全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

総会と祝勝会を開催

2015年08月02日 20時49分57秒 | アイシン機工

支援する総会

祝勝会でのお礼のごあいさつする吉田さん

ATU(吉田さん)裁判を支援する会総会、和解祝勝会を開催
 8月1日、刈谷市内にてATU(吉田さん)裁判を支援する会は、第5回総会を開催するとともに、それに続いて吉田さん裁判の和解祝勝会を開催しました。
 両集会にはのべ50名以上の方が駆けつけてくださいました。まず総会では海外出張で出席出来なかった支援する会代表の猿田中京大名誉教授からのメッセージが紹介され、支援する会からの活動報告と会計報告のあと、弁護団を代表して中谷弁護士の方から報告がなされました。(前ブログ参照してください)中谷弁護士は、簡潔に裁判の経過をまとめ、裁判と和解解決の意義、さらにそれが実現できた根拠などについてわかりやすく述べられました。この後質疑応答の行い総会を終了しました。当面労災補償の手続きなどが残されていますが、裁判そのものは終結ということになりました。

 この後場所を会館内のレストランに移して和解祝勝会を開催しました。
祝勝会では吉田さんへの花束贈呈、吉田さんからのお礼の言葉の後、全員で乾杯し、それに続いて、梅村、仲松両弁護士からの発言、支援してくださった諸団体・裁判をともに闘っている仲間、笹日労、名古屋ふれあいユニオンの発言、参加しているATU組合員の発言と続き、最後にATU若月委員長のお礼の言葉と今後に向けての決意が述べられました。そして締めくくりとして、吉田さんから、苦労しながら吉田さんを支えてくださったご両親への花束贈呈を行いました。集会は飲み物を片手に和やかに談笑しながらも、お祝いの言葉ににも聞き入り、吉田さんが闘った裁判の意義をかみしめる、よい集会だったと思います。全国の支援者にこの面を借りて厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。

AKKもう一つの吉田裁判記事に対するコメント

2014年12月28日 18時06分23秒 | アイシン機工
 12月3日付けの「AKKもう一つの吉田裁判」の記事に対して、一般人の方から『「これは本当の話ですか?」ATUが作り話をしている気がします。一般の企業がこんなバレバレの嘘をつくとは思えません。名誉毀損で訴えられますよ。とてもじゃないが信じられません。』とコメントをいただきました。
 上記コメントに12月28日付けで「かける」さんから、下記のコメントをいただきましたので紹介します。

作り話という証拠や根拠は、何でしょうか?この裁判は、7年以上も続いており、未だに解決していません。数回程、吉田さんの裁判を直接、傍聴した事が、あります。
 私は、トヨタ系の上場企業の元正社員で、工場で現場職をしていました。現場職は、立ち仕事しか、ありません。ある日、突然、急な病気になり、療養
の為、休職しました。その後、産業医は、「座り作業なら勤務は、可能である」と会社側(←私の病気に、関する知識無し)に指示しましたが、会社側は、「そんな仕事は、無い」と拒否。それから、私を会社都合で、退職させました。
 実際なら、「病気」でも、安易に、正社員を解雇するのは、「不当解雇」になります。労働問題ともなると、刑事事件とは違い、悪い事をした企業側に、社会的な罰則が存在してません。これが、労働基準法の弱点です。このせいで、企業側にとっては、好都合でやりたい放題、逆に、立場の弱い労働者側は、泣き寝入りしている人が多いのが、実状です。
 企業側は、最終的に、労働問題をお金で解決していますが、お金では済む事ばかりでは、無い事も知って頂きたいです。「お金がある」というおごりが
あって、誠意という心のお金で、解決をしようという考えが、企業側には、全く無いのは、ある意味、可哀想に思います。問題を起こして、「責任を取る」事態になった途端、逃げまくるのが、企業です。私の会社も、そうでした。
 あなたにとっては、他人事でしょうが、あなたが、当事者になった時、「作り話」って、言われたら、いい気分がしますか?又、自分が、その問題をどう解決して行くのか、よくお考え頂きたいと思います。ちなみに、管轄の厚生労働省は、この実態について、重く見ていません。知らん振りです。
 今まで、サラリーマン・OL生活を経験した事が無い、厚生大臣や国会議員達が、労働問題の原因を作った企業に対する罰則を取り入れた、労働基準法
の改正の議案が、出た事がありましたか?無かったと思います。それが、良い証拠です。
 助けたくても、「罰則」という助ける手段が無いので、弁護士さん達は、助けられません(←労働問題は、報酬的に割が合わないので、避ける弁護士さ
んが多いとか)。裁判中のアイシン機工(←次回で、会社を清算決定せい!!良識ある会社経営者が、迷惑しているので、とっとと、社会から、出て行って下
さい。)の吉田さんが良い例でしょう。
 企業側が、「さっさと、諦めろ!」と言わんばかりに追い打ちをかけているんですから、腹立だしい限りです。罰則があれば、どれだけの労働問題が解
決して、泣き寝入りしていた人達が、減って来る事かと思います。それでも、どこか、抜け穴は無いかと、探しまくり、労働問題を起こしたがるのが、企
業なんです。ついでに言えば、こんな所に限って、面が厚くて、悪質極まりなかったりします。よく覚えておいて下さい。

