全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

海外ネットから

2014年01月27日 21時01分49秒 | Weblog
 カナダ・アメリカトヨタでなぜ労働組合を作らせないのか?
 トヨタ自動車は、昭和25年の労働争議以降、トヨタの意にそぐわない労働者や労働組合を警戒し、あらゆる手段を使ってでも握りつぶしてきました。
 当労働組合に対しても、過激だとか共産党の手下だとか、グループ企業に嫌われているとか根も葉もないでたらめを吹聴して、労働者との接触を妨害しています。
 こうした行為は、海外でも行われていることで、フィリピントヨタでは237名の組合員を不当に解雇するなどの手段を取り、13年に及ぶ労働争議が今も行われています。
 カナダトヨタでも労働組合結成にあたり、トヨタ企業と摩擦が起こっています。そのカナダで興味深い記事がありましたので、以下紹介します。

トヨタ・カナダの組織化にUNIFORが自信示す
 自動車労組合と通信・エネルギー・製紙労働組合が昨年合併して結成された、カナダ最大の民間労働組合UNIFORが、トヨタ・カナダの組織化に必要な50%以上の署名を集めたとして、労働関係委員会に労働組合承認投票実施を申請する予定だ。
 対象は同社オンタリオ州のケンブリッジおよびウッドストックの2工場に働く6500人―7000人の労働者である。カナダ自動車労組は過去2回投票実施を申請したことがあるが、いずれも署名が40%以下と判明したため却下された。しかし今回は3000人以上の署名を集めたと述べている。
 この点について、UNIFORのアマン組織担当者は「労働者はここで働きたいが、労働条件についての声を聞いて欲しいと言っている。また多数の労働者が期間契約であり、フルタイムのような手当てや年金がもらえていない。また新規採用者を確定拠出年金制度に移行させたことも問題視されている」と述べている。
 他方、トヨタ・カナダでは「わが社は従来から新規採用者を最初に期間契約で雇用し、その後フルタイムにする。フルタイム労働者には長期にわたる雇用を保証することになるからだ。昨年は1000人と契約して、900人がフルタイムになった。1988年の組み立て開始以来、フルタイム労働者のレイオフやロックアウトは一度もない。賃金諸手当もデトロイト3社に引けをとらない」と述べ、さらに従来からの労働者には確定給付年金を維持していること、新規採用者への確定拠出年金には会社も費用を負担しているとの見解を示した。以上
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期間従業員の実情を聞かして

2014年01月23日 11時23分48秒 | Weblog
 トヨタ自動車では、連日のように求人募集を新聞に載せています。消費税の引き上げによる駆け込み需要に対応することもあるようですが、そうすると4月以降は減産の可能性があるので、また多数の人が「雇い止」にあうことになるのです。
 そう考えると簡単に応募は出来ないのが心理でしょうか。だから会社としては、常に求人募集をかけておかないと人が集まらないのでしょう。
 関連企業においても同じことが言えて、人集めに四苦八苦していると聞きます。一方では、「雇い止」にあって路頭に迷う期間従業員等がいるのも事実であり、企業の雇用の在り方、働かせ方に疑問を持たざるをえません。
 雇い止の通告時期に問題があったり、後釜にまた期間従業員が配属になるのに自分は雇い止にされてしまう等の声を聞きますが、労働基準監督署の指導ではこのことは違法だと断言します。しかし現実は、会社に問い合わせることすらできないのが実情で諦めざるを得ないと言います。
 正規の社員が労働組合を通して、会社に具現しても首になることは無いけれど、非正規の労働者が同じことをやったら雇い止になってしまう可能性があり、不利な状況になりかねません。人権や権利がないがしろにされている現実を変えていかないと格差が広がるばかりです。
 全トヨタ労働組合は、非正規労働者も入れる組合です。一緒に考えてみませんか。全国のユニオンの皆さん情報交換をしましょう。
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沖縄 名護市長選結果

2014年01月21日 22時28分06秒 | Weblog


 稲嶺氏当選に感動
 19日投開票の結果、普天間飛行場の辺野古への移設反対を訴えた稲嶺陣営が勝利を収めた。辺野古へは2年前に視察に行ったことがありますが、実に美しいところです。こんな素晴らしいところになぜ、飛行場が必要なのか大いに疑問を感じました。

良識ある名護市民の皆さんありがとう!
 投票率76.71%は、国政選挙等から見れば高投票率です。ただ前回より下回ったのは残念です。しかし、両陣営は移設が最大の争点として選挙をたたかい、信を問うたわけですから、末松候補に4000票以上の差を付けての勝利は重みがあります。

県と政府は民意を尊重すべきです
 市長選は仲井真知事の移設判断と移設の是非を問う住民投票の意味合いが強いものでした。それだけに明確な判断が下された市民の民意を汲まずして民主主義と言えるのでしょうか。ただちにアメリカと協議すべきです。沖縄の皆さんに平穏な生活を取り戻してやりたいです。 
 
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春闘 親企業の労使こそ”がん”

