トヨタ6月も減産
世界的に収束の見通しが立たない新型コロナ感染問題は、私たちの生活に不安が広がっています。愛知の製造業は自動車産業が多くを占めており、そこで働く労働者が感染して生産に支障をきたすというものでは無く、非常事態宣言発令による車の販売が激減していることから、造っても売れないために減産をしているのが現状です。
そこでトヨタグループ企業は6月の生産稼働日を調整して毎週金曜日を非稼働として休むことにしています。賃金補償はおおむね90%としていますが、下請け企業ほど厳しい状況です。全面生産がいつでもできるように生産要員は確保しているものの、派遣労働者は特に厳しい状況で愛知県労働組合総連合の労働相談では外国人労働者が雇止めに会っていることが明らかになりました。
非稼働で休みになったとは言え、生産挽回のために年間カレンダーを変更してでもいずれは土曜日を振替にして、週6日体制で生産活動を再開するでしょう。労働者にとっては地獄のトヨタ生産方式が待っています。
ATUは労働者の生活と命を守る観点から、出された要望は各社に申し入れていきますので、要望をお待ちしています。