全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

アイシン機工吉田さん 労災認定裁判始まる

2011年12月17日 11時54分04秒 | Weblog

労災認定もとめて
  アイシン機工・吉田さんの業務上での手首の負傷を「労災不認定」とした国の「決定」の取り消し(労災認定)を求める裁判が、12月13日の公判への国の「反論書」の提出をもって実質的に始まりました。
 国の決定は「負傷前3ヶ月の間に他者と比べて、また直前に比べて大きく業務量が増加したわけではない」ことをもって「労災不認定」としたものです。たとえ業務量の変化がなくても、過重な仕事を長期にわたって繰り返し行えば身体のどこかが痛んでくるというのは現場で働く者の常識です。この間の診察の結果、業務による「靱帯損傷」が両手首の痛みの原因であることが、明らかになってきています。
彼一人の問題ではない
 私たちはこの労災認定裁判に必ず勝利すると共に、「労災」であるにもかかわらず彼を退職に追い込んだ会社・アイシン機工に対して解雇撤回・損害賠償を求めていくことになるでしょう。
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元期間従業員の労働災害問題でデンソーと団交(2)

2011年12月07日 11時44分02秒 | Weblog
 12月6日(火)午後6時半から、刈谷市内デンソー本社施設内にて、高比良組合員の労災問題について、第5回団体交渉を行いました。
 冒頭、第4回団交(10/26開催)で申し入れた項目に対して、会社は「文書で早急に回答をする」と双方が確認をしたにもかかわらず、一向に送ってくる気配がなく、2度にわたって督促したにもかかわらず、回答しなかったことに抗議と理由を正しました。
 労使は、対等の関係にあり、上からの目線は許されるものではなく、不誠実団体交渉に該当することです。しかも、交渉内容に判断も出来ない「課長職」や「弁護士」を交渉人に当てるなど、労働組合を軽視した対応は、はなはだしいものがあります。
 民事訴訟を進める企業側
 今回は、「回答」を求める団交でしたが、会社回答は「要求に応じかねます」の一行のみでした。あくまでも、会社は「相当な因果関係はない」から責任はないと言い、「ただ感情的因果関係はあるでしょうな」などと無責任な言動を放ち、民事訴訟を起こせばいいではないかなどといいたい放題です。
 私達は組合員の問題は、まず、労使で話し合い解決すべきものであり、そのために、団体交渉を申し入れて、要求書を提出したのです。デンソーは、労働組合を敵視する考えを改めるべきです。
 会社は、道義的責任を取るべきです
 災害が起きたのは事実です、会社に責任はないと逃れて、ご本人に対してお詫びの一言もない傲慢な態度は許されません。事実を隠すのでは同じ過ちを繰り返すことになります。私達は、団交で、会社に対して改めて約1年間怪我の治療で働けなかったことの補償を具体的に文書で求めて、受理されました。
団交に先立ち世論に訴え
 6日の当日は、早朝にJR刈谷駅にて、高比良さんの労災問題について書いたビラを、あいちのユニオンの皆さんと、出勤する労働者の皆さんに配布しました。完配
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アイシン機工吉田さんのたたかい

2011年12月02日 11時33分45秒 | Weblog
 
 
 トヨタ系アイシン機工との闘いに、多くの皆さんに感心を持っていただき、物心両面でご支援いただいていることに感謝を申し上げます。
 本来ならば、12月から職場に戻る計画でしたが、会社から与えられたノルマが、3年も仕事から遠ざかっている吉田さんには負担が大きすぎました。
 仮処分を断念して、現在は地位保全の本訴をやりながら、労働災害の認定裁判を始めたところです。労災認定が認められれば文句なく、職場に復帰できるわけですから全力を挙げることになります。したがって、裁判の期間は少なくても、首(退職)にはできません。
 もう一つは、負傷した両腕の機能回復です。特に左腕の握力が弱く、現在治療を始めており、見に見える形で回復をしてきています。しかし時間がかかる模様で、今しばらく専念が必要となっています。
 ただ、昨年の9月以来、収入が途絶えており、援助をいただきながら厳しい闘いをしています。近い内、ご支援いただける皆さんにも物資両面でのご支援をお願いする予定です。そのときはどうぞよろしくお願いいたします。
 いろんな集まりに出掛けては、実情を訴えて廻り、勉強しながら、元気にたたかっています。執行部
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