2014年01月17日 11時46分59秒 | トヨタ自動車
企業間格差の是正が進まない訳
 
 連結企業、系列企業と言う関係が、呪縛となって各企業の独自性が表れてこない弊害にこそ視点を置いて労使交渉を進めたい。
 系列企業では、親企業よりも賃金を始め労働条件を上回ることが許されない環境が出来ている。親企業の労働組合からもお叱りを受けると言うのですから、非常に性質が悪い。ナショナルセンターがいくら「格差是正」と言っても、これまで縮まるどころか広がるばかりである。
 しかも、働く人口の4割は非正社員と言うのですから、労働条件向上の蚊帳の外に置かれているのが現状です。この現状を変えていかないと良くはならないのです。

大企業の労使癒着を切り離せ
 財界は、賃金は個別企業の交渉で決まるものであると言い張るけれど、大手企業の労働組合までもが財界の姿勢を容認していることに問題があるといわなければなりません。
 自動車総連、全トヨタ労連は、今春闘は総合力を発揮して、中小企業で働く労働者の低賃金構造を是正する姿勢と、非正社員の時給を引き上げるために、親企業との交渉を試みて、賃上げ原資獲得のために利益と内部貯金を還元させるべきです。これらの運動こそ労働組合の社会的役割でしょう。

第35回1万人トヨタ総行動を計画
 当労働組合が参加している西三河地域労働組合総連合の上部団体である愛知県労働組合総連合は、2月2日(日)午後1時から名古屋市の白川公園で、第35回1万人トヨタ総行動を計画しています。「消費税増税ではなく、賃金の引き上げを」「賃上げ、下請け単価に還元を」掲げて、集会とデモ行進を計画しました。労働者も下請け業者もこぞって参加して世相を変えていきましょう。
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'14春闘 キバを抜いたライオンでたたかえるのか

2014年01月08日 16時17分00秒 | トヨタ自動車


仲良しこよしでいいのか労使関係

 そんな状態で、トヨタグループ企業の労働組合は、本気になってベースアップ要求を考えているとは思えない。
 トヨタ自動車の社長さんは、「業績が良くなれば、報酬の形で従業員に分配することは経営者として当然。」(1/8付中日)と言っていますが、つまりボーナスには反映することを匂わすだけで、世論と政府の強い要請があるのに、月例の賃金を上げる意思はまったく持っていません。

トヨタ自動車は社会的公器 
 日本の産業でもトヨタ自動車は、関連企業を含めると30万人以上の従業員の雇用する大企業ですから、きちっと正社員を雇用し、製造単価を引き上げ、賃金を引き上げるなど社会的に豊かにする責務を持っていると思います。

政労使の役割に期待
 かつての経済同友会の品川正治終身幹事は、「大企業に軸足を置いてきた戦後の経済政策を、個人・家計部門に軸足を置いた国づくりに切り替えることが重要などと」はなされていたことが身に沁みます。
 全企業の約8割を占める中小企業の経営を立て直すことに政労使は知恵を絞ることが求められています。
 大儲けしていても、いつも「先行き不透明など」と傲慢な態度に終始する大企業に向けて、ため込んだ膨大な利益を、日本社会に還元させるたたかいのためにスクラムを組もう! 
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新年おめでとうございます

2014年01月03日 22時10分46秒 | Weblog


2014年 明けまして おめでとうございます

景気が好転しているかの判断は労働者の懐で
 昨年は当組合員の職場は、忙しいところばかりで毎日2時間以上の残業と、土曜の出勤もあるなど超多忙であった。ところが年明けるとどうなるか分からないと言うのです。きわめて不安定な状況で働き、基本給が上がらないために、残業に頼らざるを得ない労働者の懐です。
 今年の賃金引き上げは、当労働組合が毎年要求してきたベースアップは間違っていなかったと証明できる取り組みをしていかなければなりません。
 しかし、ベースアップが出来るとしたらトヨタ自動車を始め大手企業だけでしょう。下請けの中小企業は、単価をたたかれて厳しい環境ですから、中小企業の経営者と労働組合は力を合わせて、ベースアップできるだけの単価引き上げを親企業に要求するたたかいをしていかなければなりません。

日本の物つくりに危機
 どこの職場も非正規労働者ばかりで入れ替わりが激しいとのことです。案の定、不良品が多く対応に明けくれているそうです。熟練工を育てない体質となり、責任感も乏しく仕事に誇りは持てません。日本の物つくりは危機的状況です。

疑問に思う人たちに寄り添って
 さて、当組合にとって今年は、成果を勝ち取る年にしたいと考えています。アイシン機工社員吉田さんの「労災不支給決定取り消し裁判」は、約2年かけて裁判をたたかってきました。弁護団のち密な分析と、主治医の医学的治療と意見書に恵まれ、業務との因果関係を明らかにしてきました。おそらくこうした条件に彼が恵まれなかったら悲壮な状況になっていたことでしょう。
 それだけに、私達は彼を救いたい、そして職場に戻り働くことで、当たり前を取り戻してほしいと願っています。
 諦めたり、黙っていては何も変わりません。共に歩んで行きましょう。
 
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