全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

安倍政権の労働法制の狙いを勉強

2017年09月27日 21時42分15秒 | 組合創立10周年


労働法制改悪反対を掲げ、名古屋でシンポジュームとデモ
 9月23日名古屋市内で、「労働改悪反対実行委員会」と「人間らしい生活の保障を求める共同行動実行委員会」の共催で「人間らしい生活と労働の保障を」という題でシンポジュームが行われました。集会では日本労働弁護団幹事長の棗弁護士が基調講演を行うとともに、様々な職場での悲惨な働かされ方について当事者からの報告が行われました。棗さんは膨大なレジュメを用意され、講演ではその要旨しか話せませんでしたが、非常にわかりやすいお話をされ一同うなずけました。

事実を知ることは大事
 各当事者からの発言は全て当事者ならではの迫力ある話でしたが、とりわけ子息を入社7ヶ月で過労自死でなくしたお母さんの発言は心に迫るものでした。中電に入社した息子さんは入社1年目から法人営業(今回の労働法制の改定で新たに裁量労働制の対象にされようとしている職務)の主担当に付けられ、しかも上司からは指導もないまま罵倒だけ浴びせられ、仕事に行き詰まって自死したそうです。入社1年目からこのような職務につけ過労自死させた中電は絶対に許されるべきではありません。そして、二度とこのような悲劇を繰り返さないためには労働法制の改悪を阻止しなければならないという決意を新たにさせる発言でした。

市民にアピール行動
 シンポジュームの終了後、参加者は矢場公園に移動して再度集会を開き、名古屋市内をデモ行進しました。また、集会に先立ってATUも参加しているコミュニティユニオン東海ネット(愛知・三重・岐阜・静岡)の主催で栄噴水前で集会と市民アピールを行いました。
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フィリピントヨタ労組支援・愛知行動

2017年09月25日 07時26分53秒 | トヨタ自動車
 本社前での要請行動

トヨタ本社の責任で争議の解決を! 我々は勝つまで闘うぞ!
フィリピントヨタ労組支援・愛知行動
 9月17日(日)、18日(月)の両日、フィリピントヨタ労組の代表を迎えて、フィリピントヨタ労組237名解雇問題の解決に向けて、関東からの仲間も参加して愛知行動を取り組みました。17年目に入った争議行動は、世界に支援の輪が広がり、トヨタの卑劣さに怒りが広がっています。
 この解雇問題についてはILO(国際労働組織)からの再三の勧告、それをうけてのフィリピン労働雇用省(日本では厚生労働省に当たる政府機関)の長官(大臣)などの働きかけにもかかわらず、フィリピントヨタ社並びにトヨタ本社は不誠実な対応を繰り返しています。
 今年こそ解決に向けて、意気込みました。17日は名古屋駅前での街頭宣伝とビラを撒き共感を広げました。夜は豊田市に移動をして、現地労組員2名の歓迎と決起集会を開きました。18日は早朝よりトヨタ本社を囲み、街宣ビラ配布をして、9時から本館前で集会を行い、要請行動をやりました。
 トヨタの対応は全く不誠実で、私たちの要望書さえも受け取ることを拒否しました。これがグローバル企業トヨタの体質です。今やフィリピン政府挙げて解決しょうとしているのに全く不誠実であり、エド委員長はトヨタの態度はフィリピン政府に対する侮辱でもあります。と怒りをあらわにしていました。
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トヨタ社員労災認定裁判 口頭弁論

2017年09月19日 12時38分21秒 | 組合創立10周年
10回目の口頭弁論です
 
 トヨタ社員の労災認定裁判が、9月27日(水)午前10時から名古屋地裁にて10回目の公判が行われます。傍聴宜しくお願いいたします。
 今回は、前回原告側は裁判所からトヨタ自動車に対して、会社側が持っている資料を出すように「求釈明」をもとめていました。その回答が出されるはずです。このことが焦点となります。

提訴の経緯 
 被災者は、トヨタ自動車株式会社本社において、生産準備の業務に従事していました。そして、リーマンショック(2008年9月ころ)の約1年後、うつ病を発症し、2010年1月に自殺をしました。被災者の遺族は、豊田労働基準監督署に労災の申請をしましたが、認められませんでした。さらに、この取消を求めて、愛知労働局に審査請求、労働保険審査会に再審査請求をしましたが、認められませんでした。そこで、2015年7月に、労災としなかった豊田労働基準監督署長の決定の取消を求めて、名古屋地方裁判所に提訴しているものです。

今後の展望
 おそらくトヨタは、企業秘密を盾に証言を拒んでくるだろうと思われます。少し先になりますが、証人尋問が重要になってきます。ベールに包まれた部分をどうえぐり裏付けを図るかが問われてきます。
 昨年の7月に裁判を支える支援団体を立ち上げて活動をしています。確実に輪が広がり、原告への激励にもなっています。

傍聴お願いします

9月27日(水) 午前10時開廷

名古屋地方裁判所 11階03です

 
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