全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

ファインシンタ第1回団体交渉開催される。

2009年09月23日 21時04分34秒 | Weblog
09年7月17日(株)ファインシンターKさんが
全トヨタ労働組合に加入とファインシンター労働組合を
脱退通告をしてから2ヶ月経ちました。
加入通告と同時に団体交渉を会社に申し入れていましたが
09年9月17日 午後19時から(株)ファインシンターと
第1回団体交渉が行われました。
全トヨタ労働組合としては6社目の団体交渉です。

全トヨタ労組側は出席者7人で交渉にのぞみ以下の
要求をしました。

①労働基準法及び、労働組合法を守り、労働組合として
 認められるべき権利を侵害しないこと。

②K組合員に対する処遇、人事、差別や人権侵害
 全トヨタ組合敵視、監視、誹謗中傷など、
 不当労働行為をしないこと。
 ファインシンターの従業員には労働組合の選択の自由が
 あるので妨害をしないこと。

 労働審判の結果を受けて直ちにK組合員を元の職場に戻すこと。
 ・2課22係に在籍状態で、期限がない他部署への応援の
  中止、職場環境の改善と現状の応援勤務の不利益な処遇は
  いったいいつまで続くのかの回答を求めました。
 ・現在、会社は職安や新聞広告で求人の募集をかけ多数の人を
  雇用しようとしている。この状況でもまだ箱洗浄工程へ
  応援にだされるは納得できない。
  これで公正な人事と言えるのか?などと質問をしました。

③労働審判調停後、全トヨタ労組加入後も未だに不利益処遇
 や差別対応が続いており、この事案について改善を求め会社に
 回答を求めました。

④全ての職場の危険作業放置や安全対策についても、改善
 するように要求をしました。

⑤現在応援として配属されている箱洗浄工程の熱中症対策
 の安全対策、障害者の給料などの処遇改善や
 全トヨタ労組加入後すぐに職場内で起こった数回の不可解な
 出来事について、内容を上司に報告しても不誠実な対応が
 なされている事、これらについて改善を要求しました。

全トヨタ労組の要求に対し会社から後日文書で回答がされる
事になりました。
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トヨタ自動車本社に轟く抗議要請行動

2009年09月23日 12時26分55秒 | Weblog
 21日早朝より愛知トヨタ自動車本社へ「トヨタ自動車、ILOで指弾される」のタイトルのビラ入れと情宣活動が行われた。
http://www.labornetjp.org/news/2009/tpmcwath21

 フィリピントヨタ労働組合(TMPCWA)支援行動が今年もトヨタ本社に向けて20・21日と二日間エド委員長とウィニー副委員長を迎えて行われました。
 今年は新しい展開の中で行われました。それは、ジュネーブのILO総会基準適用委員会がフィリピン政府にたいして調査のために高位使節団を9月22日から派遣する決定をしたのです。このことは、問題解決に一歩前進することになります。

 フィリピントヨタ労働組合問題は2000年に団体交渉権を獲得したにもかかわらず、トヨタは難癖をつけて団体交渉を拒否したことが始まりで、2001年には233名の組合員を2日間の無断欠勤を理由に(トヨタ本体では5日の無断欠勤でもけん責処分程度である)解雇と停職処分にしたのです。
 この8年間解雇撤回とTMPCWAとの交渉テーブルに着くよう要請と抗議行動を国内だけではなく海外に向けても粘り強く展開しているわけです。
 日本国内では、2001年からトヨタ自動車の本社がある愛知に向けて行動が行われてきました。
 これまでトヨタ本社は「現地のことは現地で」対応すべきだと言って関与しない態度をあらわにしていますが、北米トヨタ社長のセクハラ問題ではいち早く日本本社が関与して首の挿げ替えを行いました。また、直近では今年フランストヨタ工場で起きた操業停止における賃金保障問題でのストライキに対して日本本社が関与して解決した事例もありました。争議が起きることは企業側に何らかの体質的問題があります。信頼される企業市民になるためにも、本気になって日本本社主導で解決を図るべきです。

 ATUとしては同じトヨタで働く仲間として、新しい経営陣の基で一日も早く争議解決が出来るよう働きかけて生きたいと考えています。
 皆さんのご支援ご協力を宜しくお願いいたします。
 
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トヨタ・デンソー過労うつ裁判の記事紹介

2009年09月11日 23時23分38秒 | Weblog
トヨタデンソー過労うつ裁判の記事がマイニュースジャパンのサイトに載っています。この分野では精力的に記事を書いておられる林克明記者です。この闘いは、ATUが全面的に支援したものです。風化させないためにも是非お読み下さい。なお、文中の北沢さんは、Kさんのことです。

現役社員初、パワハラ過労裁判でトヨタとデンソーに勝訴 「会社は変わり始めた」
http://www.mynewsjapan.com/reports/1108
林 克明 09/10/2009  

