トヨタ系企業、アイシン機工(親企業AW)の従業員Yさんが2年6ヶ月の休職期間が満了する前に、復職を求めたところ会社は拒否しました。困ったYさんは自分が所属するアイシン機工労働組合に会社と交渉するよう相談しました。ところが協力してもらえませんでした。
「何じゃこりャ組合じゃないジャン」と怒りをぶつけるYさんが、アイシン機工労働組合を脱退して、全トヨタ労働組合に加入したのです。
9月3日に当組合と会社で団体交渉が開かれ、当面休職期間の延長を認める回答がありました。事の発端は、職場で疾病災害に遭い手術するほどの重症災害でした。しかし、労働基準監督署西尾支署は労災を認めませんでした。現在は中央労働審査会にて審議されているところです。
Yさんは職場復帰を目指して、一度復職を試みるも症状悪化で断念せざるを得ず今日まで治療に専念してきました。再復帰をかけて同じことを繰り返さないため慎重にならざるを得ません。会社の産業医さんも「少しずつ慣らしていく必要があるので職種を探しましょう」と安全配慮を考えていました。それにもかかわらず会社は主治医と産業医の意向も汲まず勝手にYさんを抹殺しようとしたのです。
なぜ戻さないのか、責任の所在は社長を始め役員にあるのですから、これ以上問題がこじれないよう一日も早く解決することを望みます。そのために労使で交渉をしてきたのです。団体交渉を重んじるべきです。
明らかにAKKの従業員と思われる人たちから、コメントやメールなどを沢山いただいています。ありがとうございます。
言論封じあるいは統制が労使一体となって行われていることが論じられています。企業憲章をを掲げながら一方では民主主義を否定する行為に怒りが広がっています。
なかでも、労働組合役員が現場に来て、仕事中にも関わらず呼びつけて圧力をかけたりする行為に「もう、労働組合とは関係ない人のことを一生懸命やるんだ、まったく。それよりも上がらない給料のことに力を入れろ」と怒りをぶつけています。同感です。