改めて警鐘するエグゼンプション

先にも触れたトヨタの試行エグゼンプション（４月１日スタート）は取り止めるべきです。
　
　先週の労働政策審議会労働条件分科会で厚生省は「自己管理型労働制」に呼び方を改めることを示してきた。
かねてからこの制度は問題が多すぎると批判が高まっており、国もトヨタも導入を止めるべきだ。
　労働界はこぞって反対をしているのに、なぜかトヨタ労組は組合活動では触れずじまいである。
それどころか会社としっかり根回しをして導入に踏み切ろうとしている。まだ一部での試行というものの拡大され
ることは目にみえている。
　全トヨタ労働組合として、この問題について昨年の秋闘で団交の議題にした。エグゼンプションを導入しょうとし
ているのではないのかとの質問に、会社は「そうではない」といいのがれたが詳細を見るとやはりエグゼンプショ
ンの先取りであった。
　成果主義賃金を導入した職場は働く側の意識を確実に変化させ毎日プレッシャーを感じながら高負荷をこなし
ている。そこにエグゼンプションの導入となると私生活とのけじめがなくなり、ますます追い込まれていくのではな
いだろうか。あるお母さんから「いつも働きずくめの息子を見ていると心配で心配で、何とかならないでしょうか」
と組合事務所に電話がありました。社会のためにも家族のためにも好からぬ法案を撤回させましょう。

デンソーパワハラ裁判日程変更

デンソー・トヨタ　パワハラ裁判の日程が変更になりました。以下、関係者からの連絡です。

『来週の２月７日（水）１６時から裁判予定でしたが
証拠書類の関係で、延期になりましたので
ご連絡いたします。

尚、次回期日は未定です。
早くても３月後半くらいになるかと思います。』

この事件の経過についても、一部では報道されていますが、詳細な経過については改めて報道します。

全トユニオン　広報担当　　仲間　健

外国人労働者

　愛知県内にはたくさんの外国人労働者がいます。このことは私たちの周囲を見渡しても分かることです。今から１０年前、２０年前を振り返ればよく分かります。
県内で外国人が多い都市は、小牧、豊田、豊橋などがあげられます。県外でも話題になるのは浜松や長野県飯田です。これらの都市は、その地域固有の産業との関わりから労働力として外国人労働者の需要があるからでしょう。

　かつては外国人労働者の居住地域としてあげられたのが、豊田市北部の保見団地なのですが、今や知立団地でも同じ傾向です。先日、所用があって豊明団地に行きました。どうしても分からないものだから、年配の通行人に尋ねたら「僕、日本語わかりません」という答えが返ってきました。

　外見は日本人そのものなのですが、そのとき国境や言語の壁というものを痛感しました。

　我が国は、単純労働力としての外国人の雇用は原則として認められていません。
ところがどんなところにも、場合によってはという例外規定があります。企業が外国人労働者を規制があるにもかかわらず雇用するのは、他の非正規労働者と同じく正規ほどコストがかからず、３Ｋ職場で働かせることができるからでしょう。

トヨタ自動車本体にはいなくても、１次、２次、３次下請にはたくさんの外国人労働者が雇用されています。こうした人々の労働問題を扱うのも労働組合の役割だと私たちは考えています。　　

全トユニオンＨＰの更新１月２９日付け

全トユニオンＨＰの更新をしました。１月２９日付けです。
内容は、オールトヨタの仲間第３号の配布についてです。

こちらの方にも訪問をしてください。
資料室がちょっと行き詰まっており、そのうち各種チラシも目を通すことができると思います。しばしお待ち下さい。


全トユニオン（ＡＴＵ）のＨＰ

http://www.katch.ne.jp/~atunion/

０７春闘ダッシュ! アイシン

アイシン刈谷工場・本社へ『全トヨタ労働組合』機関紙３号約１０００枚配布！

本日『全トヨタ労働組合』機関紙３号『０７春闘ダッシュ』を約１０００枚配布しました。
相変わらず労働者の受け取りは絶好調です。大多数の労働者が受け取っていきます。
『これでいろいろ生活がよくなるといいなあ～』などなど感想をもらしながら受け取っていきます。
表面は『平均３万円の賃上げ』『一時金は昨年比1ヶ月上積み』そして『非正規社員の時給１００円増を』掲載しています。
裏面は昨年秋に行なわれたトヨタ系各社との団体交渉の紹介です。
『無償残業根絶』『職場環境改善』諸要求をかかげて、要求実現のため会社と交渉しています。
今後もできるだけ多くの皆さんに届けるよう工場門前、駅頭など順次配布していきます。
皆さんのお手元に届きましたら感想なり、相談ごとなり何なりと声をかけてください。

