■人権研究交流集会とは
高度経済成長の裏面として深刻化した公害事件を、法律家の普遍的な課題にまで高めた全国公害研究集会(1969年に第1回を開催)の先駆的伝統を引き継ぎ、1978年の第1回集会以来、公害・薬害・医療過誤・サラ金被害・外国人の権利・過労死・子どもの権利・消費者の権利・司法問題・報道と人権・情報公開・刑事弁護のあり方など、現代社会に存在するあらゆる問題を人権課題として問題提起し、研究と実践的な活動の結節点として開催されている青年法律家協会を代表する取り組みです。
2004年3月に行われた第12回集会(東京・早稲田大学)に引き続き、今回は、名古屋で「平和に生きる、地球に生きる~国際化する人権に法律家はどう取り組むか~」をテーマに行います。ぜひご参加下さい。
と き
○2007年3月24日(土)
分科会 午後1時30分から午後5時30分
レセプション午後6時から7時30分
*同期会が予定されています
○2007年3月25日(日)
全体会 午前10時から午後1時
ところ
○名古屋市・名古屋国際会議場
〒456―0036 名古屋市熱田区熱田西町1番1号
電話052―683―7711 FAX 052―683―7777
http://www.ncvb.or.jp/ncc/
参加費弁護士協力券 5000円/ 一般参加券 500円
*みなさまからの参加費により、人権研究交流集会は成り立っております。
事前の参加券の購入にご協力下さい。
懇親会費5000円
24日の分科会の1つです。
「トヨタ躍進の秘密と歪み~トヨタ生産方式と労務管理の実態と本質に迫る~」
トヨタ分科会
国内シェアが40%をこえ、世界第2位の自動車企業に成長したトヨタ自動車。現在、年間純利益は1兆円をこえている。この超高収益を生み出すものは何か。それは、トヨタ生産方式である。一方、トヨタ生産方式は、うつ病・労働災害・過労死・過労自殺を引き起こす。労働者の家庭生活を破壊し、地域社会に悪影響を与える。「生かさず殺さず」で下請企業を管理し、低賃金の非正規労働者を増加させ、偽装請負を多発させている。
トヨタ生産方式とはどのようなものか。いま、日本中の企業から注目され、お手本とされているトヨタ生産方式の実態は何なのか。それを解明するのが、本分科会である。最新の研究成果と、現時点での現場の実態を踏まえ、トヨタの生産方法、その考え方、人事管理及び人材教育、労使関係などの全体像を明らかにしていく。
講師は、トヨタ研究の第一人者の中京大学の猿田正機教授である。トヨタおよびトヨタ関連企業で働く労働者も実態を語る予定である。
とりあえず以上です。
なお当日参加でもよろしいようです。