◎実際、人を粗末にした企業に限って、社会から、「クビ」に、されています。 以上

 当組合から、本当に労働者を粗末に扱いすぎです。病気で首を切られた相談が増えているのが現状で、諦めている人たちがいることを私たちは憂いています。こうした企業の姿勢を誰かが立ち上がって正していく以外に道はないのです。その先にはかけるさんが言うように法律の改正へと進めることができます。そのお手伝いを労働組合にさせてください。一人で悩まず多数の意見を聞いてみましょう。飛び込んできてください。

紹介、トヨタ自動車染谷さんの記事が「マイニュースジャパン」検索に3回に分けてアップされています。

AKK 吉田さん 裁判訴えを考える

2011年06月20日 12時09分16秒 | アイシン機工
 AKKの吉田さんが6月30日付けで休職期間満了で退職に追い込まれることの確実性を判断して、6月7日に名古屋地裁に「地位保全(従業員の身分)の仮処分申請をしたことをお伝えしました。
 吉田さんとATUが関わったのが’10年の8月ですから、この10ヶ月間で市民のみなさんから沢山ご意見をお寄せいただきました。ブログのコメントだけでもゆうに200件を超えています。それだけ反響が大きいとゆうことだと思います。
 全部を公開している訳ではありません。双方に対する誹謗中傷に当たるようなコメントは控えさせていただいています。
 直近のコメントで
『緊急株主総会が開かれ、一人の人物が子会社に飛ばされました。事実上の更迭。格下げです。理由は分かりませんけど、社内では新聞報道、インターネット記事、会社側の不手際が暴露された責任だと言われていますけど・・・・・・』有りました。問題解決の方向に進むと良いのですが?
 
第1回の審尋が6月24日(金)に決定。
 名古屋地裁は第1回の審尋日を決定し伝えてきました。AKKはこれまで会社の規則でしか判断しようとせず、社内に法律は通用しないとした手法でした。今日の企業は、社会的責任が格段に高まっています。そのために「CSR」や「企業憲章」などを策定し社会に開かれた企業としての責任を明らかにして来ました。
 しかし、現実は「絵に書いた・・・」で建前で物事が進んでいる感は否めません。こうした体質を改めて行くにも労働組合の役割は大きいと思います。
 私達は予てから、労使関係は対立関係にはあるけれど、敵対関係には無いことを表明し、労使で交渉を通じて解決を図って行くことを強調しています。しかし、残念ながらATUが団体交渉をしている各企業でみると、労働組合を敵対関係と見て対応しています。
 それだから、AKKのように揉め事になってしまうのです。とても残念なことです。私達は、社会に開かれた労働組合として、世論をバックに社会的地位向上のためにがんばる所存です。

