全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

トヨタ社員労災認定裁判が開かれます

2019年03月21日 21時09分55秒 | 組合創立10周年


15回目の口頭弁論が、3月27日(水)10時から名古屋地裁1103号にて開かれます。
 前回の裁判以降、トヨタが国に対して、被災者の過重な働き方を裏付ける諸資料(彼が参加している会議の議事録や生産準備の遅れ示す日程表や週報)を開示しました。開示された文書は、ほぼ原告側の主張を裏付けるものであり、原告側は開示された文書を証拠として提出しました。それにふまえてこれまでの主張を補強する準備書面を提出しました。すでに元同僚の「陳述書」も提出しています。
 今回は国側が「反論書」を出してくる可能性があります。そうすると、原告側は「反論書」に対する「反論」をすることになると思います。
傍聴にご参加ください。
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2019,賃金引上げ交渉について

2019年03月16日 21時05分01秒 | トヨタ自動車


19春闘、大手企業回答・昨年割れ、トヨタ賃上げの内容を示さず
3月13日、大手企業で一斉に賃上げ回答がありました。回答のほとんどは前年割れ(例えば電気業界1500→1000円、ホンダ1700円→1400円など)でした。
トヨタは定昇、諸手当込みで10700円という回答でしたが、その内訳については明らかにされておらず、いったい「賃上げ分」がいくらなのか、「手当」といっても誰にどのような手当が付くのかも分かりません。他社とは全く比較出来ない形での回答です。この形は昨年からですが、今年はトヨタ労組の側からも「賃上げ分」を明らかにしない形で要求を出していました。
このようなトヨタ労使のやり方は、全国の労働組合が一斉に、統一した要求を掲げて賃上げに取り組むという、春闘という日本の賃上げ闘争をぶち壊すという邪悪な意図に貫かれたものだと言わなければなりません。春闘が壊されれば、私たちの賃金闘争によって賃上げを勝ち取っていくということがなくなり、賃上げは会社経営陣の一存によって決まることになり、私たちの賃金水準は勝手に引き下げられることにつながります。労働組合として取り組む賃上げ闘争は大きな曲がり角に来ています。

社長よ
 トヨタ社員の声、社長は「会社、組合とも、生きるか死ぬかの状況が、わかっていないのではないか」といったが、会社を経営するのは経営者であり、つまり社長さんでしょう。自己反省をするならまだしも、何人もの死人(過労死等)が出るほど、長時間労働と、トヨタ生産方式による過密・過重労働をもたらしているのに、社長の言い草はないだろう。賃上げ・一時金回答を見ても、モチベーションが上がるか、恐喝ですよ。と嘆いています。問題の矛先を私たちに向けられても困ります。
コメント (2)
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