全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

雪による物流被害で労働者は大迷惑

2014年02月23日 10時32分32秒 | トヨタ自動車
日本列島危機管理が弱い! 
 2月8日・15日と日本列島を襲った大雪は、大きな被害をもたらした。それにしても地球の変化は過去に例を見ない状況で現れているので危機管理を持たないと危険である。
 ところで当組合が関わる自動車産業では、取引企業との物流は100%に近いほど車両運搬が主流です。それだけにインフラに問題があるとただちに影響を受けやすく、たちまち工場の操業が止まってしまいます。今回の雪でもそうでした。

年次有給休暇を生産調整に使うな!
 ジャストインタイムを取るトヨタでも、東日本大震災の教訓から一定の在庫を持つことにしているそうですが、それでも今回の雪で2日ほど工場の操業が止まりました。
 当組合が結成当時からこのことを問題にしてきましたが、会社は従業員の安全よりも操業することが最優先です。そのために17日(月)は午前6時30分からの出勤で会社に行ってみると、部品供給がないためにラインが動きませんでした。結局半日で終えて帰ることになったのですが、半日の年次有給休暇を取らされました。
 年次有給休暇を生産調整に使用させることは労働基準法違反です。そのことを分かっておりながら「労働者が同意したから」と言い逃れをする態度は犯罪です。
皆さんの会社では、どのような方法がとられたでしょうか。情報を知らせてほしいと思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AKK 吉田さん 第16回裁判(労災認定)がありました

2014年02月18日 17時04分57秒 | Weblog


結審、判決は3月18日に決定
 本日2月18日(火)名古屋地裁にて、アイシン機工で働く吉田さんの「労働災害不支給取り消し裁判」(労災認定)が午前10時から、傍聴者満員の中開廷されました。
 10時に裁判長が入廷すると、傍聴者が起立をし会釈を交わして席につきます。裁判長が被告側(国)から新たに準備書面が出されたことが告げられました。(準備書面は、当時のボルトの塗布の状況は原告の主張と違うことを主張、もう一点は、他にけがをした人がいるとの原告の主張に対して、大したものではなかったと主張)
 これに対して、原告側からこれまでの期間で書面を出す時間は十分にあったのに、なぜ切羽詰まって今頃提出したのか、ルールに反する行為であり却下すべきであると主張しました。が受け入れてもらえませんでした。
 双方の書類等の確認がされて結審となりました。判決は3月18日(火)午前10時20分から言い渡されることになりました。

 2007年8月に激しい痛みに襲われて、病院を転々として10月に1回目の手術を行いましたが、経過がおもわしくなく、療養のために2008年3月から休職に入り、2009年9月にいったん復職したが再発したために復職に入らざるをえませんでした。
 2007年11月に労働基準監督署に労災認定申請をしましたが、2008年5月に「不支給決定」となり認められませんでした。その後「審査請求」「再審査請求」を行ったが2011年2月に棄却されました。
 これを受けて、2011年8月に名古屋地裁に「労働災害不支給取り消し裁判」を提訴しました。労災申請してから5年、提訴して2年6カ月の時間を要しました。本当に長い道のりでしたが、本人はもとより、ご家族の皆さんの援助、支援する会の援助などが支えとなって今日を迎えることが出来ました。必ず勝利をしてご報告をしたいと思います。
引き続きご支援をよろしくお願いいたします。
コメント (21)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AKK 吉田さん 第16回裁判(労災認定)予定

2014年02月11日 19時39分35秒 | Weblog


  '14春闘が始まりました。本日(11日)は愛知労働組合総連合(愛労連)などが参加するトヨタ総行動が開催されました。今年で35回目になるトヨタ総行動は、愛知で働く人たちが協力共同の実行委員会方式で実施してきました。すべての労働者の賃金を引き上げ内需拡大を目指しています。

 アイシン機工で働く吉田さんの労災不支給取り消し裁判(労働災害認定裁判)が結審の予定で、2月18日(火)午前10時から名古屋地裁にて開廷されます。多くの皆さんの傍聴を呼びかけます。
 やっとここまでこぎつけることが出来ました。吉田さんはまったくの無収入状態で裁判を闘わなければならない不利な状況でした。
 しかし、「労働災害以外考えられない」との吉田さんの固い決意は、多くの働く皆さんの心を揺り動かし最後まで闘うことが出来ました。本当に支援して下さった皆さんに感謝です。当労働組合も5人の弁護士の皆さんと打ち合わせを何十回と重ねて綿密な準備を進めることが出来ました。
 また、AKK吉良工場の従業員の皆さんには何回、組合機関紙を配布させていただいたでしょう。温かいまなざしで迎えていただき本当に力になりました。社内にこもる活動から塀の外に出てAKKと国の非道性を社会的に明らかにすることこそ勝利の道が開かれことに確信を持って進めてきました。西尾市の社長宅周辺にも何度か機関紙を配布し、地域の皆さんに知っていただきました。
 がんばれ吉田!支援をよろしくお願いいたします。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする