全トヨタ労働組合(ATU)

トヨタ自動車および関連企業で働く労働者の企業横断型労働組合です。一人でも加入できます。

全トヨタ労働組合春闘第1回団交『具体的要求』

2007年02月17日 19時50分46秒 | Weblog
組合員の皆さんへ
具体的要求について(詳細は執行委員会にお聞きください)

2007年度・春闘要求書

標記の件につき下記のとおり要求しました。


(1)賃金の引き上げについて
  ○個別要求方式です。
(2)一時金について
  ① 年間要求方式(夏季・年末)とする。
  ② 要求月数:年間7.2ヶ月(新基準内賃金で算定する)。
  ③ 月数配分 夏季3.6ヶ月、年末3.6ヶ月とする。
  ④ 配分項目別内訳 基礎賃金比例額と基準額+加算額の比率は80:20と    する。
  ⑤ 成績査定は行わない。
  ⑥ 支払日 夏季7月2日 年末12月3日とする。

(3)諸手当引き上げについて
  ① 所定時間外手当て現行130%を140%に引き上げること。
  ② 深夜勤務手当て現行30%を50%に引き上げること。
  ③ 時間帯手当て現行25%を35%に引き上げること。

(4)再雇用者の(スキルドパートナー)賃金引上げについて
  ① EX級以下の再雇用者の賃金を月6万円引き上げ企業憲章に照らし「差     別」を是正すること。
  ② 実施期日 2007年4月1日とする。
(5)組合員の人事処遇について

(6)トヨタ自動車が直接雇用している非正規社員の待遇について
  ① 正社員の登用人数を積極的に引き上げること。
  ② 時給100円アップを要求する。
  ③ 実施期日 2007年4月1日とする。

(7)組合活動の権利について
  ① 組合機関紙等の掲示板設置を要求する。
  ② 会社敷地内での機関紙3号の配布を要求する。

(8)病気への勤務配慮について
  ①E組合員の病気に対し、主治医・産業医の意見を考慮して「常昼勤の職場」   に配置換えを直ちに行うことを要求する。
  ②以下の点をお聞きします。 
   ○主治医の診断書をどのように理解しているのかの所見を求めます。
   ○産業医はどのように指示しているのか所見を求めます。
   ○所属上司はどのように対応されているのかお聞かせください。
(9)団体交渉について
  ① 第2回の団体交渉を2週間以内に開催すること。
(10)回答指定日について
  いずれについても後日申し入れる。
以上
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控えめな春闘要求

2007年02月17日 18時53分54秒 | Weblog

2月15日付けの日経の社説で、今春闘における大手自動車の各単組の要求水準について触れています。

その記事の一部だけ引用します。

以下引用
社説1 控えめな主要労組の賃上げ要求(2/15)
 春の賃金交渉を引っ張る金属労協(IMF・JC)に加盟する自動車総連傘下の主要労組は14日、経営側に賃上げ要求を出した。電機連合傘下の労組も15日に要求を出す予定である。全体の賃金交渉に大きな影響を与える両産業の主要労組の要求水準は総じて月例賃金については控えめである。国際競争力の維持、強化を重視する経営側への配慮が感じられる。

以上

経営側の配慮とは、労働組合がご遠慮していると指摘しているととるべきでしょう。意図や思惑はどうあれ、日本の労働者とりわけ自動車産業の労働条件の底上げが、日本の労働者総体の底上げにつながると解釈していいのでしょう。

引用再開
 例えばトヨタ自動車の労組の要求額は定期昇給を除いて1500円の引き上げである。昨年、久しぶりに要求して1000円の満額回答を引き出し、今年は要求を500円高めた。しかし2007年3月期連結決算で1兆5500億円の純利益を見込む同社の業績と比べると、かなり自制しているようにみえる。

以下中略

トヨタ労組はとりわけ自制しているとの指摘は、多くの労働者もそう思ってきたでしょう。鋭い指摘です。

以下引用再開

 経済の拡大基調を持続するには、雇用者の所得を適切に増やして好循環を生む必要がある。大手企業の労使は産業全体の分配のあり方を見直し、非正規労働者の処遇改善などにも目を向けるべきだろう。

以上引用終了

分配のあり方を見直すのは、労働者間に限定するとしたら、いろいろ意見も出ますが、非正規労働者の処遇改善などは大賛成です。

皆さんはどのようにお考えなのでしょうか?

以下全文は下のアドレスへ  
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20070214MS3M1400314022007.html
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自動車総連07春闘要求一覧

2007年02月17日 11時53分00秒 | Weblog

自動車総連(加藤祐治会長)のHPに掲載された、単組の要求動向を紹介します。
これについては、15日付の新聞各紙にも紹介されていますし、日経などは社説で今までにない主張をしています。

2007生活闘争 拡大戦術会議登録組合 要求内容(賃金・一時金)

    年齢 勤続 扶養 組合員数 平均賃上げ  一時金(ヵ月)
トヨタ 38.4 18.0 1.2 57,769 8,400円 5.0+79万円
日産  41.0 19.1 1.4 30,401 7,000円 6.3
本田技研 41.9 20.3 1.3 39,744 1,000円 5.0+1.6(6.6)
三菱自工 38.4 16.2 1.1 10,529 - 3.6
マツダ 39.4 18.1 1.2 19,166 1,000円 5.8
ダイハツ 35.2 14.0 1.1 10,651 1,500 5.8
富士重工 36.4 17.1 1.0 11,687 1,000 5.0
いすゞ 37.5 16.9 0.9 6,338    1,000 5.3
スズキ 37.5 16.1 1.1 12,339 1,000 5.9
日野 32.8 11.0 0.8 7,474 5,463 5.0
ヤマハ 40.6 18.0 1.2 8,779 1,500 6.2
曙ブレ 40.1 18.3 1.3 2,112 +2,000 5.8

メーカー11組合38.1 16.8 1.1 214,877
(合計)
12登録組合38.3 16.9 1.1 216,989
(合計)

とりあえず、以上のような数字をお眺め下さい。

詳細は、以下のサイトを訪問していただいた方がよろしいかと思われます。

http://www.jaw.or.jp/struggle/struggle2007/02.html



 
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自動車総連の要求

2007年02月17日 08時32分07秒 | Weblog

JILニュースからです。

2月14日、春闘相場の牽引役を担う自動車総連加盟の大手自動車メーカー労組が「 2007年総合生活改善」の要求書を会社側に提出しました。
 自動車総連の加藤裕治会長は記者会見で、「今年の春闘は国民全体の期待が強く、注目も高い。自動車総連として積極的に役割を果たし、期待に応えたい」と述べ、彼らなりに月例賃金の改善と相場波及の実現に強い意欲を見せています。

この記事の全文は以下参照
http://www.jil.go.jp/kokunai/mm/kumiai/20070216b.htm

さらに自動車総連のHPは以下へ

http://www.jaw.or.jp/struggle/struggle2007/02.html
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