企業内のトヨタ自動車労働組合(鶴岡委員長)の評議会ニュースがまた私たち全トヨタ労働組合を紹介宣伝してくれてます。
ありがたいことですが、少し正確さを欠いています。私たちは政党からは自立しており、「共産党系」という古いレッテル張りは、愛労連さんや西三河南地域労働組合さんに対して失礼ですし、「巧みに勧誘」なんて「壷売り」と誤解されるような表現は慎むべきでしょう。連合の中心的産業別組織の自動車総連の最有力組合のトヨタ労組がこんな文書を出しているなんて、私は当事者なら恥ずかしくなるのですが皆さんはどう思いますか?
以下紹介します。
評議会ニュース
2007・1・30(火)発行
当面の対応について
組合員への重大メッセージ
昨年1月に、トヨタとトヨタ関連企業で働く労働者(非典型労働者を含む)を加入対象とする新たな労働組合(全トヨタ労働組合)が結成され、トヨタ労組の組合員2名が、当該労組に加入しました。そして当該労組の連絡先が、愛労連(※)系の西三河南地域労働組合総連合となっていることなどから、当該労組は、私たちトヨタ自動車労働組合とは基本的な考え方が全く異なる団体であり、私たちがこれまでの歴史を踏まえ大切にしてきた、労使相互相互信頼・労使相互責任をはじめとした考え方を根本から否定する組織であることを皆さんにお伝えしました。
(06年1月31日発行評議会ニュース「組合員への緊急メッセージ」ご参照)
今回は残念ながら、新たに当該労組が私たちの仲間であるトヨタ労組の組合員(更に+1名)を巧みに勧誘し、当該労組に加入させた事をお伝えしなければなりません。
彼らは確実に自組織の拡大を図っており、今後は、同じトヨタで働く期間従業員、派遣社員の皆さんも含めた勧誘活動を進めるなど、私たちの会社生活、地域生活を脅かす様々な活動を行ってくる事が考えられます。
こうした点を踏まえ、私たちがなすべき事は、「これまで築き上げたトヨタの労使関係」および「トヨタで働くすべての人の幸せを実現していく」という考え方を阻害しかねない彼らの行動に対して、今まで以上に「毅然とした態度をとり、私たちの組織を守る」と言う気概を持って行動をすることです。
皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いします。
※愛労連:共産党系の労働組合であり、連合愛知(トヨタ自動車労働組合の上部団体)と対立する組織
2007年1月26日
トヨタ自動車労働組合
執行委員長 鶴岡 光行
以上