全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

TMPCWAを支援する会から080425

2008年04月25日 06時00分24秒 | Weblog
TMPCWAフィリピントヨタ労組を支援する会
からのものです。


☆わたしたちは昨日、23日に行われた東京総行動にてトヨタ自動車渡辺社長への
下記公開質問状をトヨタ自動車東京本社へ提出しました。  

フィリピントヨタ労組を支援する会
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/other/080418toyota.pdf

2008年4月18日
トヨタ自動車株式会社社長 渡辺 捷昭 殿

                公開質問状


フィリピントヨタ労組を支援する会 共同代表   山際正道

 私たちフィリピントヨタ労組を支援する会は、下記の内容で、トヨタ自動車株式会社に
対し、公開質問状を送付します。貴社の誠意ある回答をお願いします。
 今年2月私達は、フィリピンのラグナ州サンタロサ市フィリピントヨタ労組事務所があ
る町内の同じ道路沿い数軒隣に、今年1月フィリピン陸軍第202歩兵旅団分遣隊が配備
されたこと、また、この分遣隊の軍人たちがフィリピントヨタ労組の事務所を直接訪れた
り、事務所近辺で聞き込みを行ったり、事務所の写真をとったりしてフィリピントヨタ労
組の組合員や地域住民などを威喝し、監視している事実も知りました。

 国連のアルストン報告を始めとしEU、アメリカ国防省などの公的機関からアムネス
ティ、ヒューマンライツ・ナウなどの民間諸機関の報告にいたるまで、アロヨ大統領下の
フィリピンではジャーナリスト、議員、牧師、教授などを含む人権活動家、労働組合・農
業組合活動家など大量の人々が超法規的に殺害されていること、この殺害にフィリピン国
軍と警察、その関連組織が関与していることを明らかにしています。またこれらの報告は
殺害された人々のほとんどが国に認められた団体などに属して合法的な活動を行ってきた
人達であること、そして、これらの人々を殺害した犯人のほとんどが起訴されず一件の実
刑判決も出ていないことに示されるように事実上国家によって免責されていることを報告
しています。この問題を調査してきた現地人権団体KARAPATANは今年4月8日現在その数
は901人になるといっています。

 これら超法規的に殺害された人々が殺害される前段階で遭遇した状況と上記のフィリピ
ントヨタ労組に対する軍隊の動きは酷似しており、私たちはフィリピントヨタ労組の活動
家にも超法規的殺害の可能性があることを危惧してこの間現地で調査を行いました。そこ
で明らかになったフィリピントヨタ社と警察、軍隊の結びつきは次のようなものでした。

①フィリピントヨタ社では、2001年に団体交渉拒否・233名の労働者解雇をめぐっ
てストライキが起き、争議が本格化したが、それ以後フィリピントヨタ社は警察や軍隊と
の結びつきを強め、工場正面右脇の派出所とは別に、工場内に時期は特定できないが20
07年以前にラグナ工業団地警察支援グループ本部(LIPPAG本部)が作られた。
②同じ頃、軍隊の分遣隊がフィリピントヨタ工場内に置かれ、今年1月この分遣隊の一
部、または全部がフィリピントヨタ労組事務所近くに移された。ただし、この労働組合事
務所近くの分遣隊の軍人たちは現在も会社の間を行き来している。
③また、フィリピントヨタの顧問にはフィリピン国軍の元参謀総長が就任している。

 この調査事実に基づき私たちはトヨタ自動車本社に対して次の点について質問します。
 第一点として、上記の私たちが調査したフィリピントヨタ社とフィリピン警察、軍隊と
の結びつきは事実であるかどうか、トヨタの見解を明らかにされたい。
 第二点は、これらが事実であるとするならば、一民間企業フィリピントヨタ社がなぜこ
のように警察、軍隊と密接に関係する必要があるのかを明らかにされたい。
 第三点として、またこれらが事実であるとするならば、私たちは、それは現在フィリピ
ンで起きている超法規的殺人へのフィリピントヨタ社とトヨタ自動車の加担であると考え
ますが、トヨタ自動車本社はどのように考えているのかを明らかにされたい。

