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フィリピントヨタ労組 勝利声明を発表

2013年05月30日 22時16分09秒 | Weblog
フィリピンから届いた、刑事事件勝利プレスリリースをお伝えします。

PRESS RELEASE
プレスリリース
May 28, 2013
2013年5月28日


On its 12th year,
12年目に入って、
Workers gained victory against Toyota!
労働者はトヨタに対する勝利を獲得した!
Reference: Ed Cubelo, President, Toyota Motor Philippines Corporation Workers Association (TMPCWA) | 09423676974
トヨタ・モーター・フィリピン・コーポレイション・ワーカーズ・アソシエイション(フィリピントヨタ労組)(TMPCWA)、委員長エド・クベロ


After 12 long years of persistent struggle and undying vigilance and defiance towards the harassment of Toyota Motors Philippines Corporation, the leaders and members of Toyota Motors Philippines Corporation Workers Association (TMPCWA) today gained victory against Toyota as the company withdrew the criminal cases they charged to the 20 leaders and members of TMPCWA.
トヨタ・モーター・フィリピン・コーポレイション(フィリピントヨタ自動車)の嫌がらせに対する12年の長きに亘った闘争と不滅の警戒・抵抗の末に、フィリピントヨタ労組TMPCWAの指導者と組合員は、今日、フィリピントヨタ自動車に対する勝利を獲得した。会社側が、組合の指導者・組合員20名に対して告訴した刑事事件を取下げたからである。

In a Judicial Dispute Resolution (JDR) meeting held today at the Paranaque Metropolitan Trial Court (MTC) Branch 78 under Judge Ramsey Domingo Pichay, Toyota Company withdrew the criminal case against the members of TMPCWA as a response to the consistent struggle for 12 years of the workers in calling for justice and the immediate dismissal of the case.
今日、パラニャーケ市の首都圏地裁第78支部で、ラムゼイ・ドミンゴ・ピチャイ裁判長のもとで開催された司法紛争解決(JDR)の協議において、フィリピントヨタ社は、正義と、事件の即時却下を求める労働者の12年間にわたる一貫した闘争への対応として、TMPCWAの組合員に対する刑事事件を取り下げた。

Judge Ramsey Domingo Pichay of Paranaque MTC Branch 78 issued an Order of the court that DISMISSES PERMANENTLY CRIMINAL CASE NOS. 02-0620 and 02-0621 filed against all the accused members of TMPCWA. Aside from the dismissal of the case, the court also directs the cancellation and or setting aside of all warrants of arrest issued against all the accused.
パラニャーケ市の首都圏地裁第78支部のラムゼイ・ドミンゴ・ピチャイ裁判官は、TMPXWAの全被告組合員に対して提訴されていた事件番号No. 02-0620および02-0621の刑事事件を、永久に却下する裁判所命令を下した。事件の却下のほかに、裁判所は、全被告に対して発行されていた逮捕状の全てを取り消しまたは不問に付すことも命令した。

a?We consider today as a very momentous and victorious event, not just for the members of TMPCWA, but also to all the workers in the country. This fight that took 12 years of our lives had given us various lessons that we have come to live up to this very day. Our continued unity and perseverance in facing Toyota Corporation and these fabricated criminal cases filed against our leaders and members brought about this victory,a? says Ed Cubelo, President of Toyota Motors Corporation Workers Association (TMPCWA).
「我々は今日という日を、TMPCWAの組合員にとっての正義としてだけでなく、我が国の全労働者にとっても、きわめて画期的なかつ勝利の出来事であるとみなす。我々の人生の12年を要したこの闘いは、我々の今日のこの瞬間まで生きる信条になってきた、いろいろな教訓を我々に与えてくれた。トヨタ社と、我が指導者・組合員に対して提訴されたこのでっちあげ刑事事件を前にしての、我々の持続的な団結と粘り強さが、この勝利をもたらしたのである」と、フィリピントヨタ労組のエド・クベロ委員長は言った。

