判は、4月17日(火)午前11時30分から 
 名古屋地裁1103号法廷で行われます。原告弁護団からは、医師の「意見書」を提出する予定です。 傍聴を宜しくお願いいたします。
 現在吉田さんは、産業医学の治療を続けており、両腕の機能回復に努めております。ATU吉田さんの裁判を支援する会を立ち上げました。皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。


暗黒企業トヨタ恥知らず

2012年02月11日 19時46分48秒 | トヨタ自動車
 日本は近代的社会にも関わらず、トヨタの中は全く違う暗黒社会である。全トヨタ労働組合は、2月8日(水)トヨタ自動車堤工場門前にて組合機関紙18号を配布した。
 ところが、私服姿の人物が工場門の入り口で、受け取った従業員から組合機関紙を略奪しているのです。以前にも本社で「私物を会社に持ち込まないで下さい」と言って、にわか作りのゴミ箱に捨てさせて回収をしていました。明らかに、労働組合に対する干渉であり、不当労働行為です。当組合は、その都度、トヨタ自動車に対して抗議と謝罪を求めていますが回答がされた事はありません。
 堤工場の犯罪についてその場で抗議をし、10日付けで「抗議と謝罪を求める申し入れ書」を豊田章男社長に文書で送りました。

いか全文です。

                             2012年2月10日
トヨタ自動車株式会社
代表取締役 社長 豊田 章男 殿

全トヨタ労働組合
執行委員長 若月忠夫

繰り返すトヨタ自動車の労働組合活動への干渉・不当労働行為について

抗議と謝罪を求める申し入れ書

 貴社に対して、これまで何度となく表記の問題について抗議をしてきたにもかかわらず、またもや、2012年2月8日(水)堤工場西門前にて、午後3時半から4時40分頃まで、全トヨタ労働組合は機関紙(第18号)配布を行ったところ、堤工場西門守衛室の外に立っていた私服の者が、入門する従業員から当組合の機関紙を略奪している現場を若月執行委員長が確認しました。
 ただちにその場で(ほか守衛員が3人いた)抗議をしたが、本人は奥の部屋に隠れて出てきませんでした。しかる行為をしていなければ隠れる必要はないはずです。
 たとえトヨタ自動車労働組合の役員がしていたとしても、犯罪的行為を許している貴社の姿勢は同罪です。また、組合活動終了後に組合員を尾行して車のナンバー等をひかえる行為をやめること。
 情宣活動は、まったく正当な組合活動であるにもかかわらず、貴社の繰り返す妨害行為は、明らかに当労働組合の運動に対する干渉であり、労働組合法第7条に該当する不当労働行為です。会社の指揮のもとに繰り返し行われている組合弾圧にたいして厳重に抗議するとともに、今後このような行為を繰り返さないよう社長名で全従業員に徹底すると同時に以下のよう申し入れます。

                  記
 1.上記の行為を直ちに調査をして、謝罪文を2月20日(月)まで文書で届けること。
 
以上