 「使い物にならない人は、うちには要らないよ」。同僚のいる前で公然となじられ、月
100時間超の残業を強いられたデンソー社員の北沢俊之さん(当時42歳=仮名)は、
鬱病を発症して休職した。北沢さんは損害賠償を求めてトヨタとデンソーを訴え、昨年秋
に勝訴。判決は確定した。トヨタやデンソーの現役社員が会社を訴え勝訴したのは史上初
と言われる。全国的にも鬱病患者が増加傾向にあるなか、北沢さんに、この裁判の意義について話を聞いた。 

◇泣き寝入りか闘うかで結果が180度違う

 2008年10月30日、名古屋地方裁判所は、トヨタとデンソーが社員に過重労働を課して鬱病を発症させたことを認め、両社に約150万円の賠償金の支払いを命じた。被告2社は控訴を断念し、翌11月に判決が確定した。 
 地裁判決直前の昨年9月に、北沢さんは鬱病発症の労災認定を求める行政訴訟も起こしていた。しかし、民事裁判でトヨタとデンソーに対する損害賠償が認められ、鬱病などを抱える社員に対する一定のケアがデンソー社内で推進されたこともあり、行政訴訟のほうは取り下げている。 

以下上記URLにリンク
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JTEKT田中光太郎さん解雇撤回第1回裁判行われる!

2009年09月11日 20時54分09秒 | ジェイテクト
『JTEKT 田中光太郎さん解雇撤回』裁判は7月10日提訴後、9月10日午後3時から名古屋地裁1103号法廷にて第1回裁判が行われました。
田中さんは業務でうつ病を発症し治療のため休職中でしたが、昨年12月主治医の就労可能の診断書を添えてJTEKTに復職を申し入れていました。
しかしJTEKTは今年2月27 日付けで休職期間満了を理由に退職を強行しました。
田中光太郎さんはJTEKTの社員としての地位確認と賃金120万円の支払いを求め提訴しました。

第1回裁判終了後中谷弁護士さんから裁判の内容について以下のように報告がありました。
JTEKTは『復職できる状態』にはなかった。と主張したため、原告弁護側はただちに従前の同一就労ができなくても、一定の就労の環境整備(職種の変更、短時間勤務、段階的就労など)があれば復職は可能であると復職のあり方を主張しました。
裁判所はJTEKTに『復職できる状態』とはどういう状態なのか次回までに明確にすることを求めました。『復職できる状態』かどうかといのが争点になってくるという報告でした。

高木弁護士さんからは、JTEKTの態度がきわめて一方的、強圧的態度であって田中さんを冷たく扱ったという印象をもちました。大きな企業が健康を壊して病気になった社員に対して会社のあるべき姿が問われるでしょうと感想がありました。

田巻弁護士さんからは裁判所が『復職できる状態』についてJTEKTに求めたことは大事なこと。復職にあたってリハビリを取り入れることは常識的なことではないかとコメントがありました。

第1回裁判には多くの支援団体、個人が参加して傍聴席がほぼ満席でした。
管理職ユニオン東海、愛知健康センター、愛知連帯ユニオン、名古屋ふれあいユニオン、銀産労、重工産業労組、過労死遺族の会、ATUサポート市民の会、個人など多数が傍聴に駆けつけてくださいました。ATU組合員も多数支援に駆けつけました。皆さんから温かい激励の挨拶をいただき報告集会がおおいにもりあがりました。そして最後に原告の田中光太郎さんから本日のお礼と今後の支援をお願いして集会を終えました。
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JTEKT田中光太郎さん解雇撤回第1回裁判日程決まる!

2009年09月07日 20時36分15秒 | ジェイテクト
田中光太郎さんは、千葉県で電柱の『つりカンバン』の労働相談ユニオン千葉を見たことから愛知県の管理職ユニオン東海、ATU市民の会を経て全トヨタ労働組合を紹介され、加入しました。今年の2月のことでした。
田中光太郎さんははうつ病で休職中でしたが、主治医の復職可能の診断書を添えてJTEKTへ復職を申し入れていました。
全トヨタ労働組合は田中光太郎さんの復職について直ちにJTEKTに団交を申し入れましたが、JTEKTは団交の議題にすることを終始拒否をしました。
そして2009年2月27日付けで休職期間満了を理由に退職を強行しました。
JTEKTは田中光太郎さんを復職させるつもりはまったくなく退職させる態度に終始しました。管理職ユニオン東海、ATU市民の会や個人、全トヨタ労働組合などは田中光太郎さんの復職とJTEKT社員としての身分を守るためには裁判を闘う以外にないということになりました。そして7月10日同社に正社員としての地位保全と賃金120万円の支払いを求め名古屋地裁に提訴しました。
6ヶ月まえには裁判なんて彼にも予想もつかなかったことかと思います。
一枚のつりカンバンがこうして田中光太郎さんが復職する希望のある闘いに向かうことになりました。9月10日第1回裁判が決定しました。心ある皆さんの傍聴とご支援をお願いします。


09年9月10日(木) 午後3時~
名古屋地裁 1103号法廷
終了後、経過報告など集会がありますので是非ご参加をお願いします。
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