トヨタ関連４社の動向

トヨタ自動車の関連部品メーカー四社は、２月２日発表の前年４月から１２月期における連結決算は、増産によって４社とも増収だったことが明らかにされています。しかしながら、昨年の同時期にリコールに伴う損失や原材料の高騰によって、
収益も圧迫されており、今後の部品メーカーの行方は必ずしも楽観視できないことも明らかになりました。

４社とは、東海理化、大豊工業、中央発條、愛三工業の４社です。いずれも協豊会グループの中核部隊の役割を果たしています。

詳細は以下参照のこと

http://www.chunichi.co.jp/00/carnews/20070203/ftu_____carnews_000.shtml

愛知県知事選挙の結果

２月４日におこなわれた愛知県知事選挙は、現職の神田氏が、石田氏、阿部氏を破って三選という結果になりました。中盤ぐらいまでは神田氏が石田氏を１５ポイント程度引き離していたといわれますから、最後は石田氏の追い上げで神田氏も安らかな気分にはなれなかったことと思います。

石田さんは、連合愛知と民主党愛知の全面支援をバックにこの選挙に臨みました。犬山市長の時代から、改革派市長として名を売ってきました。全体としては、顔が小泉さんとよく似ていますが、道州制や官から民など私からすれば「新自由主義」的な考えではと思われるところもありましたし、本来は保守の人だったのでしょう。ただ、この人の教育論には耳を傾けるべきところは多々あり、それが革新県政の会の中でもある程度の幻想を抱いた人がいたのでしょうね。

ただこれも、連合愛知・愛知民主党の横やりによって、正規の話し合いを認めないという態度に走ったため、阿部さんを革新県政の会が擁立した経過があります。

阿部さんは、元愛労連議長であり現在は労働相談センターの所長です。高浜にあった石川合板の労組委員長を長くやってきました。その意味では私たちの考えと阿部さんの政策は最も近かったといえます。また私たちが加入している、西三河南地域労連は政策的一致ということから議論の末、阿部さんを推薦しました。ただしこれはしばりのない推薦でしたから、それ以上のことは要求されていません。

ＡＴＵの選挙方針は、政党を排除するものではありませんが、スタンスは対等の立場をとり、政治活動の自由は認めつつも、選挙活動そのものを積極的に担う立場にはたっていません。これは将来もかはわかりません。だから今回の選挙も自主投票にしています。

ところで結果をどう受け止めるかです。石田さんが負けたのは、知名度不足と女性に神田さんほど浸しなかったからです。組織戦としては全ト労連と創価学会の激突もあったのでしょう。

この中で、私たちが考えなければならないのは、２大政党のくびきから人々を解放して、あらたに第三極を形成することです。そのためにはどんな努力が必要なのかを考える必要があります。

今回の選挙で、柳沢さんは遅かれ早かれ辞職するでしょう。安倍壷三内閣もまず年を越えることはないでしょう。おもしろい季節がやってきそうです。

仲間　健