全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

トヨタ大労組の異常性

2007年03月27日 20時59分38秒 | Weblog

企業内のトヨタ自動車労働組合(鶴岡委員長)が私たち全トヨタ労働組合(全ト・ユニオン)に対する当面の対応として、「重大メッセージ」なるものを組織内に配布したことを2月に報告しました。以下前文ですが、皆さんに「コメント」を求めたいと思います。HPのメールでどしどし送ってください。特集を組みます。
宜しくお願いいたします。

評議会ニュース
2007・1・30(火)発行


当面の対応について
組合員への重大メッセージ


 昨年1月に、トヨタとトヨタ関連企業で働く労働者(非典型労働者を含む)を加入対象とする新たな労働組合(全トヨタ労働組合)が結成され、トヨタ労組の組合員2名が、当該労組に加入しました。そして当該労組の連絡先が、愛労連(※)系の西三河南地域労働組合総連合となっていることなどから、当該労組は、私たちトヨタ自動車労働組合とは基本的な考え方が全く異なる団体であり、私たちがこれまでの歴史を踏まえ大切にしてきた、労使相互相互信頼・労使相互責任をはじめとした考え方を根本から否定する組織であることを皆さんにお伝えしました。
(06年1月31日発行評議会ニュース「組合員への緊急メッセージ」ご参照)

 今回は残念ながら、新たに当該労組が私たちの仲間であるトヨタ労組の組合員(更に+1名)を巧みに勧誘し、当該労組に加入させた事をお伝えしなければなりません。
彼らは確実に自組織の拡大を図っており、今後は、同じトヨタで働く期間従業員、派遣社員の皆さんも含めた勧誘活動を進めるなど、私たちの会社生活、地域生活を脅かす様々な活動を行ってくる事が考えられます。

 こうした点を踏まえ、私たちがなすべき事は、「これまで築き上げたトヨタの労使関係」および「トヨタで働くすべての人の幸せを実現していく」という考え方を阻害しかねない彼らの行動に対して、今まで以上に「毅然とした態度をとり、私たちの組織を守る」と言う気概を持って行動をすることです。

 皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いします。

※愛労連:共産党系の労働組合であり、連合愛知(トヨタ自動車労働組合の上部団体)と対立する組織

                      2007年1月26日
トヨタ自動車労働組合   
執行委員長  鶴岡 光行

以上
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ベトナム人研修生の提訴

2007年03月27日 20時11分28秒 | Weblog
すでに報道済みのベトナム人研修生6人(女性)がトヨタの3次下請の協同組合ならびに、これまで受け入れを積極的に支援するために関係5省が設立した財団法人「国際研修協力機構」(JITCO)や、6人をメーカーに派遣した「豊田技術交流事業協同組合」の管理・監督責任も主張しています。
 これは「トヨタの主体」を明らかにする意味でも、また「研修制度」の実態を明らかにする意味でも、おおきな出来事です。
 全トヨタ労働組合(ATU)も、この闘いに積極的に支援していきます。

産経新聞記事では
以下引用
ベトナム人女性6人が27日、就労先のトヨタ自動車の3次下請けメーカーなどに、人権侵害や残業代未払いがあったとして、慰謝料や未払いの賃金を求めて名古屋地裁に提訴した。

 代理人の弁護士らによると、外国人研修生や実習生が集団提訴するのは極めて異例。原告らは提訴によって深刻な実態をアピールしたい考え。

中略

 6人はいずれも20代で平成15~16年に来日し、トヨタ社のシートの部品製造に従事。手当から違法な強制預金をされたほか、「最低賃金以下の給料しか支払われなかった」と主張する方針。

(2007/03/27 12:25)
以上

全文は以下参照

http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070327/jkn070327006.htm

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証人尋問

2007年03月27日 16時56分23秒 | Weblog
トヨタ自動車内野健一さんを支援する会の「あともう少し頑張れば」に掲載されていたご遺族内野博子さんの文章がとても印象に残り、胸を打ちました。
 お読みなった人もみえると思いますが、是非皆さんにもお知らせしたいと思い、紹介します。

以下紹介文  

証人尋問
内野博子

証人尋問なんて、テレビドラマの世界しか知らなかった。
無罪の被告が自白を強要されて有罪になってしまう。
だが、その後、何度無罪を訴えても認められない時に、突然証人が現れてアリバイを証言。晴れて無罪となる…みたいな。
しかし、今度は私は原告。そして被告は国という名の豊田労働基準監督署長。
つまり、以前に申し立てた労災申請を却下した相手に対しての行政訴訟だ。
でも、当時の調査官も署長も代わり、実際に法廷に出てくるのは、国の検事やら国選弁護士やらの知らない人たち。
私は、一体、誰を相手に裁判をしているんだろうという感覚は否めない。
だが、今度の証人尋問は違う。
当時の夫の上司や同僚など、実際に関わった人達との直接対決だ。
ん?待てよ?何故、対決しないといけないの?
夫の上司は部下である夫に役割を指示したり、一緒に仕事をした人でしょ?
労災を認める発言をしていたのだから、原告側の証人になるはずじゃないの?…というのは私の素直な疑問。
でも、上司はまだバリバリの現役社員。
会社で労災を出したなんて発言をすると、クビになるかも知れないという不安の中で、被告側に回ったのだろうか?
そこで、事実を曲げて、どんな証言をするのだろうか?
一つ隠そうとすると、どこかでツジツマが合わなくなる・・・そんなリスクを負いながら。

私たち原告側でも、元同僚に無理にお願いをした。
すでに退職はしているものの、再就職先はやはり関連会社。
ご迷惑を承知で、頼むこと一つにも神経が擦り減る思いだ。
トヨタのお膝元に住んでいる私たち。
何のしがらみもない人なんていない。
家族との関係で断られたりもしたが、私にはその人たちを責められない。
自分たちのために、少しでも検討してくれて本当にありがとう。

でも、これだけは言いたい。

もし、あなたが夫の事を少しでも気にしてくれているのなら、その心に従って話して大丈夫です。
会社はクビにはできないはずです。
もし、夫の過労を認めた事で不当な扱いをされた時は、世の中の人々が黙っていません。
私たちも味方になって、必ず現状回復させます。
だから、安心して真実を話し、夫の努力を認めて下さい。
それが、夫や遺族の救済になるだけでなく、あなた自身の心も救うはずだから・・・。

以上
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