 ちなみに、これに関連して以下のことを報告しておきたい。
 先にあげた諸団体の報告で指摘されているように、フィリピン軍は、国軍の正式文書で
合法的な団体の中立化(軍隊用語で殺害することだとされている)を主張しています。そ
して、この超法規的殺人は2006年頃からの国際的批判の盛り上がりによって減少はし
ていますが、トヨタグループの一員である矢崎総業のフィリピン現地法人の元労働組合委
員長の殺害(08年2月)などにも示されるように今年に入ってもなくなる気配は全くあ
りません。
 この超法規的殺害のため軍は秘密裏に『Order of Battle』というターゲット・リスト
(2004年の9月軍の正式文書で指示されている)を作っています。また軍の民生部隊は
公然と大学、高校、公園、集会場などで『敵を知れ』(『Knowing the Enemies』)という
パワーポイント・プレゼンテーションを行い、様々な団体、個人に国家の敵でありテロリ
ストであるというレッテルを貼っています。いうまでもなくこの『Order of Battle』に
載ることは超法規的に殺害される可能性がきわめて高いことを示していますが、これは一
部暴露されているものを除いて軍以外の者には知ることが出来ません。しかし『Knowing
the Enemies』を使った扇動では「国家の敵」として合法的な政党や諸団体、また個人が
公然と名指しされており、名指しされた組織の指導者や個人は超法規的殺人の危機が迫っ
ていることを意味します。
 そして、フィリピントヨタでは多くの学生研修生が働いていますが、軍は彼らに対して
『敵を知れ』というパワーポイント・プレゼンテーションを行い、そこで国によって認可
されているフィリピントヨタ労組を国家の敵だと公言しています。こうした状況の中で、
フィリピントヨタの協力の下、フィリピン軍は組合事務所脇の分遣隊とフィリピントヨタ
工場を行き来しながら、フィリピントヨタ労働者や住民を公然と威喝、監視しているので
す。これらのことはフィリピントヨタ社とフィリピン軍が密接な関係のもと共同行動をし
ている明らかな事実であると私たちは考えています。 
                                  以上


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TMPCWAを支援する会から080423

2008年04月23日 05時52分24秒 | Weblog
TMPCWA(フィりピントヨタ労組)支援する会からの総会の案内です。


フィリピントヨタ労組を支援する会2008年総会のお知らせ

各位

 皆様の日頃の「フィリピントヨタ労組を支援する会」に対する
ご理解とご協力に対して、厚く御礼申し上げます。
 下記日程でフィリピントヨタ労組を支援する会2008年総会
を開催いたします。皆様のご参加をよろしくお願いします。

------------------記------------------

日時;5月17日(土)午後2時から

場所;港町診療所2階会議室 (横浜市神奈川区金港町7-6)
地図 http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/map/minatomati-map.htm

議題:2008年活動について (小嶋 武志 事務局長)

講演:フィリピントヨタ裁判闘争のまとめ (井上 啓 弁護士)

交流会


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フィリピントヨタ労組を支援する会
〒237-0063 
神奈川県横須賀市追浜東町3-63-901
TEL / FAX: 046-866-4930
ホームページ: http://www.green.dti.ne.jp/protest_toyota/
e-mail : protest-toyota(at)list.jca.apc.org 
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強制された自発性の事例

2008年04月22日 20時38分18秒 | Weblog


新聞あかはたさんに興味深い記事が掲載されていたので紹介します。しかしこんな大問題を、内野事件と同様に、トヨタ自動車の企業内労組は黙殺し続けるのでしょうか?

トヨタ 期間工にもQC(自主活動)
「正社員めざすなら」と強要

 トヨタ自動車(愛知県豊田市)が、業務外とされている小集団活動「QCサークル」に、正規労働者だけでなく期間工も参加させたうえ、サービス残業まで強いていることがわかりました。労働者からは、「強要はしないでほしい」「労働時間として扱うべきだ」との声が上がっています。

 QCサークルは「カイゼン」と呼ばれるトヨタの品質・生産性向上運動の一つ。「出来高の向上」「製品の不良低減」などの目標を決めて提案を出し合い、年四回リポートにまとめて職場の課長に提出し、発表します。

 トヨタ工場で働くAさんは「会合は一回三十分で月四回。これに正社員と期間工が参加します。この二時間は『自主』活動ながら手当がつきます。しかし、テーマごとのリーダーは会合準備やリポートのまとめで月四、五時間は自宅でサービス残業しています」と話します。

 ほかにも「創意くふう」「ヒヤリ提案」「エコ」「交通安全」「HUREAI行事」などの「自主」活動がありますが、手当は出ません。

 トヨタはこれらに期間工が参加するよう求めています。人事部の文書では、期間工に「期待する働き方」として「QC活動等にも積極的に参加する」と明記。現場でも、グループリーダーが「正社員をめざすなら、大いにQCに参加したほうが得だよ」「上もそういうふうに見てるから」と、参加を強要しています。

 年間千人を採用する正社員登用試験の集団面接では、期間工らが口々に「私はQCサークルを頑張りました」などとアピール。登用されなかった期間工が「これでは負ける」と試験後、「テーマリーダーをやらせてほしい」と申し出たケースもあります。

 期間工の賃金は正社員の約三分の一で契約期間も三年未満という不安定雇用。車通勤も認められないなど差別されています。Aさんは「QCに参加させるなら正社員にすべきだし社員同様に働ける期間工は社員にすべきだ。『自主』活動という名の業務には賃金を払うべきです」と話します。

 トヨタ広報部は本紙の取材に、月二時間までのQCサークルに時間外手当をつけていることについて、「チームワークやコミュニケーション、モチベーションの向上につながるので奨励している」といいながら業務とは認めず、二時間の根拠も示していません。