Toyota Motors Corporation was also pressured with the ILO report issued last November 2012 urging the Philippine Government and Toyota to 1.)a?reinstate the illegally dismissed workers, if not possible, to reach an equitable solution; and 2.)a?withdraw all criminal cases filed against the officers and members of the union.
フィリピントヨタ自動車は、昨2012年11月に交付されたILO勧告によっても追い詰められていた。その勧告は、フィリピン政府とフィリピントヨタ社に対して、1)不当解雇した労働者を職場復帰させること、それが不可能な場合は衡平な解決をすること、また2)組合の執行委員・組合員対して提訴した全ての刑事事件を取り下げることを迫っている。

a?We know, however, that this victory is only a part of our whole struggle for justice against Toyota and that we gained this not just through our unity but also with the support and solidarity from workers in the Philippines and in other parts of the world that are with us in this struggle. We are more determined than ever to gain victory for all the issues and struggles of our union against Toyota Motors,a? ended Cubelo. ###
「しかしながら、我々は、この勝利は我々がトヨタに対して正義を求めている全闘争のほんの一部にすぎないこと、そしてまたこの勝利を我々は、我々自身の団結によってだけでなく、この闘争で我々に寄り添ってくれたフィリピン国内および世界各地の労働者からの支援と連帯のおかげで、獲得出来たのだと承知している」と、クベロ委員長は結んだ。
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フィリピントヨタ労組のたたかいは新展開

2013年05月30日 21時54分31秒 | Weblog


 フィリピン共和国、首都圏地方裁判所は、「提訴された刑事事件No. 02-0620および02-0621を、永久に却下する」と決定をしました。これは12年前に起きた組合員・指導者の不当解雇問題ででっち上げ刑事事件を取り下げたものです。

フィリピン共和国
首都圏司法区
首都圏地方裁判所
第78支部
パラニャーケ市

刑事事件番号No. 02-0620~21 重大な威圧被疑事件
フィリピン国民対提訴された刑事事件No. 02-0620および02-0621を、永久に却下する。

被告
ジョエイ・S・ジャヴィロナール
ジョージ・T・ポルタン
レイナルド・キュエヴァス
アルマンド・エルシロ
エリクソン・モンテロ
アルフォンソ・オクラリーノ
ネルソン・カバフグ
ジューン・G・マニグバス
ドミナドール・M・ザモラ・ジュニア
デクスター・R・フルガー
アラン・ジョン・D・マラバナン
エドガー・D・ヒラガ
アリエル・V・ガルシア
ジュード・ジョノベル・P・ロザダ
アレックス・J・ヴィスタル
エデゥアルド・ガドー
ドミナドール・アリオラ
パウリノ・H・マレオン二世
ジェイ・コラル
アルベルト・ロンボイ

命令提訴された刑事事件No. 02-0620および02-0621を、永久に却下する。


私人告訴人ナポレオン・S・マニクラング・ジュニア、ルペルト・キナクマン・ジュニア、クリスオファー・F・トレテおよびレオロ・B・パジャリトが本2013年5月28日に提出した宣誓付き取下げ書が本裁判所に提出されている。

裁判所は、同取下げ書は、私人告訴人らによって任意に、かつそれがもたらす結果を知悉の上で、作成されたものであると確信する。

以上のことに鑑み、さらに検察は、私人告訴人らの直接かつ積極的な参加なしには、主役たる全被告の有罪を合理的な疑いを超えて証明することが出来ないことを考慮し、かつ検察員の申立により、また全被告の承諾のもとに、裁判所は、全被告ジョエイ・S・ジャヴィロナール、ジョージ・T・ポルタン、レイナルド・キュエヴァス、アルマンド・エルシロ、エリクソン・モンテロ、アルフォンソ・オクラリーノ、ネルソン・カバフグ、ジューン・G・マニグバス、ドミナドール・M・ザモラ・ジュニア、デクスター・R・フルガー、アラン・ジョン・D・マラバナン、エドガー・D・ヒラガ、アリエル・V・ガルシア、ジュード・ジョノベル・P・ロザダ、アレックス・J・ヴィスタル、エデゥアルド・ガドー、ドミナドール・アリオラ、パウリノ・H・マレオン二世、ジェイ・コラルおよびアルベルト・ロンボイに対して提訴された刑事事件No. 02-0620および02-0621を、永久に却下する。

