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日本もガザへ人道支援船を送ろう

2010-06-16 | 政治
イスラエル軍兵士が、ヨーロッパの人たちがトルコからガザへの人道支援物資を運ぶ6隻の船を公海上で襲撃し、拿捕したことは、世界中の人々の憤激を買っている。しかもトルコ人ら9人を射殺し、数十人に怪我を負わせた。明らかに海賊行為であり、あらゆる国際法に違反している。国連が調査団を送ることを決めたが、イスラエルはそれを直ちに拒否し、イスラエル政府が調査団を組織して調査することにしたという。泥棒が自分で調査をするというのだから、驚く。そんな調査団の報告など、見る前に中身が見えてくる。

 トルコ政府が求めた国連安保理では、アメリカがイスラエルの肩を持ち、結局イスラエルに対する制裁決議はできなかった。オバマ大統領ははっきりとアメリカにいるユダヤの資本家たちに従うことを明らかにしたわけだ。

 しかし、世界の多くの人たちは納得しない。イスラエルはガザの人々を監獄同様に狭い土地に押し込めて、あらゆる人の人権を蹂躙し、辱め、生きる望みを奪ってきた。半年前には、ミサイルと爆弾と白リン弾を雨あられと降り注ぎ、1400人以上の人を殺し、何万人という人を負傷させた。そして爆撃の恐怖の底に人々を突き落とし、精神的に多くの人々を狂わせてしまった。イスラエルにそのような人権侵害を許す理由は何もない。今すぐにガザを開放すべきだ。

 昨日、イラン政府がガザへの支援船を2隻出港させたと発表した。イランはパレスチナへ武器も支援したこともある。アラブの強硬派のイラン船をイスラエル軍が襲撃したら、何が起こるだろうか。新たな中東戦争が起こりかねない。イスラエルはむしろイランと戦争をしたがっている。これこそ良いチャンスと、かならず襲撃するだろう。イランの反応が心配だ。

 そんなときに、海上自衛隊がソマリア沖の海賊対策に増派する計画があるという。ソマリア沖で海賊対策をするなら、ぜひとも人道支援物資を運ぶ船をイスラエルの海賊から守ってはどうか。これこそ人道支援につながる。イスラエルの不正に鉄槌を下すべきだ。いや、やはり自衛隊は日本の海から出て行かない方がいい。自衛隊ではなく、日本からも、あらゆる国からも次々とガザへ支援船を送りだそう。イスラエルが対応できなくなるほどに。

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