アイシン機工は人道的立場に立つべきです

2011年06月13日 22時29分58秒 | アイシン機工
記者会見する吉田さん

 AKKの従業員である吉田さんが、今月7日に名古屋地裁に「従業員保全の仮処分」申請を起こしました。昨年の9月まで職場復帰に向けて、吉田さんは会社と何度も話し合いをして来たと言うのです。しかし、肝心の復帰話がなかなか進まず休職をいたずらに延ばされてきました。
 7月には9月4日で休職期間満了で会社を去らなければならない「通知書」が届けられていたのです。なぜ会社は、「復職願い届けと就労可能診断書」を尊重しなかったのか、会社には専門医師としての産業医がいたのに役割を果たしていないのか、疑問の膨らむ問題の多い会社です。
 これまで9回の団体交渉を実施して来ましたが、会社側の姿勢は真剣に復職職場を産業医を含めて探していません。労働安全衛生法上の産業医の役割も理解されているとは思えませんし、会社主導で1度も面談が実施されていませんでした。
 しかも、企業としての組織的対応がされているとは思えず、総務部の部長一人に権限が集中しているのと見識が不足しているため、問題をこじらせているように思わざるを得ません。
 AKKは雇用している以上、従業員のクビを切ることを考えるのでなく、いかに雇用を守るかを考え人道的立場に立つべきです。
 労使の話し合いで決めるべきことが、訴訟になってしまったAKKの責任は大きいと言わざるをえません。

AKK吉田さん 仮処分の訴え

2011年06月08日 16時24分35秒 | アイシン機工
(名古屋地方裁判所前にて支援者と共に)

 6月7日(火)アイシン機工労働者の吉田祐二さんが、名古屋地方裁判所に7月以降も従業員としての雇用関係を継続するよう(地位保全)仮処分の訴えをしました。
 20年余も働いてきたベテラン労働者が、手首を酷使する作業をしていて腱鞘炎等で疾病災害になり、長期の休職をせざるを得なかったのです。
 2010年8月以降アイシン機工労働組合から全トヨタ労働組合に籍を移して、会社と9回の団体交渉を開催し労使で解決することを重視して来ました。
 しかし、会社は6月30日で退職を迫る通知を出してきました。本人は復職の意思を伝え続けてきたにもかかわらず、会社は復職願いと復職可能の診断書を尊重せず復職を拒み続けてきました。
 常識的には産業医の指導の下、作業の配慮をして復職をさせて症状の回復を図って行くのが有るべき姿です。AKKのような被災した従業員の健康や雇用さえもまもろうとしない反社会的な行為には断固としてたたかわざるを得ません。
 当日、午後3時30分から名古屋地裁司法記者クラブで記者会見を開いた席上、吉田祐二さんは、安心して働ける職場を目指してがんばる決意を語りました。
 みなさんの応援支援よろしくお願い致します。

AKKと9回目の団体交渉

2011年04月24日 17時36分05秒 | アイシン機工
 4月20日(水)に安城市内のアイシン企業年金基金会館で午後6時半から開催しました。前回は交渉人数でAKKは団交拒否をするという不当労働行為に及びました。
 今回も会場に入ると、組合側は6人を交渉委員として事前に通告していたにもかかわらず、並べられていた椅子は5脚でした。委員長「なぜ5脚しかないのですか」AKK部長「あ、足りない」、わざとらしく嫌がらせをするのです。
 組合側は、椅子を補充して交渉を始めたら、AKKは「闇雲に人数を増やさないで下さい」と注文をつけてきました。団体交渉は法律に沿って行っているのに、法律を理解しようとしないただの意地張りでは困ります。
 今回は2つの課題がありました。1つは吉田さんの復職問題について、新たに6月末で休職期間を打ち切ると言って来ましたので、本当に働く職場がないのか具体的に議論をしました。AKKの従業員でこのブログを見ていましたら、教えてほしいのですが、過去に怪我や病気で休んでいた人が職場復帰したときに、掃除をしたりなど一定期間、仕事で配慮をされていた人がいなかったでしょうか。情報をお待ちしています。
 2つは賃金引上げをはじめとした春季交渉でした。交渉内容については当組合交渉委員に聞いてください。

AKKと9回目の団体交渉予定

2011年04月20日 15時54分34秒 | アイシン機工
 本日(20日)は、吉田さんの復職問題をメインに、AKKと第9回目の団交を実施します。

前回の(3月29日)団交は、2011春季要求書について団交を開いたのですが、会社側は冒頭、組合側交渉員の人数が多いなどと難癖をつけて、実質団交が行われませんでした。
 会社側は、毎回人数(5名)を制限してきます。それに対して、当組合は事前に交渉委員の氏名を通告しています。しかも、人数制限や出席者については、労働組合法上なんら制限されるものではありません。事実、会社責任者は「お願いをした」などと言いました。お願いはされたけれども、当組合として了解したわけではありません。しかも、きちっと文書で持って、「人数を制限する根拠を示してください」と通知しているのに、まったく「根拠」を示しませんでした。
 このことは、AKKの組合干渉と介入であり不当労働行為です。何が何でも押し通そうとする企業体質は改めていただきたいものです。当労働組合は、労働委員会への救済申し立ても辞さない姿勢で望みます。
 当組合は予てから、会社には、会社との関係には「対立関係」にはあるけれど、「敵対関係」にはない、働く人たちが安心・安全な環境で働けるように交渉することを告げています。