裁判所は全当事者、即ち私人告訴人らおよび全被告に対して、平和裏に生活し、かつ互いにいかなる報復的および/または復讐的行為をとらないよう指示する。

裁判所はまた、全被告に対し発行されている全逮捕状について、もしなんらかのものが発行されているのであれば、これを取消しおよび/または不問に付すよう指示する。裁判所はさらに、全被告の現金による保釈金について、もしなんらかのものが納付されているのであれば、これを還付するよう指示する。

最後に裁判所は、以後の一切の公判について、もし期日指定されているものがあれば、これを取消すよう指示する。

以上のとおり命令する。


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トヨタ自動車抗議文受取りを拒否

2013年05月22日 11時12分54秒 | トヨタ自動車
「トヨタ自動車 豊田章男社長 抗議文受取りを拒否!」 New! 
http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/

昨年11月のILO勧告を受け、争議の解決を図るようにトヨタ自動車豊田社長にTMPCWA、支援する会、愛知の会の3者の連名で4月25日に(前記事)要請書を送りました。

私たちは2週間回答を待ちましたが、トヨタ自動車からはこの要請書への回答が来ないため、5月13日に下記抗議文を送りました。

「私達が過日、昨年11月に発せられたILO(国際労働機関)の新勧告を踏まえて、十分な回答期限(2週間)を付して貴殿に提出した、隠忍自重のうえにも自重し筋を通した、誠実かつ真摯な要請書に対して、貴殿からは何らそれに応じるとの回答をされなかったばかりでなく、私達の要求を拒否されるのであれば拒否する旨の回答をするでもなく、その他一切の有意な態度表明も示して下されませんでした。このような無言無視の対応は大変遺憾なことであり、貴殿のこのような傲慢不遜な態度に対して、私達は満腔の怒りをもって抗議します。」

が、あろう事かトヨタは抗議文の受取りを拒否したのです。
トヨタはその企業理念の第一に「内外の法およびその精神を遵守し、オープンでフェアな企業活動を通じて、国際社会から信頼される企業市民をめざす」と掲げていますが、実態は「クローズでアンフェアな企業活動」であることを露呈していると言わざるを得ません。私たちはトヨタ自動車を断固糾弾します。(転載)

コメント (1)
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トヨタ自動車本社に要請書送付

2013年05月15日 06時33分17秒 | トヨタ自動車
 フィリピン国に進出した、トヨタ自動車が同工場に、意に沿わない労働組合ができたことを警戒して組合つぶしを試み、2000年に233名の大量不当解雇をしかけてきた。
 現在も全面解決を求めてたたかい続けています。日本で支援を続けている2団体がこのたび改めて要請書を本社に送り、早期解決を求めています。以下に全文を掲載します。


2013年4月25日 
配達証明付き書留郵便にて郵送

〒471-8571 愛知県豊田市トヨタ町1番地
トヨタ自動車株式会社
代表取締役社長 豊田章男 殿


トヨタモーター・フィリピン・コーポレイション・
ワーカーズ・アソシエイション(TMPCWA)
委員長 エド・クベロ

 フィリピントヨタ労組を支援する会
共同代表 山際 正道

フィリピントヨタ労組を支援する愛知の会
共同代表 田中 九思雄

要 請 書
(フィリピントヨタに於ける余りにも長期に亘る労働争議の解決について)