以下略 全文は下記アドレスに飛んでください。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-22/2008042201_03_0.html
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トヨタ・デンソー過労うつ裁判の日程

2008年04月20日 00時36分20秒 | Weblog


いよいよ証人尋問が始まります。
4月25日(金)午後1時~5時 名古屋地裁 11階 1103法廷
 証人原告Kさん トヨタの上司 デンソーの上司

5月12日(月)にも証人尋問があります。

7月28日(月)には結審になります。

皆さんのご支援を訴えます。 
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大トヨタ主義

2008年04月11日 15時37分16秒 | Weblog
トヨタ自動車は、ダイハツ工業と富士重工業(スバル)との間で、開発・生産における新たな協力関係についての記者会見を行いました。
 この会見には3社の社長が行いましたが、3社にはそれなりの思惑があり、富士重工のおかれている状況が、他社と比較してもかなり切実なものであるという事が明らかになりました。
 これで富士重工も技術提携だけでなくダイハツと同じくトヨタグループの一員になっていくのでしょうね。まさに大トヨタ主義の登場です。
以下のサイトを参照のこと

http://www.toyota.co.jp/jp/news/08/Apr/nt08_0410.html

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障害者の雇用

2008年04月08日 21時56分13秒 | Weblog
トヨタ自動車が障害者雇用のための新会社設立


 トヨタ自動車は4月7日、障害者雇用を進めるための会社である「トヨタループス」を来月設立することを発表しました。身体障害者や知的障害者を中心に三十人程度の新規採用し、事業を開始するようです。
 これは分社化により、障害に応じた働き方を実現することを目的としていま。資本金五千万円はトヨタの全額出資であり、特例子会社の認定を申請します。
 社名の「ループス」は、障害者の雇用の輪(ループ)を拡大していくという思いが込められています。本社は愛知県豊田市のトヨタ自動車本社内に置き、社長はトヨタの小沢哲専務が兼務し、各種バリアフリーも施されているようです。
 まあこれもトヨタお得意の広告塔の一種とは思いますが・・・・・・


詳しくは
http://www.toyota.co.jp/jp/news/08/Apr/nt08_0404.html
を参照のこと
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My News Japan に登場

2008年04月07日 06時17分45秒 | 機関紙
My News Japan
林克明記者のトヨタ記事がアップされました。
今回はあの地下通路「ビラまき」の件です。
正確に記されており、賢明な読者のご意見を求めます。

以下紹介です。

企画「マスコミが絶対書けない、本当のトヨタ」新記事がアップされました。
トヨタ、闘う労組委員長をビラまきで訓戒処分 "御用組合"は自由なのに
http://www.mynewsjapan.com/reports/812
 労使一体型のトヨタ内で、闘う労働組合(全トヨタ労働組合)が誕生したのは2006年1月のこと。それから2年が過ぎた今も、会社側は休み時間を利用した工場敷地内の組合機関紙配布を「不当な組合活動」として許さない。今年に入り、ついに工場の門の外でビラを配っていた若月忠夫委員長に対し、正式な懲罰通知として、訓戒処分を下してきた。一方、既存の組合は、全トユニオンを中傷するビラも含め、配布が自由となっている。

株式会社MyNewsJapan <http://www.mynewsjapan.com >
連絡先:info@mynewsjapan.com
メルマガ登録/変更: https://www.mynewsjapan.com/mail_mag_users

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ホンダフィット、カローラを追い抜く

2008年04月05日 09時39分29秒 | Weblog

異変でしょうか?日本自動車販売協会連合会が4月4日に発表した2007年度の新車販売ランキング(輸入車及び軽自動車を除く)によれば、ホンダのフィットが常連トヨタのカローラを追い越し、販売台数では首位となりました。これは2002年度以来の出来事で2度目だそうです。
 カローラの時代は終わったのかどうかは今後の動向次第です。ただトヨタ自動車の販売戦略は多様なニーズに対応した多様な車の供給ですから、別にカローラが周囲を奪われたからといって、車種の多いトヨタ車の優位性が崩れるわけではありません。
詳細は日本自動車販売協会連合会のHPを覗いてください。
http://www.jada.or.jp/contents/data/ranking/index.php


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4月になって

2008年04月03日 17時53分47秒 | Weblog
4月は年度替わりです。いろいろ新しいことが導入されるようです。
1つは後期高齢者医療制度の導入です。小泉構造改革の劇薬です。75歳になると職業に関係なくあらたな保険制度の被保険者にさせられます。
 そして今話題の暫定税率の期限切れによるガソリン価格の下落です。予想したとおり先導GSの後を追い、雪崩現象が起きています。西三河では120円前後で売られています。「暫定」といいながら34年も続いた税制に風穴が開いた訳です。ただこれは1か月の短命に終わる可能性もありますが、私たちがいかに過重な負担を強いられてきたかを確認できます。
 4月29日以降に予想される「衆院再可決」による暫定税率の復活と、道路財源の「一般財源化」は首相の「公約」がどうなるかも注目されます。


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