全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

総選挙をどうとらえるか

2021年10月19日 09時29分32秒 | その他

総選挙前に法律家・研究者・文化人アピールが出されました。

全トヨタ労働組合も賛同します。                                                

一朝一夕にして変えることはできないけど、政権交代を実現して国民・労働者の政策を実行できる政権を作りましょう。        

呼びかけます。政治を変える一票を!投票に行こう!

 

市民と立憲野党の共闘で政権交代をめざす法律家・研究者・文化人アピール

 

 今月14日、岸田内閣は衆議院を解散しました。19日公示、31日投開票となる総選挙は、長きにわたって続いた安倍・菅自公政治からの転換を図るかどうかが重大な争点になります。

 先月、自民党は総裁選を行い、支持率の低下した菅前首相を立候補させず、岸田新総裁を誕生させました。総裁戦後に岸田氏は、「生まれ変わった自民党を国民に示す」と語りましたが、その後半月ほどの経過を見れば、「生まれ変わった」どころか、いくら看板を掛け替えても自民党政権が続く限り、政治の転換は図れないことが明白になってきています。

 「格差是正」を掲げた「新しい資本主義」のスローガンは、「分配なくして成長なし」がいつの間にか「成長なくして分配なし」にすり替わり、アベノミクスの言い換えにすぎないことが明らかとなりました。国民の7割が賛成する選択的夫婦別姓の検討は、自民党の選挙公約から消え、森友公文書改ざんの再調査もせず、菅政治を象徴する日本学術会議の会員任命拒否についても、改める気がないと明言しています。岸田首相は、自分の特技は「人の話をよく聞くこと」と言いますが、国民の声を聞く気がないことは明らかでしょう。

 安倍・菅政治の9年弱の間に、日本の立憲主義・民主主義・平和主義は大きく傷つけられました。歴代自民党内閣が違憲としてきた集団的自衛権の行使を一片の閣議決定により「合憲」化し、都合が悪くなれば公文書を改ざん、責任を追及されても説明しない、人事権を振り回して官僚をコントロールするなど、国民の幸せのためにあるはずの政治が、ごく一部の政権中枢にある人たちに私物化されてしまいました。一方で、猛威をふるう新型コロナウイルス感染症に対しては、GOTOキャンペーンやアベノマスク、五輪の強行に見られるように、有効な手立てが打てないばかりか、感染を拡大させる悪手を続け、その間に多くの国民の命や健康が奪われるという事態を招いてきました。

 今こそ私たちは、憲法を尊重し擁護する立場から、国民の命と暮らしをまもる政治、人として誰もがもっている尊厳と個性を大切にする政治、国民に情報を公開し、国会を開くとともに説明責任を果たす、そんな当たり前の政治を求めます。そのためには、自公による政治からの根本的転換、すなわち立憲野党への政権交代が必要です。小選挙区制を中心とする現在の選挙制度を前提とする以上、各選挙区で与党候補に対抗しうる立憲野党の候補者を擁立し、それを支える市民との間で、憲法に立脚した政策合意を結ぶことが大切だと考えます。国民の命と暮らしを大切にする政治へと転換するために、いま優先しなければならないことは何なのか、すべての皆さんが真摯に考え、行動して下さるよう、強く訴えるものです。

2021年10月15日

呼びかけ人(五十音順):飯島滋明(名古屋学院大学)、大脇雅子(弁護士)、小野万里子(弁護士)、

            田巻紘子(弁護士)、中谷雄二(弁護士)、本 秀紀(名古屋大学)

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TOYOTA議員立候補断念 もう一つの視点

2021年10月15日 08時19分05秒 | トヨタ自動車

9月1日夕、愛知県公館で、全トヨタ労働組合連合会(全ト)の鶴岡光行会長が、カーボンニュートラル(CN、温室効果ガス実質排出ゼロ)への要望書を大村秀章知事に出した。傍らには自民党県連会長・藤川政人参院議員のほか公明、立憲民主、国民民主の与野党国会議員。鶴岡氏は「スピード感を持って対応するには超党派の取り組みが必要」と強調した。

全トヨタ連合会はいつから権力者の側に鞍替えしたのか?                                           

 それは遠の昔からですよ。とよだ財閥は政治とは距離を置いてきた歴史はありましたが、それは建前で、労働組合を利用して「とよだ党」を立ち上げ50年に渉り政治に影響力を持ってきました。しかし労働組合員は駒扱いにされて、特定政党の支持を押し付けられ、政党選択の自由を奪われ、政治への無関心層を増やす結果になっています。

TOYOTAが出た、奇襲作戦!                                                    

 「とよだ党」候補を立候補断念させたのは誰だ!昨日まで事務所に紅白の幕が張られて戦闘態勢になっていたのに、告示6日前の14日豊田市内で記者会見をして、衆院選に立候補しないことを明らかにしました。理由は「自動車産業が直面する課題に取り組んでいく責任が特に重い選挙区(愛知11区)とであり、地域を二分する政党間の(自民党と)争いに終始すべきでないと判断した」というのである。

えええ待てよ!                                                            

 自民党に代わる政権を目指してきたことを投げ出し、自民党が当選できるように席を譲ることにしたとも読めますね。これは誰の考え!全トヨタ連合会に加盟する身として聞き捨てならぬ判断です。組合員を置き去りにして恥をかかせ、いったいだれが責任を取るのですか。

 これは候補者の判断でも、全トヨタ連合会の判断でもなく、トヨタ自動車株式会社の「とよだ社長」の判断であることは間違いないことです。だから予てから全トヨタ連合会は組合の「顔」をしているだけであり、とよだの権力に乗っ取られ牙のないライオンに飼いならされていると。労働組合の体をなしていないのです。                                                 

 

 

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トヨタ社員労災認定裁判 認定確定です

2021年10月01日 10時31分10秒 | トヨタ自動車

9月16日に名古屋高等裁判所は、トヨタ社員の労災認定を認める判決を出していましたが、上告期限の9月30日までに国は上告しなかったことが分かりました。これで一審の判決を取り消し確定しました。

詳しくは9月16日・18日のブログ記事を拝読ください。

ご支援くださった皆様本当にありがとうございました。

トヨタ・関連企業で働く皆さんの労働安全衛生を見直し安全安心して働ける環境を前進させましょう。

すべての労働組合は実効性のある施策を実施しましょう。

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