全トヨタ労働組合(ATU)

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AKK吉田裁判について

2015年04月16日 19時56分23秒 | Weblog
 和解報告

 4月16日(木)午後1時20分から裁判所近くの会場にて、前日の15日にアイシン機工と原告との間で和解が成立したことの報告集会が行われました。
 代理人である弁護団から和解に至った経過と具体的内容について報告がありました。アイシン機工は名古屋高裁控訴を取り下げ、労災確定の地裁判決を受け入れることで合意に至りました。ただし同日にて退職扱いとなり職場復帰は果たせませんでした。
 補助参加による控訴があってからまる1年経過しましたが、原告も言っていましたが「負ける気がしない」ほど確信をもってこの裁判をたたかってきました。その反面アイシン機工は悪あがきをして無駄な金を費やし、あげくにトヨタグループ企業と働く人たちに多大なご迷惑をかけたのです。
 原告はこれからも当然治療を続けながら、「これからも仲間のために、学んだことを活かせるように頑張ります」とお礼の言葉と決意を語られました。これまでのご支援本当にありがとうございました。改めてご報告させていただきます。

AKK吉田裁判の状況

2015年04月10日 19時25分01秒 | Weblog
 4月16日(木)13時10分から名古屋高裁にて、労災可否かの判決が言い渡されることになっています。昨年の3月18日に名古屋地裁にて労災認定の判決が下されたことで、国側は控訴を断念する予定だったのに、アイシン機工は「補助参加制度」を無理やり利用して国を高裁に引っ張り出しました。そして約一年後の2月3日に行われた高裁控訴審で結審となり、今月16日に判決と決まりました。しかし高裁は「和解協議」を提案し今日まで数回協議を重ねてきました。最高裁まで持っていくと豪語していたアイシン機工は、長引く裁判闘争で疲弊をしており企業の評判がすこぶる悪化して、株主からも不満が出ているそうです。「補助参加」は正しかったのかが問われています。社長も変わり、当時の総務部長も左遷されました。
 会社は一人の従業員も守れず、被災にあった吉田さんは7年も人生を棒に振り、めちやくちゃにされた怒りは二つの裁判に人生をかけています。アイシン機工の企業倫理は本当に活かされているとはとても思えません。まともな判断をする経営者はいないということでしょう。
 そんな中、吉田さんは和解を取りやめ、判決を受けると伝えたにもかかわらず、AKKは和解をぶり返してきました。AKKの真意は何かしっかり検討して判断して行かなければなりません。労災として認めることが第一条件です。そうすれば地位は確認されます。支援者の皆さん4月16日は名古屋高裁にお集まりください。よろしくお願いいたします。