トヨタグループ企業AKKの実情あばく

2011年02月13日 09時21分35秒 | アイシン機工
 AKK企業(アイシン機工 本社愛知県幡豆郡吉良町)が一人の従業員をいじめぬいて会社を辞めさせようとしている問題で、私達は社会的に明らかにすることにしました。
 吉田さんは、インターネットサイト「マイニュースジャパン」の取材を受けて、AKKの実情と自分への仕打ちを語っています。ぜひご覧下さい。

トヨタ系のアイシン機工、“労災社員”の段階的復職を拒否
 http://www.mynewsjapan.com/reports/1372

 AKK企業は、吉田さんの働く職場がないなどと復職を拒否し続けています。昨年の12月には新たに、今年の6月で休職期間を期限とする通知書を送ってきました。これまで、休職期間の延長を「医学的データー」が揃うまで認めると約束していたのに、ここに来て会社は主治医によるデーターの確認さえも怠り一方的に手のひらを返す卑怯な行為をして来ました。
 直近の主治医の診断では、10キロ程度の重さまで持てる状態にまで、回復していることが確認されております。昨年の9月以降一度も産業医との面談が実施されず、要求をしても会社は拒否し続ける異常な状態になっています。なんとしても打開をするために法律的専門家の力をお借りしなければと思っています。

AKKと6回目の団体交渉

2011年01月28日 22時22分56秒 | アイシン機工
一日も早く復職を認めよ!

 1月25日(火)午後6時半から安城市内で第6回の団体交渉を開催しました。
交渉委員は、会社側から5人、当組合から5人です。事前に提出していた要求書にもとづいて話し合われました。今回は前回から引き続き案件になっている、復職問題と会社の都合で休ませていることへの休業補償です。
 復職問題では、主治医が就労を認めているのだから、これを尊重して産業医の意見をもとに職場の配属を考えるべきなのです。会社の態度は最初からラインに配属して働くことを求めてきています。約3年も休んでいる病み上がりの従業員を1日目からラインにぶち込むなんて安全衛生法上考えられません。AKKの考えていることがいかに惨いものかお解かりいただけると思います。こんなことは人道上許されません。
 休業補償についてもまったく誠意を示す態度が見受けられません。社内の問題は労使の話し合いで解決を図り、2度と同じことが起きない様にしていくのが労使の責任だと思います。

AKK(アイシン機工)と第6回団交予定

2011年01月24日 13時50分16秒 | アイシン機工
一人の労働者を守ることが労働組合としてまず大事なのです。ご声援をお願い致します。

 1月25日(火)午後6時30分からAKKと第6回団体交渉を予定しています。交渉議題は、Y従業員の復職問題と会社の都合で休ませている期間の賃金保障です。
 主治医の意見を尊重しようとしないAKKは「職場配属は会社の専権事項」だと居直り産業医の役割さえも軽視して総務部がやりたい放題です。
 本人は復職を申し出ているのだから、当然会社は安全配慮をして復職する職場は、産業医の判断を基に探す努力をすべきであり雇用責任があるのです。
 どこの企業でも常識の判断で職種配置転換などをしています。T企業では脳梗塞で半身障害が残った人にデスクワークの仕事を作り、変則勤務から普通勤務にして定年まで雇用しました。AKKでも出来ないわけではなく、これだけこじれている理由が当組合に対する嫌疑を抱いているからでしょうか。労働組合として認めようとしないAKKの敵対心は明らかに労働組合法に反する行為といわなければなりません。保身をまもるためには労働行政にまでも圧力をかけてくるトヨタグループの厚かましさは許せません。
 今回の団交で進展がなければ、残念ながら労使交渉を超えた手段を考えなければなりません。その時は職場を越えたご支援をお願い致します。