拝啓
 貴殿はとっくにご承知のことと推察致しますが、或いはたとえ貴殿自身がご存知ないとしても貴社の然るべき担当部署の有能な担当責任者はご存知のことと思いますが、貴社が労働者の基本的権利である労働組合の結成を嫌悪して、子会社Toyota Motor Philippines Corporation(TMP)をして強行させた、233名のフィリピン人労働者に加えた大量解雇に関して、国際労働機関(International Labor Organization; ILO)は、昨年11月、この解雇は労働者の団結権、すなわち結社の自由の原則に対する由々しき侵害であるという点で看過できない重大な国際労働基準違反であるとの判断から、ILO条約上の制約から直接TMPを名宛人としてではないとはいえ、実質的にはTMPを名宛人として形式的にはフィリピン政府に対して、極めて厳しい勧告を発しました。
 寸刻を惜しむご多忙中の身であろうと推察される貴殿のお立場を慮って結論から先に述べますが、このような勧告を下されたと言うことは、トップクラスのグローバル企業であることを誇る貴社がその対労働者政策の在り方について、国際条約に基づく権威ある機関から容赦ない鉄槌を下されたことを意味するものであり、最早この事実は如何なる手段をもってしてもけっして歴史的記録から消し去ることが出来ません。貴殿、貴社およびTMPにとって真にお気の毒なことと同情を禁じ得ません。唯一残された救済策があるとすれば、それは貴殿が今直ぐ本件を真摯に解決するとの決断をし、貴社およびTMPの関係責任者に具体的解決を急いで進めさせ、ILOからその姿勢と結果を評価するとの判断を得て本件が友好的に解決した旨の公表をしてもらうことしかありません。
 すべからく下位の役員、担当者からの直言、進言、上申、提案などが歓迎、許容されるとは考えられない貴社においては、善きにつけ悪しきにつけ全ては貴殿ご自身の決断如何に懸かっていると判断すればこそ、私達は貴殿に直接この書簡を送りつけているのです。
今回のILO勧告が発せられたことを不幸中の幸いと捉えて、それに真剣に向き合い耳を傾けて、ここで問題を一挙に解決するという決断をして下さい。言うまでもなく私達はそれを歓迎し解決の内容についての協議に入る用意は既に出来ております。貴殿が時を空費することなく解決するとの決断をされることが、貴社にとっても労働者にとっても、その他全ての関係者にとっても、最善の道なのではありませんか。この書簡は貴殿からの回答を待つべきであると社会通念上考えられている期間中(2週間)は、公表することはありません。
 直接貴殿からの回答でなくとも、貴殿の意思であることが伝わるものであれば、密使その他の方法で回答を下さっても構いません。
 このような土俵際で貴殿の決断を促がす背景には、ご承知のことであるとは思いますが、フィリピンの裁判所に10年以上に亘って懸かっているTMPからの告訴に基づく刑事事件を、この度TMP側から取り下げたいと司法紛争解決(Judicial Dispute Resolution; JDR)手続を申請されたことに関係があります。もしも貴殿がここで紛争の一挙解決をするとの決断が保証されるのであれば、私達は当該刑事事件の被告とされている解雇者達は無条件で取下げに応じる用意があることを保証出来ます。しかしながら、貴殿からそのような保証が示されないのであれば、被告とされている労働者達はたとえこの先何年に亘って裁判が長期化されようとも、人間の尊厳をかけて闘い続け貴社およびTMPの非を世界に向かって訴え続けていくでしょう。なお、この10年以上に亘り続いている刑事裁判についても、ILOはそのように長期の裁判が行われていること自体が人権侵害であると指弾していることは、ご承知のことと思います。
 233名の解雇事件に戻って、貴社の有能な担当責任者やスタッフが貴殿に正しく問題を報告していないかもしれないことを懸念して、今回のILO勧告がどれほど厳しい内容のものであるかについて、今回の勧告全文(英文)と共に参考までに私達が作成した和訳文を同封致しますので、よろしければご利用になって下さい。
 最後に、もしも貴殿が本書簡に記した私達の誠意をこめた訴えを無視または拒否されるのであれば、それは貴殿および貴社のダブルスタンダード、二枚舌であり、貴殿の唱える現地現物はただアメリカ向けだけのお追従、詭弁であると結論付け、当然のことながらそのような貴殿の態度を直ちにILOに報告することは勿論のこと、あらゆる合法的な手段方法を駆使して暴露し引き続き闘い続ける以外にないと判断せざるを得ません。
敬具
同封書類:ILO勧告全文(英文)および和訳文(当会作成)
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第84回労働者祭典(メーデー)開催

2013年05月03日 21時55分00秒 | Weblog
 安城地区メーデーデモ行進

 西三河統一メーデー安城会場
 5月1日(水)晴れ渡る空のもと、今年で84回目となる労働者祭典メーデーが自動車産業の街、西三河安城市で150人の参加で行われました。
 安城地区労や西三河労連などが母体となって実行委員会方式で、毎年統一したメーデーが行われております。政党からは民主党・共産党・社民党・新社会党の参加があり、来賓あいさつがありました。議長のあいさつでは、安倍内閣の憲法改正の危険を指摘し、今こそすべての労働者が統一して行動を起こすことを提起されるなど大会は盛り上がりました。集会終了後市内を回るアピールデモ行進を行いました。
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