『全トヨタ労働組合』西三河通信員

トヨタ期間従業員の話

　１月でやめる期間従業員の話を聞く機会がありました。
彼の職場は結構忙しいそうです。２直のときは２時間も
残業がありくたくただと言ってました。
　最初は慣れないことも有ってかなりきつく２ヶ月でや
めようかと思ったそうです。「仕事のミスや人間関係で結構
神経を使い心身ともに疲れ果てました」と言ってました。
　仕事の割りに給料が安く残業しないと貯まらないから
無理してでも頑張る。たまには定時で帰りたいけど人員の
関係で帰れないのでかなりきつかったようです。
　交代制勤務で６時半勤務の１直は朝がきつく、何度か遅刻を
してしまったと照れ笑いをしていました。
　健康に気をつけましょうというもののこんな変則勤務では
体が持ちません。
延長はやめました。
二度と来ません。ときっぱり言い切りました。
本当にご苦労様でしたとしか言いようがありませんでした。
　こんな働き方をしていては会社は儲かるでしょうが、社会と
いうマクロから言えば国の損失が大きいと思いますが、皆さんは
どう考えますか？
憂鬱な一日でした。

自動車大手の昨年の生産台数

好調だといわれる日本の自動車メーカーですが、国内生産については足踏みが続いています。海外生産でカバーすることによって、見せかけはいいのだということも見ておく必要があります。

　大手８社の国内と海外を合わせた０６年の世界生産は、トヨタ自動車、ホンダ、スズキ、ダイハツ工業の４社は過去最高を記録し、マツダ、富士重工業も前年を上回りました。日産自動車は世界生産は前年比７・７％減、国内生産、海外生産、輸出、国内販売ともに前年実績割れです。

　好対照の結果が出ています。

参考資料は日刊工業新聞

以下参照

http://www.nikkan.co.jp/

お知らせ

お知らせです。

いつもこのブログへの訪問ありがとうございます。
全トヨタ労働組合（ＡＴＵ）のＨＰの更新ですが、１日遅れて明日になりますのでご承知おきください。

また２月１２日（月）に予定されている、第２８回トヨタ総行動の詳細については何人かのかたから問い合わせがありますが、しばしお待ち下さい。


以上
　全トヨタ労働組合　ＩＴ情宣担当　　仲間健　

「オールトヨタ仲間」機関紙配布

１月２７日
トヨタ自動車元町工場にて機関紙３号「３００枚」配布

　各工場では土曜日通常出勤日で（１月から３月まで６回ある）
６日連続出勤で仕事を終えて疲れた皆さんに、「お疲れさん」と
声をかけながら機関紙を配りました。
　昨年１月にトヨタグループで新しい労働組合を立ち上げたこ
とを話し、正社員も非正社員も分け隔てなく加入できる労働組合
であることを訴えながら約３００枚配ることが出来ました。
　今日参加した組合員は５人でしたが、機関紙配布がはじめての
組合員もいて「心臓がバコバコだよ」といいながら結構楽しくや
れたそうです。
　トヨタの皆さんの反応は受け取りに反映して、とても好感が持
てるもので、「ごくろうさん」「ありがとう」の声をいただきま
した。
　機関紙を読んでいただいた皆さんぜひメールを送ってください。
相談事があれば連絡ください。待ってまあ～す。

トヨタの０６年の世界生産台数

トヨタ自動車の０６年のダイハツ工業、日野自動車を加えた世界生産台数の前年比は９．５％増の９０１万７７８６台で初めて９００万台を超えたと報道しています。世界販売（同）も、国内販売はほぼ横ばいでしたが海外販売が大幅に伸びた結果、同８．５％増の８８０万８２９９台で過去最高となっています。

　またトヨタ単体の世界生産は同１０．０％増の８０９万３１６２台であり、欧州やアジアで生産を伸ばし、海外生産全体では前年比９．２％増でした。

ＧＭの背中が見えてきたという表現が妥当なのかは別として、今の位置を見ておくことは必要です。

以上はトヨタ自動車のＨＰであるニュース一覧の「12月および年間 生産・国内販売・輸出実績（速報）」を閲覧すると詳しい数字が表示されています。

詳細は以下のサイトへ

http://www.toyota.co.jp/jp/news/07/Jan/nt07_0104.html