全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

追悼 城山三郎

2007年03月23日 07時00分31秒 | Weblog

勇者は語らず
  著: 城山三郎
  発行: 新潮社
価格/473円(税込) 
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形式/



城山三郎さんが亡くなりました。愛知が生んだというよりも、日本の中でも企業の実態にまともに目を向け、それを経済小説として表現できる、数少ない作家でした。できれば、地元トヨタをテーマにした小説をもう一度書いていただきたかったです。 合掌

以下ウィキペディアを参照に編集

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%8E%E5%B1%B1%E4%B8%89%E9%83%8E

城山 三郎(しろやま さぶろう)
 1927(昭和2)年、名古屋生れ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎えた。一橋大卒業後、愛知学芸大(現愛知教育大学)に奉職。57年、『輸出』により文学界新人賞、翌年『総会屋錦城』で直木賞を受け、経済小説の開拓者となる。吉川英治文学賞、毎日出版文化賞受賞の『落日燃ゆ』は有名。

「勇者は語らず」はトヨタ自動車のことです。
 ここでは川奈自工の人事部長冬木と、その下請会社の社長山岡。かつて戦場で同じトラックに乗っていた二人を通し、戦後日本経済の勇者〈自動車産業〉の内部をリアルに重層的に描いています。強大な力ゆえに海外から激しい非難の矢をあびせられながら、沈黙を守るメーカー。これは貿易摩擦頃でしょうか。
 その下でより大きな沈黙を強いられる下請け。これも現在までのトヨタと協力工場との関係ですね。ここには戦後を生きぬいた日本人の縮図が描かれています。
文庫本にもなっています。
 このブログをよんで見えるトヨタ関係者の皆さん、精文館なんかに山積みのよいしょ本だけでなく、たまにはこういう本もお読みになったらと思います。

以上

コメント
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